未熟なカメラマン さてものひとりごと

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平成26年高校女子駅伝 有力校の実力を探るその1 豊川高校の巻

2014-10-29 20:35:07 | 駅伝

美星町のさわやかな秋空。日本の星空の美しい町3選に選ばれています。本文とは関係ありません。

いよいよ、暮れの都大路まであと2か月あまりとなりました。11月2日頃までには各都道府県の予選会も終了するようですが、結果が楽しみですね。そんな中、今年も有力校の実力を分析してみたいと思います。(例によって敬称略とさせていただきます)

まずは、昨年の優勝校、愛知の豊川高校を取り上げてみたいと思います。 

豊川高校の最近の話題というと、何をいっても、男女合わせて優勝5回に導いた森安彦監督の退任です。上のステージを目指したいと、次の目標を、低迷する実業団チーム(ユタカ技研駅伝競走部)の駅伝入賞を掲げ貢献したいというのがその理由のようです。豊川高校では、わずか5人で出発した女子駅伝部の創立以来、試行錯誤の過程が最も楽しかったとのことですが、そういえば、興譲館高校の森政監督も同様に、上のステージを目指し、実業団(TOTO陸上競技部)で指導したいと退任しています。高校女子駅伝の顔ともいえる二人の監督の姿が、今大会から見ることができないのは寂しい限りです。

豊川高校、幸いにも後任には、実績のある森氏の知人・深山弘樹氏が務めています。各大会の選手の成績も順調のようですので戦力的には、特に問題ないと思われます。

昨年の全国大会の結果は以下のとおりでした。(学年当時)区間順位 
タイム:1時間6分54秒 優勝
1区 関根 花観 (3)3位 
2区 堀  優花 (2)2位
3区 加治屋ななこ(3)1位
4区 榊原 海紗 (2)5位
5区 鷲見 梓沙 (2)2位

2位 興譲館に、57秒の大差をつけての完全優勝でした。

次に、昨年10月6日に行われた「南部忠平杯第28回くらよし女子駅伝」の成績をみてみましょう。
タイム:1時間7分56秒 大会記録(学年当時)
1区 関根 花観 (3)1位 区間新
2区 加治屋ななこ(3)3位
3区 酒井 愛菜 (3)5位
4区 堀  優花 (2)1位
5区 鷲見 梓沙 (2)1位 区間新

次に、今年10月5日に行われた「南部忠平杯第29回くらよし女子駅伝」の成績をみてみましょう。
タイム:1時間8分51秒
1区 猿見田 裕香(1)4位
2区 森藤  凪 (2)10位
3区 滝 紋奈  (2)4位
4区 田中 美帆 (2)5位
5区 鷲見 梓沙 (3)1位



笠岡ベイファーム付近で見かけたネコ 本文とは関係ありません。

くらよし女子駅伝、昨年と同じく優勝でしたが、タイム的には55秒遅く、しかも昨年は常に1位をキープする独走でしたが、今年は最終区でやっとかわすという苦しい展開でした。ただメンバーを見ると、実力者の山田日菜野や堀優花は入っておらず、1.2年生主体で様子を見る余裕のオーダーだったのかもしれません。
1年生の猿見田裕香は、石川県の金沢市立西南部中学の出身で昨年の都道府県対抗女子駅伝では、3人を抜いて区間10位の成績を残しています。チームでは一番の成長株のようであり、メンバー入りは間違いないと思われます。

次に、3000mの持ちタイムを見てみましょう。
鷲見 梓沙 9.01.19
山田日菜野 9.15.78
猿見田裕香 9.19.86
堀  優花 9.22.49
田中 美帆 9.37.32
滝  紋奈 9.38.95
森藤 凪  9.41.41

アバウトですが、上位5名の平均タイムは、9分19秒になりました。昨年の大会前の平均タイムが、9分12秒でしたので、それよりは、やや低いレベルですが、ここにきて追い上げていると思いますので期待もできます。
山田日菜野は、一昨年の東海地区で2区、昨年の県大会で3区を走っていますが、未だ都大路の経験はありません。今年は、かなりいいタイムを出していますので、メンバー入りは間違いないでしょう。鷲見梓沙、堀優花とのトリオで最後の大会をどのように飾るか楽しみです。

ただ、不安材料は、5番目の起用です。上位4人とかなりタイム差がありますので、監督も悩ましいところではないでしょうか。
また、高校生NO1の鷲見梓沙は、大阪薫英女学院の高松望ムセンビとどのような戦いをするのかそれも楽しみのひとつです。

次回は、大阪の薫英女学院高校を取り上げてみたいと思います。



美星町・中世夢が原付近にて 本文とは関係ありません。

コメント
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