毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 85

2014-04-19 23:56:56 | 

 

どこかへ出かけたかったんだけど、ちょっと疲れ気味。

本を読みながら、ストレッチや足首足裏マッサージをするんですけど、

これがなかなかすごい格好となります。

でもね、この読みながらストレッチとか筋トレって時間の有効利用というか、一石二鳥だと思うのですが。

 

 

またこのシリーズの日がやってきました。10日なんてあっという間です。

いつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目を書き写しています。

あとは雑文です。

 

 

 

 北極男/荻田泰永

が変化します。

 

 

 

 湿地/アーナルデュル・インドリダソン 柳沢由美子=訳

て食べ物がまわるのを見ながら、これよりも味気ないドラマをテレビで見たことがあるような気が

 

 

 

 悪魔の涙/ジェフリー・ディーヴァー 土屋晃=訳

 四番通りとD通りの角、ひっそりと立つカエデの木の脇で、ハヴェルはふと立ち止まると手に

 

 

 

 家族ファミリー/山口瞳

 私は、いま、そのことを書こうとしている。母は、ときに、うっかりして藤松楼の名を口に出

 

 

 

 スポーツで心臓が止まる時/海老根東雄

たので、かつての宗主国・フランスとのパイプは太いようです。

 

 

 

さて、南極ではなく北極の荻田さん。

荻田さんの名前を知ったのは、角幡さんのアグルーカの行方

このとき、角幡さんと一緒に極寒の北極圏を1600キロ踏破したのが荻田泰永さんです。

なんと、そのときの様子の動画を見つけてしまった。

重いソリを曳きながら歩く二人の姿が映っています。

本の中で乱氷帯と何度も出てきますが、観て納得。こんなところをソリでスキーで越えたんだと嘆息してしまいます。

クマやジャコウウシも映っていて、アグルーカの行方を読んだ人も読んでいない人も、

北極をソリを曳いて歩くイメージがつかめるのではないかと。

カメラマンは同行せず角幡さんと荻田さんだけなので、「これはどうやって映したんだ?」と考えてみたり。

 

 

 

 

で、その荻田さんは今現在単独で北極点に向い歩いている真っ最中です。

今、世界で最も北極点に近い日本人冒険家

 

あ、で、この本ですが、読みやすかった。

角幡さんの本は言葉使いがちょっと難しいところがあるけれど、荻田さんはのほほんとしているというか、

これだけネタがあるのならもっともっと書けばいいのに。

生還を祈ってます。

 

 

 

湿地は、内容が暗く重いのですが、

ミステリってあまりこみいってしまうと私のレベルではついていけなくなるのに、

これは大丈夫、話の流れを最後まで把握しながら読み切れた。

ただね、作者の名前(アーナルデュル・インドリダソン)を見てもわかるように、

アイスランドの人名・地名となると、これが馴染みがなくてとても読み難かった。

エーレンデュル、エーリンボルク、エーリン、エヴァ=リンド、エイナル、などなど。

外国の人が日本の小説を読んでもこういう苦しみに襲われるんでしょか。

 

 

買ったけど読まずに積んである本、それも好きな作家さんを「いつか読むためにキープ」で買った本となると、

1,2冊ならこの私でも把握できるけど、それが大量にたまってくると、

すでに所有している本なのか持っていない本なのか区別がつかなくなる。

きちんとメモしているのにメモ帖を忘れたり、スマホには登録していなかったり。

S・キング、J・ディヴァー、吉村昭、この3人が、危ない。

この悪魔の涙も、店先で「やったぁ、読んでない」と歓び手に取ったけど、

「あれ?読んではいないけど、持っているんでないか?」と自己制御機能が珍しく働いた。

買わずに帰ってみると、やっぱりしっかり積んである。

というわけで、その勢いで予定外の本ですが読んでしまいました。

筆跡鑑定のパーカー・キンケイドはリンカーン・ライムシリーズでも登場しています。

馴染みはあるのに、どうも、この訳者の土屋さんに馴染みがなかったようで…。

ディーヴァー作品は池田真紀子さんの訳のみで読んできたので、なんとなくしっくりこなかった。

まぁ途中から慣れてはきたけれど。

慣れといえばどんでん返しにも慣れてきてしまったのが残念というか、わが身の不幸でしょか。

ちなみに、悪魔の涙とは、乙女の涙や雀の涙のしょっぱい、目からこぼれる涙ではなく、

筆跡のクセのことを示しています。

 

上の、DEVIL'Sを見てください。アルファベットの「i」の点が点ではなく上に流れて涙のカタチをしています。

これが「悪魔の涙」です。

…これもシリーズ化しやすそうに思うのですが。出たら読んでしまうな(笑)。

 

 

家族は前回の「血族」の流れで読んでみましたが、競馬の話がどうも面倒だった。

「血族」が母がひたすら隠した秘密、「家族」は父が隠した秘密を調べ明かしてゆく。

 

 

タイトルが気になり借りてきたのが「スポーツで心臓が止まる時」。

怖ろしいタイトルですが、これはためになった。わかりやすい内容だったな。

スポーツする人もしない人も、読んで損はない本だと思います。

自分で買うかと言ったら躊躇するけど、図書館で借りるなら問題ないし。

 

 

今日は一日かけ「家族」を読み終えたので、次に読む本がぽっかり空いてしまってます。

キングの超大作に挑むか、もっと気軽な本を読むか、悩みどころだな。

 

以上、85回目の17ページシリーズでした。