春日山の冬ウサギさんが、冬眠するには雪の下が温かいと言って、写真を送ってくれました。ウサギさんの足音を聞きながら春を待ちます。
文部省唱歌 冬景色 作詩・作曲不詳
一、
さ霧消ゆる湊江の 舟に白し、朝の霜。
ただ水鳥の聲はして、
いまだ覺めず、 岸の家。
二、
烏鳴きて木に高く、 人は畑に麥を踏む。
げに小春日の のどけしや。
かへり咲の花も見ゆ。
三、
嵐吹きて雲は落ち、 時雨降りて日は暮れぬ。
若し燈のもれ來ずば、
それと分かじ、 野邊の里。
タニシの兄ちゃん――
大晦日と元日の、ごあいさつが 済みましたので、
冬眠に戻ります。引きこもりです。
花の季節が訪れるまで、見る夢は幼き頃の「冬景色」
ほのぼのと想い出させる名曲の世界です。
<軒に下がるつらら、地道の霜柱、穴の開いた足袋の足先きの冷たさ。
むしろを敷いて外で遊んだ、日だまりの庭先き……>
そんな「冬景色」の情景は、格差なんて、誰も意識しない時代だった。
タニシのあぶく綴り――