たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

師走日和 己が影を追いながら徘徊路を一部、紹介します

2020-12-27 12:34:43 | 散策の詩
令和2年・2020年も残り少なくなりました。
当地の日和は、ここしばらく晴れ日が続きました。
大晦日から正月は寒波来襲、大雪との予報です。


ちょっとした坂道からです

これまで経験したことがない異常な年越しになります。
老人がコロナ自粛で動かないでいると、
運動不足でフレイル(虚弱)を増長すると、
警告されています。


柿の木のある道から入ります

たにしの爺は、その点は大丈夫で歩行というか、
90分、4キロ余りの徘徊が日課になっています。
日光浴を兼ねて「体内抗体」を養成しています。


日陰道を歩きます

今回は、今年の締めブログとして、
何時もの徘徊路の一部を写メで紹介します。


左右はこんな光景です

車の通る道を横切る個所もありますが、
基本は両側はナシ畑や竹藪が多い、
車も通れない人通りも少ない裏道です。


両側が畑になります

冬至も過ぎた師走日和の徘徊路には、
カメラを構えた自分の影が長く伸びています。


下総海上航空基地から飛んでくるp3c訓練哨戒機が上空に

徘徊コースは当市の南部地区で、
中沢ナシ畑の周辺は考古学の宝庫です。


両側が竹藪の道に入ります

23,000年前の旧石器時代の石器や、
縄文時代の代表的な遺跡もあります。


竹藪の道を抜けると小さな石仏に出会います

鎌スタの近くにある根郷貝塚からは、
人骨が出??していて重要な考古資料になっています。
徘徊する道端にも「貝塚」の痕跡が見られます。


カメラを構える己が姿の影が伸びます

写真で見ると「寂しそうな道」ですね。
正月が過ぎると「ロウバイ」が香り、
ウグイスが鳴き始め、早春を告げてくれます。
サクラとナシの花が同時に咲き出します。


プロ野球日ハムの二軍球場の鎌スタが見えます

夏は「蝉しぐれ」の道になり、
緑陰の涼風の渡る道になります。


小さな農業用水路沿いに出ます

秋には紅葉が過ぎると枯れ葉道になり、
たにしの爺の「詩情」を誘います。


6月には紫陽花の道になります

異常な一年でしたが、
まあ何とか、救急車入院騒ぎもありましたが、
大病もなく年を超せそうです。


公民館サークルの友だちのみどりさんの家の前を通ります

「ブログ開設」から5503日と、
ログインページに出ていました。
カテゴリー分類のトータル数は1076回、
約5日に1回記事投稿している勘定になるのかな??
82歳過ぎの知的訓練として、徘徊して、文章を綴ることは、
好奇高齢者のアンチエイジングになっています。


用水路の小径に出て公民館で休憩し帰路につきます。

この一年、たにしのブログを通り過ぎた皆さん、
良いお年を、お迎えください。

カニ様が境港と越前敦賀から入り込んできました

2020-12-22 11:45:53 | 頂き物
歳末、この時期、頂き物が増えます。
奇しくも「カニ様」が鳥取境港産と、越前福井から当家に入り込んできました。



カニのシーズンですね。
「かにを食べに北陸へ。」なんて、
JR東日本や旅行会社では、
ツアー商品を発売しています。
テレビでも旅番組で高そうな、
「ヵニ食い」シーンが放映されています。



「たにしの爺」も一度は現地で、
と思っていながら実現していない。
頂き物で現地気分を味わってみます。

生食か、かに鍋か、焼かに、バター焼きか、
参考に食べ方レシピが付いているので、
贈ってくれた方の心遣いをしっかり「噛に」しめ、
味わってみます。
ありがとう。ごちそうさまです。

「秋の終わり」と「冬の始まり」を映す「残紅葉」

2020-12-20 13:27:02 | 散策の詩
師走も残り10日余になりました。
当地のお天気模様は日替わりで、
「晴天と曇天」が続いています。





新潟を中心に北陸地方が「大雪」になっています。
関東地方は晴れていても風が冷たいです。





紅葉の遅い千葉の里山も茶色が目立ち、
「残り紅葉」「散り紅葉」になり、
落ち葉が舞い踊り、
「枯木立」姿を変えようとしています。





いつも行く自然公園の「もみじ山」、
今年は「色映え」がよくありません。





初冬の道、冬の色濃く、残紅葉、ハラッ……
紅葉たち、それは、格調高い死装束、大地への尊厳。
一枚の葉に宿る宇宙の営み。そして神。と、
詠った詩人が居た。



たにしの爺の徘徊路は、その葬送の小径かもしれない。
ちあきなおみさんの歌う「冬隣り」が聞こえた。幻聴か??





♪♪あなたの真似して お湯割りの
焼酎のんでは むせてます。
         ……♪♪

日本で一番早い犬吠埼の日の出を眺めて……

2020-12-17 11:42:41 | 国内旅行
犬吠埼で泊まったら、やはり「日の出」ですな。



房総半島で最東端に位置する犬吠埼。
日本で一番早く拝める「初日の出」スポットとして知られています。



「初日の出」なくとも富士山頂や一部の島嶼を除き、
一年中、一番早く日の出が見られる犬吠埼です。



宿の部屋から、露天風呂から拝むことが出来ました。
朝6時過ぎると空の色が変わり始めます。
犬吠埼灯台の光はまだ海上を照らしていました。



初日は水平線に雲がかかっていました。
黒い雲の縁が紺色に、そして青に変わり、
全体がオレンジになり幻想的な風景が海上を覆いつくす。
やがて太陽は雲の上に出て光り輝くのでした。





二日目の朝は雲がなく、スッキリと、
日の出ショーを見ることが出来ました。



海上に現れる一条の光の道。
太陽と自分を繋ぐ「光のブリッジ」です。
そして、露天風呂にもその光の道が届き、
自分の身体に当たるのです。



湯を揺らすと、海上の波の揺れと繋がって、
太陽に届きます。至福の朝風呂でした。





部屋のすぐ前が海岸、露天風呂の下は海岸。
犬吠埼灯台と空と海が眼前に広がる、
絶景の宿「犬吠埼観光ホテル」





「ディスカバー千葉」キャンペーンの抽選に当たり、
最大20,000円のキャッシュバックとGOTO35%、
11,000円分の「地域券」で楽しませていただきました。
スイマセン。



「銚子電鉄」が展開中の「号泣(GO KYU)キャンペーン」
支援の銚子・犬吠埼トラベルレポートはこれで終了です。
お疲れさんでした。
以下はおまけです。

●たにしがアブクを噴いている!!

ところで、いい事ばかり続きませんね。
30年以上「無事故無違反」ゴールド免許を続けてきた、
超優良運転の「たにしの爺」でしたが、
警察が仕掛けた「止まれ」を越えて止まり、
左右の安全を確認していたら、
陰から警官が出てきて「標識が見えなかったか」、
初めて「違反切符」を切られ7,000円也徴収。



「危険で乱暴」な運転が街角で横行するなかで、
絶対安全運転を30年も続けてきた爺を、摘発した警官奴。
「事故を取り締まるなら、動いている街中の走行車でやれ」
「止まって安全を確認している車でやるな」クソ―(#^ω^)



国家権力の最末端の権力実行装置、
税務署と警察署は油断がならない。



75歳超高齢者の「医療費窓口負担」が2割になる。
後期高齢者保健も上がり、介護保険料も上がる。
シニア後期高齢者の年金生活の皆さん「怒ろうよ」
シュプレヒコール!!

10年ほど前に見た映画を思い出しました。
ハンガリー映画「人生に乾杯!」

犬吠埼2日目は「銚子電鉄」に乗って観光

2020-12-15 11:27:11 | 国内旅行
今回の銚子旅の企ては「銚子電鉄」に乗って、
「号泣(GO KYU)キャンペーン」中の「銚子電鉄」
千葉県民として応援することでした。



関東平野のとっぱずれ銚子の「ローカル線」銚子電鉄、
長期間に渡って経営難に悩んでいます。
映画「電車を止めるな!」を制作したり、
経営難を逆手にとったユニークなキャンペーンを編み出して、
話題を集めています。


犬吠駅の正面

電車を止めない「銚子電気鉄道」
この秋からは「GOTOトラベル」にちなんで、
「号泣(GO KYU)キャンペーン」を展開しています。
「号泣(GO KYU)キャンペーン」



宿から歩いて10分余りの「犬吠駅」に来ました。
それなりに人出になっています。
構内には「銚電名物」の「ぬれ煎餅」の売店や、
ゆる鉄写真家の「中井精二写真館」などもあります。
駅長さんは女性のおばさんです。



「一日乗車券」のワンデイパス700円を、
GOTO「地域振興券」で購入すると、
300円分の「ぬれ煎餅」のおまけがついてきました。



まず下りに乗って「外川駅」に向かいました。
電車が入ってきました。ホームには大勢の人です。



車内にはチーバくん「千葉県のマスコットキャラクター」
がディスプレイされ人気を集めています。
皆さん、「銚電」応援に来た人たちのようです。





「外川駅」に着きました。





千葉県唯一の「終着駅です」
駅前は何もなく、余り旅情を感じません。
外川漁港まで坂道を下りました。





駅からちょっと行ったところに鮮魚店があって、
女将さんが趣味でやっている漁業「資料館」があって、
覗いてみました。上がったばかりの鮮魚を勧められました。







外川駅から上りに乗って「観音駅」で降りました。
駅から10分ほど歩き「銚子大仏」のある園福寺に来ました。



朱色の本殿や五重塔、大仏様がコンパクトに目に入り、
行き届いた清々しい境内になっていました。



観音駅に戻って、JR銚子駅と同居する始発の銚子駅まで行き、
折り返し電車で犬吠駅の戻りました。
コロナ禍対策でダイヤが間引き運転になっていて、
途中下車すると待ち時間が長いです。



長い待ち時間を退屈しないで楽しめる、
「駅名愛称のネーミングライツ」
銚電では経営危機を地域の事業者に協力を求めて、
「駅名を買ってもらう」「駅名愛称命名権」事業を進めています。
本来の駅名を損なわない「楽しいネーミング」が付いています。
「愛称名」乗る前に調べておけば楽しいです。



車内には、ユニークなポスターもありました。
「売るものが無くなってきたので、音売ります。」
SNSの着信音として電車音や踏切音などの、
「着銚電音」の配信(有料)するというものです。



帰りは高校や中学生がどっと乗り込んできました。
銚電は観光客と学生さんの通学の足になっているようです

コロナ禍とあって「醤油工場見学」中止や、
駅から見学施設「ぬれ煎餅」工場まで遠く、
徒歩で観光するには、特に高齢者には辛いですね。

今回は往路復路とも「利根川水郷ライン」を走り、
市内観光は「銚子電鉄」利用の観光でした。
特に「銚電」に拘らなければ、
クルマが便利と言うことになるでしょうか。

自宅から木下街道で利根川に出て、
「利根川水郷ライン」で銚子まで2回休憩して、
4時間弱、82歳の高齢者には限界ですな。
無事でよかった。

太平洋の荒波が砕ける「犬吠埼灯台」の崖下を歩く

2020-12-12 10:26:53 | 国内旅行

●「銚子ジオパーク」
前回は「犬吠埼灯台」に続く白砂青松の海岸、
「君ヶ浜」を逍遥、徘徊して「浜辺の歌」に寄せて、
「たにしに爺」の詩情を語りました。





今回は、灯台の下から荒々しく続く、
岩礁の海岸「銚子ジオパーク」を徘徊しました。
カメラを構えて、岩から転落しないよう厳重注意です。





三方が海に囲まれた関東最東端の犬吠埼の懸崖海岸は、
「犬吠埼の白亜紀浅海堆積物」として、
国の天然記念物に指定されています。







この地帯を中心に「銚子ジオパーク」として、
「日本のジオパーク」に指定されています。







ジオパークとは「地球・大地(ジオ:Geo)」と、
「公園(パーク:Park)」を組み合わせた言葉で、
「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、
丸ごと楽しむことができる場所を言うのだそうです。
(ネットより引用)
「銚子ジオパーク」についてはこちらで勉強しましょう。

●銚子の海と犬吠埼灯台を楽しむ「犬吠テラステラス」



太平洋に張り出した銚子のとっぱずれーー、
岩礁に荒波が打ち寄せる犬吠埼の新名所を知りました。
2018年12月にオープンした地域情報発信施設、
「犬吠テラステラス」を知りました。





「銚子ジオパーク」のガイド施設やショップ。
カフェ、野菜マルシェ、地ビール工房が並び、
2階は太平洋を一望しながら憩えるテラス席も。



灯台の灯が海上を照らし始め、夕暮れてゆく海を眺めて、
地ビールを舐めながら、いい時間を過ごすことが出来ます。



銚子は日帰りドライブ県内です。
犬吠埼で「宿る」のは初めてになりました。

初冬の海「君ヶ浜」海岸を逍遥し徘徊して来ました

2020-12-07 17:04:58 | 国内旅行

道野辺の「枯れ葉」道の徘徊が日課の「たにしの爺」
超久しぶりに海辺を歩いてきました。



日ごろは「かさ、こそ」と枯れ葉の転がる音とか、
「ひゅー」と枯れ枝に鳴る風の音とか、
「かー、かー」と騒々しいカラスの声とか、
山里の音に連れられて徘徊しています。



この度は「ざざーん、ざわざわ」と海鳴りの浜を、
夕陽を浴びながら徘徊しました。
「海岸歩き」を「徘徊」と言ったのでは、詩情になりませんね。



有名な「浜辺の歌」(林古渓作詞・成田為三作曲)では、

♪♪あした浜辺を さまよえば
昔のことぞ 忍ばるる
風の音よ 雲のさまよ
寄する波も 貝の色も♪♪



「さまよえば…」とは、まさに「彷徨う」徘徊ではないか??
朝から「うろうろ、ぶらぶら」しながら、
「昔のことを忍ばれる」これまさに「妄想」ではないか??



自称ロマンチストの「たにしの爺」です。
文章はリリシズムの情景を映すものでなければなりません。
「浜辺の歌」2番、3番まで読めば、
永遠の「恋の詩」だと分かりました。



♪♪ゆうべ浜辺を もとおれば
昔の人ぞ 忍ばるる
寄する波よ 返す波よ
月の色も 星の影も

♪♪はやちたちまち波を吹き、
赤裳のすそぞ ぬれもせじ
やみし我は すべていえて
浜辺の真砂 まなご いまは♪♪



夕方にも浜辺を歩けば、元彼が思い出される。
大きな波が来て、私の足元に寄せてきた。
病も癒えた私は、あなたを忍んで日毎に、
波に揺らぐ砂のように「さまよう」のでしょう。



「さまよう」を「徘徊」するとしては詩になりません。
よって、今回の一連の写真集は、
「たにしの爺」の海岸散策「君ヶ浜逍遥の詩」とします。



「君ヶ浜」とは、千葉県銚子の突端、犬吠埼に至る、
約1キロの海岸線で豪快な太平洋を眺望できる砂浜海岸です。
犬吠埼灯台へ続く海岸です。



前回アップした「テトラポット」の写真は、
銚子漁港の海岸に集積されていた光景です。
その巨大さと数列に圧倒されました。



里山の散策・徘徊が日常の「たにしの爺」です。
海辺、海岸歩きは、まさに「非日常」の出来事でした。
写真詩集、ずっと居たい世界ーー
「(ひとり)ボッチ海岸」逍遥の詩でした。



コロナの師走 令和2年‐2020年12月になった

2020-12-03 14:34:47 | 散策の詩

今日は師走の3日です。
まあ、普通は挨拶ことばを付けて、
「早くも」なんて言うのでしょう。

何もすることもない「徘徊人」にとって、
月日の流れが「早い」とか「遅い」とか感じて、
何か事をなす訳けもないので「走る」ことはない。



黙っていても月日が過ぎて往くだけです。
今日の師走空は日差しの薄い、
寒そうな一日になっています。



「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。
………………………………」
芭蕉さんは、このように名文を残されましたが、
徘徊人は、師走の山里をうろつくだけです。



それでもまあ、妄想を描き立てながら、
ブログのネタ探しに、五感を働かせています。



何もしない。誰とも話さない。
何処にも行かないで、
ブログを更新するのは結構、難儀です。



掲載の写真は文章とは関係ありません。
最近、突如遭遇した「異景観」です。
たにしのカメラで撮った実写です。

65歳以上の高齢者はGOTOを控えよ、
と菅さん、小池さんが言うので、
当分は「道野辺徘徊」で年を越します。



犬猿の仲だった菅さん、小池さん、
なんかいい空気になっているようですね。