毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 84

2014-04-09 23:59:59 | 

 

今回は(今回もでもあるけれど)通してみるとわやくちゃです。

分裂気味なのではと思われたらどうしよう。

部分部分を見ると偶然繋がっているのもなぜかあったり。

冊数だけは多いので、ざざざーといきましょう。

 

いつものように17ページの6行目をアタマから書き写しています。

あとは雑文です。

 

 

 

 

 作家の住まい/コロナ・ブックス編集部

 

 

 

 作家の家/コロナ・ブックス編集部

 

 

 

 作家のおやつ/コロナ・ブックス編集部

 

 

 

 

 三島由紀夫の家/篠山紀信 篠田達美

 

 

 

 

 まほろ駅前狂騒曲/三浦しをん

て感じじゃなかったぁ?」

 

 

 

 憂鬱たち/金原ひとみ

また飛び上がりそうになる。

 

 

 

 血族/山口瞳

名称を変えられてしまってからでも、めったには雨の降らない、気分のせいせいするような日で

 

 

 

 こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち/渡辺一史

 

 

 

 みんな大好きさっぽろのパン屋さん/すずきもも

 

 

 

 長友佑都 体幹トレーニング20/長友佑都

 

 

 

「読んだ」本より「眺めた」本のほうが多いかな。

コロナ・ブックス編集部の作家の○○シリーズ、これは観ていてなかなか面白い。

写真がとても魅力的。この「作家」というのも、いわゆる作家(文章を書く人)だけではなく、

広い意味でモノを作り上げる人のことを呼んでいます。

「作家の住まい」の中で、川端康成氏の家が緑がバックグラウンドが実に美しくて印象的。

(住みたいとは全然思わないけれど)静かすぎて怖くなりそう。

見取り図を見ると、浴室がないのよね。この時代は外だったんでしょか。

この鎌倉の家の近くに、あとで出てくる山口瞳さんの家もあったそうで、「血族」を読んでいたらひょっこり川端康成の家と出てきて驚きでした。

 

「作家のおやつ」の中で三島由紀夫の「おやつ」が載っていたのですが、

そのおやつよりも三島由紀夫邸での一枚の写真が気になりまして。

階段を上りきった広間のような空間に置いてあるアップライトのピアノと、ソファ。そこに座っている三島由紀夫。

この空間、こんなところでピアノを弾けたら、あるいはひっくり返って本を読めたら…。窓は全開で。

この家の写真はもっとないのかと探してみたら、「三島由紀夫の家」という、そのものずばりの写真集を見つけた。

いやぁ、豪華な邸宅だったんですね。どこまでお金をかけたのか…。

椅子から時計から置物からカーテンから、置いてある調度品に安物なんて見当たらない。

でも、なんだか見ていくうちに違和感がぞぞぞぞぞと。

私が子どものとき、例の自決事件があったんです。うっすらと覚えている。

それより、三島由紀夫を調べていると、生首や胴体部分の、つまり直後の画像が出てきますが、

割腹自殺しているのにどうして住まいは西洋芸術品のオンパレードなんだ?

例のピアノのある場所、あそこもちゃんと写真集に写っていて、あの空間は居間だったんですね。

コロナ・ブックスのほうではわからなかったのですが、写真集のほうでは別のアングル、

三島由紀夫が座っていたソファの位置から、居間の奥のほうを撮影した写真が載っていて、

先ほどから感じていた違和感がピークに。

大きな神棚が、祭壇が部屋の奥に設けられているんです。

ただし、これは生前からあったのか、死後設置されたのかはまるっきりわかりませんが。

三島事件は1970年、この写真集の発行が1995年。

なのに、全体を通し緊迫感がいまだ漂っているというか、写真を通しひりひりざわざわした空気が伝わってくるような本でした。

 

三浦さんは好きなんだけど、どうもこの「まほろ駅前シリーズ」は…。

結局最後まで読んでしまったけど、どうもドタバタ。

 

すすめられ初金原さん。

17ページの6行目にとんでもない言葉が出てきたらどうしようとハラハラしてしまいました(笑)。

好き嫌いが分かれる作家さんかも。私はまだ1冊しか読んでいませんが、大丈夫。

大丈夫というのもなんですが、性的妄想&表現が「うわっ!うわっ!」とでてくるのだけれど、その陰に隠れて

この人の持つ質というか玉?簡単にいうと才能か?、この感性と文のリズムは好きだよなと。

そういえば、角幡唯介さんもブログに金原さんの「マザーズ」のことを書いていた記憶が。

次の一冊って結構大事なポジションかと。またすすめてください~。

 

 

再再読の「血族」。

きっかけは「作家の家」に山口瞳さんのお宅が載っていて、それで、「あぁ、血族読み返したい」と。

これって山口瞳氏のほぼ私小説で、前半は回想、後半には母の家系や生い立ちの秘密がどんどん解き明かされてゆく。

前に2度読んでいますが、やはり細部は忘れていて、柏木田遊郭を見つけるあたりは覚えていない。

私としては父方の親戚を訪ねる場面が何度読んでも好きで、それが最後の2行に繋がって行く。

再再再読もいずれまたありでしょう。

 

 

筋ジス鹿野さんを覚えてられる方は多いのでは。特に札幌市民、西区民は。

鹿野邸に2度ほど行ってきました。

行くといっても遠くから眺めただけですが、それでもある種の感慨が。

渡辺さんも書いていますが、鹿野さんの住んでいた家の前にか大きな公園があり、その後ろにはくっきりと三角山です。

改めて身近なところに住んでいたんだなぁと。住んでいたのに何もできなかったなぁと。

 

長友さんの本は先日書いたので。くわしくは こちらです。

みんな大好きさっぽろのパン屋さんはぱらぱらめくって終了。

パンも本もその人の好みに大きく左右されます。

言えるのは、好みのパン屋さんが近くにあると、嬉しいけれど体重管理に困ります(笑)。

食べるために走らなければ(笑)。日々是グリコーゲン消費だな。

 

以上、あぁなんだかいっぱい書いた気がする17ページ6行目84でした。