築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

懸念!パート2

2010-02-09 10:42:57 | Weblog
今日はマグロの写真ではありませんが、気になる記事を見つけたのでご紹介したくupいたしました!
9日付けの東京スポーツに載っていた記事ですが、この記事によると『地球温暖化が現在のペースで進むと、南極付近にすむキングペンギンのエサが減り絶滅する可能性もある』との事です。その根拠というのがエサとなる小魚やイカが減少している事で成鳥の個体数も減るという事のようですが、そのエサの減少の原因というのがクジラの増加によるものらしいのです!実際に小型のミンククジラですら1日に約500キロのエサを食べるそうです。中型ペンギンが1日に食べる量が約500グラムと記事には書いてありますから、クジラが如何に多くの小魚を食しているかは分かっていただけるかと思います。さらに記事では『クジラは群れで回遊するから、クジラの群れが通った後は小魚一匹すらいない"死の海"になる』、『クジラは生態系の底辺を支えるオキアミやプランクトン、そして魚類やイカ類も食べるため、生態系を劇的に破壊する力がある』とまで書いてあります!

私も以前にこのブログにて、クジラが増えすぎている事によりオキアミやプランクトンが減り、それをエサにするイワシやサバが減っている!さらにはそれらをエサにするマグロ類もまた同じ理由で減っている!と書きました。ちゃんとした海洋調査でもそのように実証されています。


昨日も書きましたが、古来より日本人は魚を、マグロを食してきました。確かに人口は今より少なかったですが、魚以外、いろいろな食べ物がある現代と違い、昔の人は今の私たちよりたくさん魚を食べていたのではないかと思うと、消費量というのはそこまで劇的に増えているのでしょうか?しかし、モナコ公国の主張ではクロマグロは絶滅の危機にあるらしいです。日本人がマグロを食べ過ぎた!などと諸外国では思われているようですが、本当にそれが原因なのでしょうか?日本近海のような赤ちゃんメジマグロは地中海からはきません。日本人だけで地中海のマグロを食べ尽くすほどの消費は日本の人口を考えても不可能だと思うのは私だけでしょうか??


クジラを必要以上に守る事により海の、いや…地球の生態系を崩しているということを今話題!?のシーシェパードは認識しているのでしょうか??クジラを守ってペンギンを含む海の全ての生物が絶滅してもクジラさえ生きていれば良いのでしょうか?このままではマグロなどの回遊魚と違って定住型のペンギンは間違いなく絶滅の道をたどってしまうようです。それともペンギン保護じゃ日本イジメにならず、支援団体からお金が入ってこないからペンギンなどはどうでもいいのかな?環境保護団体っていったいなんなんでしょうかね??


そろそろ手をうたないと、気がついたら「クジラしかいない海」になってるかもしれませんね。。(大袈裟かな!?)


と、いうわけで!?今日も魚は少ないです。土日の強風の影響で小物類も少ないみたいです!

『明日も少ないよ~』との言葉を残して競り人が帰っていきました…はぁ~(T_T)

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