築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

ちぢれ!!

2016-01-09 10:43:49 | Weblog
今日も状況に大きな変化はなく、津軽海峡の大間と戸井。
九州は長崎県の壱岐勝本がおっきめ3本とメジのような20キロ台が
対馬も含めて10本位ありましたかね~??
大メジサイズも高いですね~
もちろん、(津軽)海峡は言うまでもありません。。

初荷と翌日まであった京都舞鶴定置網の天然物もすっかり切れました。
やはり単発だったんでしょうかね~??
とにかく「近海天然本マグロ!」というだけで高いです。
ま~この本数では・・・致し方ないですかね!?

ひきかえ近海物、メバチ、マカジキは今日は幾らかは出ておりましたよ(^^)
マカジキは銚子だけでなく、塩釜の延縄も出てます!
ここ数日は大きめサイズが銚子産に無く、塩釜の物を仕入れておりますが、
今日、一昨日より冷蔵庫に止めておいたマカジキを出してきて切りましたよ~

このマカジキ、正直まだ寝かせておきたかったです・・・・
が在庫が無くなってしまい本当に仕方なく出してきたのですが・・・



鮮度が良すぎてまだ縮れてます。

写真だと分かりずらいですかね~?
切っておいておいたら真ん中が・・・縮れて凹んできてしまいました(^^:)

やっぱり思った通り!まだ切るのは早いんですよね~
ホント、在庫が無くなってしまったので泣く泣く出してきましたが、
本音を言えばあと3日は寝かせたかった・・・

この魚もおとといのセリ場で見た時点では脂も見えずただ色がイイだけのツルツル(><)
ただ、魚自体が物凄く太く、ハラモも厚く。
65キロという表示の目方以上の大きさを感じたので
『これは縮れてて脂が見えないだけだ!!』
と私は判断。
最初からしばらく寝かせるつもりで競り落としたのですが・・・
思いがけず早く出す羽目になってしまいました(^^;;)


ただ思いましたが、セリ場すら脂が見えない程縮れている魚を
水揚げしたばかりの浜で下付けし判断し、入札を行う浜の荷主さん・・・
そうとう見極めが難しいでしょうね~
もちろん全部が全部の魚が縮れていて脂が見えないわけではなく、
そのまま脂が出ない魚も多数!!
逆に水揚げ直後で浜で脂が出きってしまっているような魚は
築地のセリ場に持ってきた時点で魚が「古い」と判断されますからね。

『市場のセリ場に並べるベストタイミングで魚を出荷する』

そこは荷主さんの目利き、難しさでしょうね~(^^;;)


写真のマカジキのように鮮度の良い魚は日々魚が熟成し、脂が浮き出てくる感じは
なかなか面白いものですよ(^^)
味も変わってきます!!


休み明けも状況は変わらなさそうですね~