たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

軽井澤 碓氷峠 神川中学 クラス会で絆を再認識

2011-12-30 09:16:57 | Journalism

「絆」――今年一年を表す漢字です。

民主党政権下、政治も経済・財政再建も、人の心も、なにもかも、先の見えない閉塞状態にありました。
そして3月11日に東日本大震災・東電福島原発崩壊による大惨禍。
この国難に無策・迷走する国政に反して、国民の心は一つになりました。
励ましと支援と、そして改めて知ったのは「絆」の強さでした。



絶望から立ち上がる勇気を支える「絆」とは並べようもないものだと、思われましょうが、
今年、私たち(たにしの爺ら)も「絆の再発見」をしました。

秋、紅葉真っ盛りの軽井澤でクラス会がありました。
合併する上田市に移管されるために、私たちは神川中学校の最後の卒業生になりました。
30年代でした。以来、半世紀余の星霜が経ちました。「15の春」を同じ学び舎から離散して、



電化される前の信越線で碓氷峠を越して東京に出た人、嫁いだ人、Uターンした人も……。
また、生地に残り、むらおこし、地域事業に貢献し、要職に付いた人たち……。
それぞれが地域で、職場で、社会で、また航海士として世界の海を職場とした人もいました。
今はそれなりの知己を得て、家族を構成し、繋がりのなかでの人生を歩んでいます。



今年・2011年の春から、幹事団の奔走努力で全同年生の住所名簿を掘り起こしてくれました。
切なくも、鬼籍に入られた級友たちも幾人も居られました。
そして11月8,9日、ほぼ中間点になる軽井澤のホテルに、
郷土在住組みと東京・関東以西在住組み30人が集まりました。



「わたし分かる?」「えっ、誰?」「あっ…ちゃん?」と呼び合えば――
半世紀を超す歳月が一瞬に消える。女性の皆さんとは、旧姓で言われても面影が浮かびません。
それでも名乗りあえば幼馴染の面影がよみがえる。
懇親会では中学時代に、それほど話す機会もなかった方とも話が弾む。



翌日は手配のバスで紅葉の名所・雲場池、晩秋の唐松林、高級別荘地から、
旧中仙道を通り碓氷峠まで。峠では遊覧歩道を散策、影絵のような妙義山をみんなで眺めました。
国道18号に戻り、正面に真っ青な空に浅間山がくっきり見えるお蕎麦屋さんで昼食。



この後、軽井沢駅で解散。まるで修学旅行のような2日間。
長野新幹線上り、しなの鉄道、マイカーでとそれぞれの家路につきました。
「学び舎の友」が集い「郷友」との格別の絆を実感したクラス会でした。
またお会いしましょう。これまでの時間より、これからの時間の方が短いのです。
幹事団の皆さんありがとうございました。

「たにしの爺」自分を含め、一切のプライベートには触れないことにしています。
従って風景のみにして「クラス会の絆」に思いを残して、
今年最後の更新になりました。
一年間、ご来訪された皆さん、ありがとうございました。

「2011年 報道写真展」を見てきました。

2011-12-20 23:37:53 | Journalism

日常が壊れて、海に消えて、残された惨状の凄まじさに息を呑む。
3月11日の東日本大震災発生と再生の記録――
「一瞬を切り撮った」約300枚の報道写真が一堂に。

今年一年の出来事をニュース写真で顧みる、
第52回「2011年・報道写真展」が16日から25日まで、
東京都中央区の日本橋三越本店本館で開かれています。
今年の日本新聞協会賞を受賞した毎日新聞社の手塚耕一郎記者の
東日本大震災の津波発生を空撮した
「3・11 大津波襲来の瞬間」の特別賞を含む協会賞と部門賞(7部門)など。
東京写真記者協会(在京新聞、通信、放送・NHKなど加盟34社)の報道カメラマンが撮影した写真です。
東日本大震災関連の写真が会場を圧倒しています。

想像を超えた津波の威力を、
さまざまな場所と時間の「一瞬」が大型写真で並んでいます。
それまでの日常が消えた跡の、凄まじい残がいと光景は、
今後何年過ぎても、忘れるものではないでしょう。

なお、写真展にはサッカー女子W杯で優勝した日本代表(なでしこジャパン)や
世界一電波塔のスカイツリーなども並んでいます。
すべての日本人に見てもらいたい展覧会だと思います。

映画「源氏物語 千年の謎」解かれる十二単の衣擦れとあえぎ

2011-12-15 06:52:27 | 劇場映画

世界文学史上、最高峰の恋愛小説「源氏物語」。
その誕生の秘密に迫る、壮大な歴史エンタテイメント!!
絢爛豪華な平安王朝を舞台に描かれる、
<光源氏の華麗なる愛>と<作者紫式部の秘めた恋>。
同時進行する2つの愛の物語が明らかにする真相とは――
=================予告編のカバーコピーから
公式サイトhttp://www.genji-nazo.jp/index.html

源氏物語とその誕生を巡る秘話を描いた映画「源氏物語 千年の謎」
(毎日新聞社など製作委員会)が10日から公開されたので見てきました。
原作本は、高山由紀子の「源氏物語 千年の謎」 (角川文庫 上下)

権力者・藤原道長(東山紀之)は自分の娘・彰子(蓮佛美沙子)を
桐壺帝の一条天皇(榎木孝明)に嫁がせる。
さらに栄華を極めようと、紫式部(中谷美紀)を篭絡して関係を結び、
式部に物語を書くように命じる。



物語は…桐壺帝と側室・桐壺の更衣(真木よう子)の間に生まれた光源氏(生田斗真)は、
正妻に葵の上(多部未華子)を迎えながらも、
亡き母にうり二つの義母・藤壺(真木よう子)への恋慕の苦しさから、
六条御息所(田中麗奈)、夕顔(芦名星)らと奔放に愛を重ねていく。
豪華なセットや中宮や女官たちの衣装。十二単の衣擦れ、しゅるしゅる解かれる帯……
栄華を極めた平安絵巻が展開される。

そして映画には、物語の作者・紫式部が登場する。なぜ作者が物語に登場してくるのか。
自分の地位を不動のものにした道長。物語によって目的は達した。
しかし紫式部は物語を書き続ける。その秘密とは……

国会周辺のイチョウが輝いていました

2011-12-07 23:19:37 | 散策の詩

 外務省に行く用事がありましたので、
 帰りに、国会周辺を歩いてきました。
 外務省の脇の坂道には巨木の銀杏並木が続く。
 イチョウの葉が金色に輝いて、散っていた。
 足元は黄色いジュータンでした。

 憲政記念公園まで足を伸ばしました。
 散り盛る木々の葉は、グラデーションの朱黄茶でした。
 持ち合わせのケータイ電話のショットなので、
 写真の質はいまいちですね。

 どこかの国の要人が来日中らしく、見慣れない国旗が、
 日の丸と共に掲揚されていました。
 あとで調べてみましたら南米、
 コスタリカの国旗のようです。





 <国の木>銀杏の葉が金色にかが居ていたのに、
 国権の最高機関・国会の中にいる輩たちのお粗末さ、
 呆れ果ててイチョウの葉が青ざめる。
 青ざめるのは私たち国民です。

 まったく何の成果もなく会期が来たからといって、
 国会を閉幕してしまった。
 あほな一川保夫防衛大臣、
 山岡賢次国家公安委員長の、
 「問責決議案」の決着も葬ってしまった。
 この二人は小澤一郎の側近。党内融和を優先して、
 資質に欠ける大臣を抱え込み、
 国民に背を向けた野田佳彦内閣。

 震災復興、TPP、景気回復、財政再建など……
 何もしないで(少なくとも国民の目には)逃げた。
 巨費を浪費するだけの国会議員らは、歳費を返上せよ。
 


当地のB-1グルメの主流派は焼きそば

2011-12-04 21:47:39 | Journalism


B級ご当地グルメの祭典。
今や日本中の市や町でフィバーしているB級グルメの祭典。
街おこし、地域おこしに繋げる「B―1グルメの祭典」が各地で行われている。
山梨の「トリモツ」など、マスコミでも取り上げ、全国銘柄になっている食べ物もある。



たにしの爺の棲息する当地においても、
先週の日曜日に市の青年会議所が主催して、
初の『B―1グランプリ』の祭典が行われました。



受付で渡された割り箸を、食した店の銘柄の投票箱に入れて、
グルメチャンピオンを競うものでした。
出店舗は18。日曜日とあって会場はグルメファン(?)の市民で一杯。



どの店にも長い行列が出来ていました。
目指す食べ物にありつくには、十数分待つ店もあります。
売り切れてお仕舞いという店もありました。



この日の主流B級グルメは「焼きそば」のようでした。
爺も焼きそばとモツ煮を食し一票、いや一膳を投じてきました。