未熟なカメラマン さてものひとりごと

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アサギマダラに再び出会った! 鳥取県大山 その2 平成26年10月25日(土)

2014-10-28 21:30:28 | 昆虫

桝水高原天空リフト 

鍵掛峠の絶景を堪能したあと、次に向かったのが桝水原です。途中の大山環状道路はヘアピンカーブが連続するところもあり、運転には細心の注意が必要です。駐車場に車を入れて、すぐに大山桝水高原天空リフト乗り場に向かいました。料金は往復700円、所要時間は片道8分ほどです。とにかく暖かくて気持ちがよかったので、衝動的に乗ってみたい気分になったのです。今日は天気も良いし上に行くと、いい写真が撮れるかもしれないという期待もありました。

リフトは二人乗りで裾野に沿って緩やかに登っていきます。高さは、足が地面につくほど低くて安心です。足元にはマツムシソウのブルーのお花畑がつづき、両側にはススキの美しい原野も見えます。終点に着くと、まず眼下に広がる眺望を楽しみます。美保湾や遠く隠岐の島も見えるそうですが、遠くになるほど白く霞んでいて、はっきりとはわかりませんでした。 



遠くは隠岐の島まで見える展望台

一段落すると、さらに階段を登って横手道(大山古道)まで出ました。思えば数年前、大山寺までウオークを楽しんだこともありました。今日あたりは、黄葉も進み、さぞかし気持ちのよいことでしょう。ここからは、樹木に阻まれてなかなか頂上付近の様子はうかがい知ることはできませんが、実は一角だけ、見渡せる場所がありました。そして15分ほど滞在の後、降りることにしました。

下る途中で、マツムシソウに停まる蝶たちを観察していましたが、終点付近で大型の一匹の蝶が目に留まりました。リフトから降り、急いで近づくと、何とその蝶はアサギマダラでした。ここで会えるとは、まさに感動でした。リフトの係の人が「この蝶のこと、ご存知ですか?」と訊ねたので、「はい!渡りをする蝶ですよね!」ということで、少しだけ話をしていただきました。なかなか羽を開かないので、苦労しましたが、一度だけ開いた瞬間がありました。この蝶は人間を怖がらず、飛び方も優雅。体の色もアサギ色でとても美しい蝶です。

私がこのアサギマダラに出会うのは人生で2度目です。最初は数年前の9月の終わり頃、広島県世羅町の世羅高原農場でダリアを撮影していたときでした。動作がゆっくりしているので撮影は比較的容易でした。帰って種類を調べていくうちに、渡りをする蝶だと知りました。記録では2000キロ以上移動した例もあるそうです。どこにそのようなエネルギーがあるのか不思議でなりません。フジバカマの蜜を好むそうなので、一時、自宅に植えようかと思ったほどです。
さきほどの親切な係の人によると、ここ数日この付近で姿を見せているとのことでしたが、早く飛び立たないと、冬が来てしまうと、そのことが心配になりました。とにかく憧れた蝶に出会うことが出来て、最高にうれしい一日となりました。



アサギマダラ その美しさと優雅さに魅了されます。
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