未熟なカメラマン さてものひとりごと

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平成26年(2014)全国高校女子駅伝 有名校の実力を探る 神村学園(鹿児島)の巻

2014-11-27 21:31:56 | 駅伝

昨年の大会から NHKテレビより

全国高校女子駅伝有名校の実力を探る、今回は予選会第3位のタイムを出した鹿児島県代表の神村学園を取り上げたいと思います。(例によって敬称略、過去の駅伝記事はカテゴリーから「駅伝」を選択ください。)

まず、学校の紹介です。神村学園高等部は鹿児島県いちき串木野市にあり一貫教育を柱とする私立の学校です。前身は、昭和31年に創設された「串木野女子高等学校」で創設者は現理事長の神村勲氏です。平成2年に「神村学園高等部」と校名を変更、その後中等部を併設するなど、拡大をつづけ現在は、全体で2,500余名が在学しています。

「人柄教育」と「個性教育」との人づくりを教育の根底においています。「日本一、神村学園ではそれができる、なぜなら、最高の指導者と施設・設備と学校のやる気があるから」とのことばが、学園長のあいさつにあり印象的でした。

それでは、まず最近の全国大会での成績をみてみましょう。 
19回(2007)6位 1.08.51
20回(2008)9位 1.09.19
21回(2009)4位 1.09.31
22回(2010)4位 1.08.58
23回(2011)15位 1.09.55
24回(2012)8位 1.08.23
25回(2013)14位 1.10.01


それでは、昨年の全国大会の成績を確認しておきましょう。学年は当時
総合タイム 1.10.01 14位
1区 野添佑莉  2年 区間12位 19.42
2区 飛松春香  2年 区間13位 13.15
3区 永末百恵  3年 区間15位 10.09
4区 倉津円歌  3年 区間34位 10.05
5区 前之原瑠衣 2年 区間17位 16.45
県大会を部員7名と少ない人数で乗り切りつかんだ都大路への切符でした。5人のメンバーの内、ひとりでも故障者が出たら大幅に順位を落とすところでした。全員が鹿児島県内の中学校出身というところに好感が持てます。

次に、第29回くらよし女子駅伝大会の成績を確認しておきましょう。昨年との比較です。
総合タイム 1.09.30 第4位 ← 昨年 1.09.59 第5位
1区 野添佑莉(3) 18.58 1位 ← 野添佑莉18.54 2位
2区 飛松春香(3) 13.27 3位 ← 飛松春香13.37 6位
3区 谷口 愛(1) 10.20 7位 ← 永末百恵10.21 8位
4区 松下茉由(1) 10.26 8位 ← 倉津円歌10.18 6位
5区 前之原瑠衣(3)16.23 3位 ← 前之原瑠衣 16.49 6位

昨年の順位は、1位・豊川、2位・興譲館、3位・柏日体、4位・立命館宇治、5位・神村学園、6位・大阪薫英女学院の順でした。
今年の順位は、1位・豊川、2位・大阪薫英女学院、3位・立命館宇治、4位・神村学園、5位・北九州市立、6位・興譲館、7位・柏日体の順でした。タイム、順位ともアップしています。昨年に比べて前之原瑠衣の健闘が光ります。駅伝強豪校と堂々と渡り合える実力です。1年生の二人が大会までに順調に力を伸ばせば、さらなる上位が期待できます。

次に本年度の鹿児島県の予選会の成績を見ておきましょう。
総合タイム 1.08.58 1位 
1区 野添佑莉(3)  19.48 2位
2区 飛松春香(3)  13.20 1位
3区 谷口 愛(1)  09.39 1位
4区 荒武志織(1)  09.54 1位
5区 前之原瑠衣(3) 16.17 1位
1区は実力者、野添佑莉でしたが、鹿児島女子高校の倉岡奈々に20秒の差をつけられてしまいました。2区以降はすべて区間1位で、最終的には1分41秒の大差をつけての圧勝でした。19年連続22回目の出場です。

次に、全九州高等学校駅伝の結果を見てみましょう。昨年との比較です。
H26.11.16 総合タイム 1.08.26 第1位 ← 昨年 1.08.48 第1位
1区 野添佑莉  19.05 2位 ← 19.35 野添佑莉 2位
2区 飛松春香  13.26 1位 ← 13.03 飛松春香 2位
3区 谷口 愛  09.41 2位 ← 09.50 永吉百恵 3位
4区 荒武 志織 09.50 1位 ← 10.04 倉津円歌 3位
5区 前之原瑠衣 16.24 1位 ← 16.16 前之原瑠衣 4位
県の予選会と比較し、コースは違うもののタイムをさらに短縮しました。2位の北九州市立に1分22秒の大差をつけての圧勝でした。まさに九州NO1の実力を見せつけた感じです。

次に3000mの持ちタイムをみてみましょう。
野添佑莉  9.14.72
飛松春香  9.25.88
前之原瑠衣 9.26.51
谷口 愛  9.54.23

昨年は、部員たったの7名の少数精鋭で臨んだ大会でしたが、今年は、荒武志織、西郷優花、谷口愛、中島愛華、松下茉由も入部して一安心、チーム内のメンバー争いが全体にいい影響を与えています。
暮れの布陣は、全九州大会とまず同じと思えますが、実力者・野添佑莉がいる本年が上位を狙える好機の年です。1年生は、谷口愛、荒武志織、松下茉由と好調な3人がおり、昨年度に比べて少し余裕のある布陣となりそうです。熱血・有川哲藏監督のもと全国大会まで、故障者を出さないように万全の態勢で臨んでもらいたいと思います。
コメント
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