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未熟なカメラマン さてものひとりごと

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矢掛観照寺の梅 平成27年3月7日(土)

2015-03-13 01:07:28 | 観光名所

ちょうど見ごろでした。

岡山県矢掛町の観照寺に今年も梅を見に行ってきました。残念ながらこの日は、朝から小雨模様でした。それでも出かけたのは翌日の日曜日が休日出勤だったので、観照寺に行くのは今年最後のチャンスと思ったわけです。
また、被写体として雨に濡れる梅に新たな発見があるかもと、少し期待もしていました。井原から国道486号を岡山方面に進み、矢掛町の洞松寺の案内板が見えたら、右折して橋を渡り、迷わず真っ直ぐ進むと右手にピンクの幟の立つ観照寺があります。  

いつも下の道の空地に車を停めて参道を歩きますが、さすがに今日は観光客も来ないだろうと、そのまま参道を進むとやや広い駐車場に出ました。駐車場から境内に向かうと、白い土塀越しに枝垂れの梅が見えます。そして小さな門を入ると満開の梅が迎えてくれました。よかったドンピシャリ。過去の経験から考えると観照寺の梅の見頃は、3月10日がベストと思われます。

当然ながら小雨が降っているので、傘をさしながらの撮影となりました。梅の見ごろは、7分咲きの頃と、よくいいますが、今日はまさにその状態でした、この観照寺には約30本の梅の木があるそうですが、特にこの境内にある5本の大きな梅は見事です。よく知られているのが、樹齢200年の臥龍梅です。幹が龍のようにくねくねしているのでそのような名が付いたようです。



ガラス越しに見る梅も風情があります。

先客は、夫婦1組と、ひとりの男性カメラマンのみでした。取りあえずひととおり撮って座敷にあがらせていただきます。こちらでは、住職(不在の場合は奥様)みずからお茶の接待があります。境内の梅の木すべてと室内にある梅の盆栽は、すべて住職が剪定されているそうですが、そんなに苦になるような話はありませんでした。

こうしてストーブが焚かれた部屋の中で、お菓子とお茶をいただきながら、ガラス戸越しに梅を鑑賞できるのもこのお寺ならではです。

こうして、梅を観賞したあと、せっかくなので吉備真備公園で、手打ちうどん保存会の皆さんのうどんを食べて帰ろうと思いました。注文したのは湯だめうどんです。讃岐うどんのようなこしの強さはありませんが、独特のやさしい感じの感触は、病みつきになりそうです。いつだったか仕事でつきあいのある倉敷の支社長さん、「こんなにおいしいうどんは初めて」と絶賛していました。ちょうどお昼の時間帯だったので、店内は、作業服をきた人や制服を着た人の姿も目立ちほぼ満席でした。食後、公園内を散策して矢掛をあとにしました。



吉備真備公園の館址亭のうどん店
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徳島県吉野川市美郷(みさと)の梅を訪ねて 2月28日(土)

2015-03-03 00:27:43 | 観光名所

山の中腹にある大畠酒造

2月の最終日、天気がよかったので、ドライブに出かけることにしました。行き先は、徳島県吉野川市美郷地区の梅林です。ネットで今まで行ったことがない梅の名所を四国地方で探してみました。すると、徳島県吉野川市美郷になんとその数16,000本の梅とあるではありませんか。

場所を確認すると、徳島県美馬市のもう少し南、距離的にも片道150キロと日帰りでも十分行けそうでした。井原の自宅を8時半に出発。瀬戸大橋を渡って高松西ICで一般道へ。国道193号線を南下し、高松空港方面から塩江温泉を通り美馬市へ。吉野川市に近くなる頃、梅まつりのピンクの幟が目に留まりました。その幟に誘導されるように進むと、道は随分細くなり、しかもかなりの急こう配です。対向車が来ないことを祈りながら辿り着いた先が、大畠酒造という梅酒の製造元でした。いただいたパンフレットには、「梅酒特区 美郷の地梅酒」とありました。

カメラを持った団体さんが入れ違いに帰ったあとなので、他に客はいません。いろいろお話も伺うことができました。それにしても山の中腹によくぞこのような立派なご自宅を建てられたものだと感心しました。ご主人、上の山から木を切ってと、いとも簡単におっしゃいます。冬には20㎝の雪が降ることもあるそうですが、この環境、さほど苦にならないようです。梅酒や梅ジュースの試飲もでき奥様(?)はなかなかの商売上手。機会があれば、11月の最終土曜日に開催される梅酒祭りにも是非来てみたいと思いました。肝心の梅林は、自宅の裏山や眼下の傾斜地にありますが、まだ2~3分咲きで見ごろは一週間ほど先とのことでした。梅の見ごろの時期、なかなかドンピシャで訪問するのは至難の業ですね。



天野梅園


天野梅園

休憩用のテーブルには双眼鏡も置かれていました。確かにここからの眺望は抜群です、覗くと眼下の様子や向こうの谷の様子もよくわかります。ご主人から今、開花の梅を比較的鑑賞できる場所として、天野梅園と西梅園を紹介していただきました。

お気に入りのドレッシングを2袋買って、次に向かったのが天野梅園です。大畠酒造から車で5分ほどの距離です。そしてその次に向かった西梅園もそうですが、この地区のいずれもが梅の生産者で、完備された駐車場や、販売所があるわけではありませんし、特に観賞用の梅もあるわけでもありません。ただ、起伏に富んだ山肌に植えられた白梅主体の梅林。のどかな景色ときれいな空気、そして山里の気分を味わいたい方にはおすすめです。

それではと、満開の梅林を帰りに見ようと次に向かったのが香川県高松市の栗林公園です。(つづく)



西梅園
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大三島を訪ねて その2 大山祇神社の国宝と尾道のネコ

2015-02-24 00:56:51 | 観光名所

大三島海事博物館

前回の続き
しまなみ海道大三島・大山祇神社の境内を散策したあと、折角なので宝物館を見て帰ることにしました。受付は、巫女さんでしたので、他の美術館・博物館とは雰囲気が随分異なります。
かねてから、日本一の武具館としてよく耳にしていましたが、何と全国の国宝・重要文化財の指定を受けた武具類の8割がこの大三島にあるそうです。

平安の時代から日本総鎮守としてあがめられ、義経や頼朝奉納の鎧を初め、刀剣類など館内には奉納された宝物がずらりとならんでいます。とくに鎧はショーケースに整然と並べられ、それらがすべて、国宝、重要文化財と朱書きされている様は、実に圧巻です。

私が特に興味を持ったのが、大太刀です。その長さは2m以上、さすがに腰に差すのは無理があるでしょう。巌流島の決闘で有名な佐々木小次郎のように背中に背負ったのでしょうか。宝物館には、海事博物館があり入口付近におおきな船のプロペラが飾ってありました。
最初は、戦艦か何か軍事関連のものかと思いましたが、展示品は実に平和的、純粋な瀬戸内海の動植物の標本が展示されていました。

昭和天皇が実際に観察に使用された白い船が館内の中央部分に置かれています。ひととおり見たあと駐車場に戻ることにしましたが、なんと外はいつのまにか時雨もよう。傘もないので小走りで帰りました。
大三島をあとにして、次に向かったのが坂の町尾道です。事前に調べておいた2号線沿いのカキ小屋で焼きガキを食べ、そのあと千光寺付近のネコを撮影して帰ろうと思いました。初めて訪ねたカキ小屋は、時間も午後2時を過ぎていたのでさほど混んでいませんでしたが、となりのテーブルで食べていた3人家族のそのカキの量には圧倒されました。



尾道浪漫珈琲のワッフル


海岸沿いの市営の駐車場に車を停め、商店街を目指します。千光寺への坂道を上がる前にお茶にしようと思いました。お店は、尾道に来たらかならず利用する「尾道浪漫珈琲」、このお店のワッフルがとてもおいしいのです。注文したのが、カスタードワッフルと紅茶、量も多いのでお腹も随分膨れます。

このあといざ散策開始です。ルートは天寧寺の境内を抜ける急坂コースです。五重塔が高々とそびえ、徐々に眼下に広がる尾道の町、すぐ向こうに尾道水道や尾道大橋も塔越しに見えて絶好のロケーションです。すぐそばを小さなロープウエイのゴンドラが通っていきます。さらに少し坂道を進むと、左手に公園があり、いました。ネコちゃんが数匹。どれも野良猫なのか、飼い猫なのかわかりませんが、それなりにふくよかな体型をしています。



猫たちに癒される

ベンチに座っている観光客の横に体をすりよせている様子が何ともかわいいことか。なにかやろうと、ごそごそしていると周辺から猫たちが寄ってきます。よく見て観ると、それぞれに顔が違ってかわいいものです。このあと千光寺まで歩きお参りをして、絶景を堪能し帰路に着きました。


千光寺からの眺望
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天空の城 備中松山城を訪ねる 11月3日 その2

2014-11-07 22:28:14 | 観光名所

途中で休憩する人々 眼下には高梁の町並みが一望

シャトルバスに乗ると、5分ほどで、ふいご峠に到着しました。ここからも車道はありますが、一般車は進入禁止となっています。天守閣まで歩いて約700m、時間にして20分ほどです。車道(途中まで)を歩いてもよいのですが、大半の人が山道を歩きます。まさに山歩き、いい運動というか日頃鍛錬していないと簡単には登れません。途中で座り込んでいる人を何人も見かけました。松山城といえば、まず一番にこのつらい山歩きを思い浮かべます。そして眼下に見え隠れする高梁の町並み、いかに高いか実感できる瞬間です。

備中松山城天守は、標高430mの臥牛山頂上付近に建ち、現存する天守を持つ山城としては最も高いところにあります。城は鎌倉時代にその起源を発しますが、今の天守の姿になったのは、1683年のこと、水谷勝宗が3年がかりで修築しました。山陰と山陽の東西の主要街道も交差する要地であるため、戦国時代は激しい争奪戦が絶えず、城主が目まぐるしく交替しています。

ところで江戸時代から現存する天守は、全国でたったの12城しかありません。弘前城(青森県)、松本城(長野県)、丸岡城(福井県)、犬山城(愛知県)、彦根城(滋賀県)、姫路城(兵庫県)、松江城(島根県)、丸亀城(香川)、宇和島城(愛媛)、松山城(愛媛)、高知城(高知県)、そして備中松山城(岡山県)。
このうち、国宝に指定されているのが、松本城、犬山城、彦根城、姫路城の4城で、他は重要文化財に指定されています。そしてすべてが日本百名城に指定され、姫路城は世界遺産にも登録されています。備中松山城は、12城の内、唯一の山城です。



石垣が見事です。

また備中松山城は、日本三大山城にも指定されています。ちなみに他の二つは、美濃岩村城(岐阜県)、大和高取城(奈良県)です。
さて息を切らしながら登ること20分、ついにお城の石段が見えてきました。そして左手には、漆喰の土塀、右手に立ちはだかる切り立った岩壁、その上を見るとそこにも漆喰の土塀がありました。幾重にも重なり合う石垣もまた見事です。



切り立った岩壁の上にも漆喰の土塀があります。よくぞこのような場所に作ったものと感心します。

石段を登って広場に出ると、甲冑姿の男性2名が、観光客の記念撮影に応じていました。ここから見るお城はとても見事です。天守閣は決して大きくありませんが、天守中央部分の唐破風出格子窓はとても優雅です。お城の周辺のカエデ類は紅葉しかけてとても絵になります。二重槽には初めて入りました。ちょうど係の人が来られたので、雲海を見る展望台はどのあたりか尋ねましたが、あの木製の展望台は確認できませんでした。

臥牛山周辺には野生の猿が多く生息しており、お城の主要建物の周囲には高圧の電柵が張り巡らされていました。それにしても観光客の多さには驚きます。これも同じく天空の城、日本のマチュピチュといわれる竹田城址ブームの有難い影響なのでしょうか。そのようなことを思いながら、天守をあとにしました。



小振りながら美しい天守です。
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天空の城 備中松山城を訪ねる 平成26年11月3日(月)

2014-11-05 22:41:45 | 観光名所

備中松山城展望台への登り口

先日の弥高山の雲海に気をよくしていた私は、岡山県のもう一つの名所、備中松山城の雲海も撮りたいと思うようになりました。まずは、現地の下調べということで、祝日の3日、出かけてみることにしました。ネットで得た情報によりますと、雲海の松山城を見ることができるスポットは一か所のみ。それは木製の2階建て展望台で、撮影できるスペースは、せいぜい6名が限度とありました。現地での案内板は特になく、駐車スペースも道路の反対側にせいぜい5.6台のみとありました。しかし駐車場から徒歩1分という立地といいますから有難いですね。 

 県北に出かけるときいつも利用する賀陽IC、高梁市内を抜けて行きますがその途中、国道484号線上で備中松山城展望台と書かれた案内板があることを記憶していました。確認してみるとその場所に間違いないようでした。その道は目的地まで舗装されていて対向車も容易に交わせる道幅です。しかし、これで合っているのか、通り過ぎてしまったかな、と思いながら疑心暗鬼で進んでいると、備中松山城展望台と書かれた小さな看板が目に留まりました。そして整備された山道を登るとすぐに展望台が見えてきました。



山の頂に見える山城 備中松山城

先客はお年寄りのご夫婦1組のみ。展望台に上がると遠く臥牛山頂上に小さなお城らしき建物が見えました。まさに山城という形容がぴったりです。よくぞあのようなところに作ったものだと感心します。この日は晴れたり曇ったりと安定しない天気でしたが、この時間は残念ながら曇り空でした。私の望遠レンズは、300㎜ですがそれでも十分に撮影できました。展望台の全面の樹木は一帯が切り取られ、展望台に登らなくても撮影は可能になっていました。とにかく場所が確認できたので納得し、それではと松山城天守閣に久しぶりに登ってみることにしました。

松山城への道は非常に狭く、対向車が来たらどうしようかと思う箇所がいくつもあります。そして城見橋公園駐車場へ着きましたがどうしたことでしょう。2つある駐車場はほぼ満車状態でした。係員の誘導に従って何とか停めることができました。ここからシャトルバス(往復300円 土日祝のみ)がふいご峠の駐車場までピストン送迎しているようです。係の人に歩いたらどのくらいかかるか尋ねると、「1時間はかかります。そこからさらに20分!」と聞いて仕方なくバスに乗ることにしました。

以前訪ねたときは、閑散としていましたが、この賑わいはどうでしょう。この日は三連休の最終日。天気もよかったので好条件がそろったということでしょうが、この多さ、やはり竹田城跡の影響もあるのだと思います。山城と雲海、その魅力が大勢の観光客を呼び寄せているのでしょう。満員の乗客をのせバスは、エンジンを噴かせながら細い山道を登って行きます。(つづく)



賑う城見橋公園駐車場 シャトルバスが運行しています。
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