新宿御苑の日本庭園で菊花壇などを見た後、「母と子の森」へ行きました。
森に入るとすぐ目についたのは「ガマズミ」(鎌酢実)の実、
葉が少し痛んでしましたけれど実が綺麗でした。
他の枝の実を見ると少ししなびかけていました。
見落としてしまっているのかもしれませんが
歩いてみると思ったより赤く色づいた実が少なくてがっかりしました。
それではと以前秋に見たことのある「カンレンボク」(旱蓮木)別名「キジュ」(貴樹)中国原産で
名前は昭和天皇の喜寿のお祝いに中国から贈られたことから。
雌花は雄花が退化すると出てくる変わった性質を持っているそうなのですが
まだ花を見たことがないので花の咲く頃に見られたらと思っています。
「カンレンボク」から少し離れた所で
「カワラナデシコ」(河原撫子)が咲き残っていました。
他に咲き残った花や色づいた実が見つからなかったので
諦めて大きな「ラクウショウ」(落羽松)の木の近くに行って見上げてみると
葉が紅葉していました。
木の根元では気根がニョキニョキ出ています。いつ見ても面白く
ちょっと足を止めて撮りました。新宿御苑のホームページで「湿地や沼地に生息しているため
地中に根を張り巡らせていると、酸素を充分に吸収することができません。
そのため酸素不足を補うために、地上や水面に気根という呼吸根を出しています」と説明していました。
脇の木道を進んでから「母と子の森」に別の道から
入ろうとしたら進入禁止になっていてがっかりしました。
仕方なく正面出口に向かい帰ろうとして散策路を歩いていると
路の脇に大木が折れていてそのまま置かれているのが見えました。
「母と子の森」でもこのように倒れている木が多くあるので進入禁止になっている
場所があるのかなと思いました。
正面入り口近くの休憩所で帰り支度をしている時、
足元に色づいた葉が落ちていたので上を見上げると「トウカエデ」(唐楓)の木が
紅葉始めていたことが分かりました。
撮影日 2019年 11月 12日