たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

両国駅でギョーザの「ホームパーティー」

2017-07-27 10:14:21 | Journalism

先日25日、上京した際に4時すぎ、
両国駅から総武線下り電車に乗るため、ホームに上がりました。
下のホームを見たら、祭提灯がずらりと並んでいて、
テーブル椅子と焼き肉鍋みたいなセットがおかれていました。

近頃、は何でもやるJR東日本。
夏休みに入って、まもなく隅田川の花火大会もあるし、
ジンギスカン・ビヤガーデンでも開店したのだろう、
とは、想定できましたが、
実はギョーザの「ホームパーティー」でした。
今朝、ネットを「ググって」分かりました。



帰宅途中の電車のお客さん、
下のホームから上がってくるギョーザの匂いに、
お腹の虫が「キュー」と鳴くか、
たまらず途中下車で駆けつけて、
気が付いたら「終電車が終わっていた」
まさかそんなことはないでしょうが――。
最近のJR東日本、エキナカもエキ外も面白い。

現在、青春18きっぷも使えます。
ご近所徘徊よりも、JR各駅徘徊も楽しんでみようか。
以下のルポ記事。実に楽しいです。

ホームでギョーザ、「幻の3番線」で食べる喜び両国駅で期間限定「ギョーザステーション」

炎暑の下、徘徊のオアシスは緑陰・涼風の道

2017-07-24 20:31:41 | 24節気


23日(日曜日)は二十四節気の大暑でした。
暑気入りの7日の小暑から8月7日の立秋を経て、
23日の処暑まで、暦の上では日本の夏が過ぎてゆきます。



この時期、暑さをしのぐ知恵として、
緑陰効果とか打ち水が風物詩となっています。



近頃の猛暑は木陰に入っていても、熱気が身を包む。
身体の熱気を熱源に小虫がまとわりついてきます。


武蔵小金井の「江戸東京たてもの園」に行ってきました

2017-07-19 12:08:58 | 社会見学

公民館サークルの企画で「江戸東京たてもの園」を研修してきました。
所在地は東京小金井市の都立小金井公園内にありました。
同公園は春にはサクラの名勝地と知られています。



201年7月13日、暑い日でした。
中央線武蔵小金井駅からバスで10分ほどの公園前バス停で降ります。
園内に足を踏み入れると、サクラの巨木が鬱蒼と繁っていました。
なるほど、サクラの頃は見事なお花見になることが想像できます。



園内中央の花壇の中にあった屋根付き休憩所でランチタイム。
この後、「江戸東京たてもの園」のインフォメーションフロアーに入場。
ボラティアガイドのリ―ドで巡回見学・研修がスタート。



東京・江戸の歴史は火事・水害・震災・戦災などにより、
多くの貴重な歴史的建造物が失われてきました。
現在もまた、再開発、経済活動に伴って、
由緒ある建物がが失われつつあります。



東京都は1993年(平成5)江戸東京博物館の分館として、
敷地面積約7ヘクタールの「江戸東京たてもの園」を建設した。
現存地では保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、
復元・保存・展示するとともに文化遺産として、
継承する活動を行っている建物に関する博物館となっている。



同園の構成は、――
《ビジターセンターの導入展示》
《復元建造物と生活情景再現展示》
《遺跡・遺構の展示とまちなみの再現》
《旧武蔵野郷土館資料の展示・特別展》
《旧武蔵野郷土館》――からなっています。



ここまでの写真は小金井公園の花壇・樹木の写真でした。
それではとりあえず写真に収めた建物を順次見て行きます。
まずは「江戸東京たてもの園」の正面です(トップの写真)。

・田園調布の家(大川邸):大正14年、全室洋間となっている



・前川国男邸:昭和17年、日本近代建築の発展に寄与した建築家の自宅





・小出邸:大正14年、日本モダニズム運動の先駆けの建築家。堀口捨己が設計した、
オランダのデザインと日本の伝統を折衷した構造になっている。



・デ・ラランデ邸:明治43年、平屋建て洋館を3階建てに改築した。



・三井八郎右衛門邸:昭和27年、、客間と食堂は明治30年に京都で。
蔵は明治7年のものを移築したもの。





・旧自証院霊屋:慶安5年、東京都指定有形文化財。



・高橋是清邸:明治35年、昭和12年、2・26事件の現場になった。







・奄美の高倉:江戸時代末期、奄美黄島にあった高床式の倉庫。



現在、展示室では「国立西洋美術館」の世界遺産登録記念して、
特別展「ル・コルビュジエと前川國男」が開催されていました。
同園には、前川國男の自邸(1942年)が移築されていて、
ル・コルビュジエの数々の作品、日本にもたらした影響、
前川國男が独自に切り開いた世界と建築作品が展示されている。

展示室には時間がなく入らないで引き上げました。
帰ってみて、残念なことをしたと後悔しています。

猛暑のため、出かけることがないので、
ネタ切れのピンチヒッターでアップしましたが、
取材不足にままで間に合わせました。
ご容赦ください。

全国各地で猛暑 被災地も熱中症に注意

2017-07-14 22:38:03 | Journalism
この夏は、猛暑列島になりそうです。
暑中お見舞いの時節になりました。
ストック写真のフォルダから緑陰・涼風を求めて見ました。



気象庁によりますと14日、全国各地で晴れて、
強い日ざしが照りつけ気温が上がりました。

北海道でも、35度以上の猛暑日となっているところがあります。
九州北部の豪雨の被災地でも、猛烈な暑さとなりました。

気象庁は、各地に高温注意情報を出して、
こまめに水分を取り、適切に冷房を使うなど、
熱中症に十分注意するよう呼びかけています。



午後1時半までの最高気温は、福島県伊達市で36度3分、
兵庫県豊岡市で36度2分、群馬県館林市で35度5分、
北海道北見市で35度ちょうどなど猛暑日になっています。



全般の予想では、暑い夏になりそうです。
8月は全国的に高気圧に覆われやすく、
平年に比べ晴れの日が多くなる予想です。

8月と9月は北日本から沖縄・奄美地方まで、
平年より気温が高くなる確率は50%となっています。



たにしの爺、日々の徘徊も難儀なりました。
朝の涼しいうちに、と考えますが、
午前中はダラダラ時間に慣れて、直しようもない。

午後は1時からのNHKBsの映画を見てしまうと、
終わると3時になってしまう。熱い最中です。



暑さに感けて徘徊をさぼると、秋に体力が落ちてしまう。
徘徊を仕事とする爺にとって、
猛暑は仕事の障害になっている。



暑い夏を乗り切るために「仕事」を、
さぼらないように努めましょう。

大型活字本の「鬼平」全24巻を読み終えました

2017-07-12 09:43:46 | 本・読書

ノルマのない365日連休生活。緊張感もあまりなし。
自然公園に続く道野辺の道を徘徊する日々の「たにしの爺」です。



傘寿も間近に控えた日々を送る「好奇高齢者」を任じています。
追われるものがあると感じているのは、税金や社会公共費補充の捻出やりくり。
それと同居人の叱咤(激励?)くらいか。



ブリッジタイム(息抜き)も欲しくなります。
爺にとってのノン・ストレスの時間ですな。
この時間を満たしてくれるのは「鬼平」です。



あまりにもよく知られている池波正太郎さんの代表作。
大活字本の「鬼平犯科帳」全24巻を読み終えました。
現役時代、通勤電車の中で文庫版の活字を追って読みました。
今回は22ポイントの大活字・ゴシック体の本でした。



文春文庫版1冊分を3分冊に分けて編纂されています。
くっきりしたゴシック活字で行間も広く、
絵本をめくるような感覚で読めます。



読むというより、目を流していく感覚です。
池波さんの描く情景が映り過ぎていきます。
まったくストレスが感じられません。



たにしの爺、この「鬼平」を読んでいるときが至福のときでした。
あまりに早く読んでしまうので、ほとんど2度読みしました。



各巻とも緊迫感を醸すストーリーの中に、
ちりばめられたユーモアに満ちた人情味、
連絡に出入りする出会茶屋の女や盗賊の情婦など、
女の肢体、官能描写は感じさせるものがあります。



短く2、3行にすぎないですがエロスの世界ですね。
「おとこの秘図」、忍者モノや他の作品でも同じです。



ところで「鬼平最終巻」は作者の逝去のため未完です。
「誘拐」は後編が「オール読物」平成二年3月号から始まり、
4月号の途中で連載が終わりでした。

特別長編「誘拐」は、鬼平こと長谷川平蔵のもとで、
おんな密偵を務める「おまさ」が誘拐される物語です。
誘拐したのは「荒神のお夏」という女賊です。
この女賊が「おまさ」に恋をしているのです。
女賊「お夏」が「おまさ」に同棲を迫って(多分です)。



ストーリーは入り組んでいますがこの先、
残念ながら読むことは永久に不可能です。
筆者の筆はここで止まっています。
女賊と女密偵のエロスの展開は果たして……???読みたいものです。

今後、大型活字の「剣客商売」を読むことにしています。
剣客・秋山小兵衛と若い嫁・おはる、子息の大治郎、妻・三冬。
池波さんの本は大型活字本がたくさんあります。
なお、大型活字本はすべて図書館からの借り出しです。

「暑気入り」梅雨明け前の集中豪雨が多く発生する時期

2017-07-09 13:36:25 | 24節気

列島は豪雨地区と猛暑地区に分断されています。

7日の小暑から「暑気」に入った列島の気象。
まもなく梅雨が明け、本格的な暑さが始まるとされています。
その通りというべきか、異常というべきか。
気象庁は、猛暑、熱中症に注意を呼びかけています。



《日本列島は9日、関東甲信や東北を中心に午前中から気温が上がった。
気象庁によると、同11時20分までに群馬県館林市で34.6度、
福島市で33.7度、東京都練馬区で33.5度を観測した。
午後は35度以上の猛暑日となる所が続出する見込み。



同庁は北海道・十勝地方のほか、東北と関東甲信の大半、
北陸と東海の一部、沖縄に高温注意情報を発表し、
熱中症に十分注意するよう呼び掛けている。》



関東甲信地方の週間天気予報によると、
向こう一週間は、期間のはじめは高気圧に覆われて、
晴れる見込みですが、
気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がりやすく、
期間の中頃に雨の降る日があるでしょう。
最高気温・最低気温ともに、平年並か平年より高く、
平年よりかなり高くなる所もある見込みです。
降水量は、平年並か平年より少ないでしょう。



一方、九州熊本、大分、福岡では豪雨が止まず、
山の崩壊、河川の決壊、生活地区が流失、
人的にも甚大な被害が続いています。
一日も早く平常の生活に戻れることを祈念しています。

自然・天の配剤は不都合なものです。
丁度よくほどほどにというわけにまいらぬようです。

ベニシジミの饗宴ステージはハルジオン。今日は七夕です。

2017-07-07 11:19:02 | Lyricism

春先から、何時までも目に入る花と蝶
白い、あるいは薄いピンクの小さな花。
一本の茎からひと固まりになって咲く。
ハルジオンなのかヒメジョオンなのか。



その花の周りには茶黄模様の小さな蝶。
ひらひら、ふらふらと飛び回っている。
春から秋にかけて発生するベニシジミ。
年に3回、5回くらい発生するという。



個体の特徴にも変化が現れるという。
(春型)は赤橙色の部分が鮮やか。
(夏型)は黒褐色部分が太く大粒。



梅雨の合間の青空に夏の光が満ちて、
緑の野は輝き足元に咲く花に涼風も。
小さな蝶の鮮やかな翅しなやかに舞う。
暑い季節の中へ一時の静けさが止まる。



九州熊本、大分、福岡地方では、
豪雨の惨禍に見舞われています。
そんな時、蝶と花のブログ記事。
大変心苦しいのです。スイマセン。



今日は七夕まつり。当地は晴れ。



<TOKYO街旅・王子篇>飛鳥山公園から王子稲荷神社まで

2017-07-06 10:46:37 | 社会見学

公民館サークルの街歩きで、東京北区の王子・滝野川に行ったことは、
初めてタイサンボクとクマシデの花をみたことで、
報告しました。

ガイドさんの案内で3時間近く散策し、
初めて足を踏み込んだ未知の街の歴史や、
文化遺産、自然を見聞しました。

あまり写真は撮れませんでしたが、
何枚か載せて、見聞の一端をメモしました。
始まりは飛鳥山公園の碑からでした。



この碑は1737年(元文2年)建立されたもので、
飛鳥山の由来を記したもので難解な漢文であるため、
江戸時代は読めない碑として知られていたという。

八代将軍徳川吉宗の命によって桜が植えられ、
飛鳥山が江戸時代に名所になったことを称え、
吉宗の事績を顕彰碑として「飛鳥山碑」が建てられたという。



次は、「醸造試験場跡地公園」です。
ここにはかつて旧醸造試験場第一工場があったところでです。
芝生公園が広がり向こうに煉瓦建物が残っています。



そこから赤ちゃんのお寺・正受院を巡って、
石神井川の遊歩道、音無緑地の吊り橋など渡り、
もみじ緑地の金剛寺を経て、赤煉瓦の建物に出ました。



旧陸軍施設を活用した北区の中央図書館です。
北区には戦前、陸軍の軍事施設・軍需工場があったところで、
戦後は民間活用に転用されて、この図書館もその一つだという。



このあと、急な三平坂を下り「名主の滝公園」に入りました。
「名主の滝」を始め4っつの滝がある回遊公園となっている。
安政年間に王子村の名主「畑野孫八」が自邸に開いたのが始まり。



隣には石段の上に「王子稲荷神社」が鎮座していました。
境内は幼稚園になっていて、子どもたちの歓声が響いていました。
関東稲荷総社の格式を持ち大晦日、狐が初詣をする言い伝えがあります。



最後は大きな鳥居のある王子神社。
珍しい髪の祖神を祀る関神社もあります。
音無親水公園の橋の上でガイドを終了しました。

今回ガイドを務めてくださった方々の一生懸命な案内と、
この地に暮らす誇りと街への愛情が強く感じられました。
折角のご案内にもかかわらず、雑駁の記録でスイマセン。

それにしても坂の多い道筋で、生活の不便が忍ばれます。
地図上で地名だけは旧知であっても行ってみて、
実情を知らない街の様子を知ること興味深いです。

今日は今年の真ん中の日です。花は半夏生

2017-07-02 10:49:07 | 24節気

青い葉が花期になると上部の葉の表面が白く変色する。
葉の脇から穂状の花茎が出て白い花をたくさんつける。



花期になると葉が変色(白塗り=化粧)する「半化粧」
「半夏生」の葉は繁殖のために虫を誘惑しているのです。



夏の盛りになると白い部分は消えてもとの緑色に戻る
「半夏生」は夏至から11日目の節季にもなっている。



この時期徘徊していると木陰の下によく見られる植物です。
花の出る条件も場所によってかなり差があるようです。

なんとなく半年が過ぎて7月になった、だから…

2017-07-01 11:16:03 | 散策の詩


月並みに言えば、
「早くも一年の半分が過ぎて」
「月日の経つのは早い」とかの常套句になります。



徘徊を日々とするタニシの爺にとっては、
時の経過の意識はあまりないですな。
「見当識」喪失は認知症の始まりとも。

遅かれ早かれ「一年」は終わります。
ノルマも計画もない、怠惰な時間が過ぎていきます。



7月は「文月」ということは知っています。
道野辺の徘徊人にとっては、7月は「青月」ですね。

咽るような青葉・草の「青いきれ」に圧倒されます。
冬場の徘徊道中は茶色ばかりで、
視界には青が全くなかった。そして早春。



春から初夏にかけて青が広がり、
梅雨入りとともに徘徊の道野辺を、
濃い青色が繁茂して両脇から迫っている。



まさに、山滴る(やましたたる)気配に満ちる。
旬の食彩も青が主流になる。
ピーマン、キュウリ、サヤインゲン、枝豆。



前立腺治療、夜間頻尿が爺の最大関心事。
体重58.6㌔、体脂肪18、BMI20・5を維持しつつ、
暴飲防食は控え、ビールと枝豆の季節の7月です。