たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

忘年の一景 九州大分の由布岳

2014-12-30 08:41:14 | 散策の詩

豊後富士と称されれ、由布院のシンボルとして愛される山で標高1.584メートル。
11月に九州を旅したとき、散策中に撮った一枚です。

 今年もあと一日。
更新頻度も多くなく、面白くもない爺のブログに、
来てくださった方、通り過ぎていった方々、
皆さんご贔屓ありがとうございました。
 本年はこれにて、ごめんなすって、ハイ。

公園の池に映す初冬と晩秋の間

2014-12-24 22:11:34 | Lyricism




当地は雪もなく快晴が続いています。
日差しはあれど、風は冷たいです。



何時もの徘徊の道を歩いてきました。
冬至日のあと影は長く伸びています。
茶褐色の葉を敷き詰めた道が音を立て、
池には初冬の空に雲が浮かんでいます。



今年もあと一週間になりました。
思い出すあれこれもありますが、
まあ、大病もなくいい年だったというべきか。


晩秋・上野東照宮は小雨のなか輝いていた

2014-12-17 11:03:03 | 国内旅行

小雨のなか晩秋の上野東照宮を巡って来ました。
日が経ってしまいましたが記録をアップします。
トップの写真は唐門の内側です。

11月30日(土)に都内の新橋まで所用があって上京しました。
会食が済んでホテルを出ますと雨でした。
メトロ銀座線で新橋から上野に出ました。

上野公園の桜並木の紅葉が散って雨に濡れて光っていました。
公園内でエコラリーのイベントがあったらしく、多くの家族連れで賑わっていました。
上野東照宮へは大石鳥居の下を通って、水舎門から境内に入ります。







左側は「牡丹苑」です。冬囲いの作業をしているようです。
雨に濡れた石畳を奥に進むとイチョウの巨木が、見事な黄色の発色です。





右側には旧寛永寺の五重塔が紅葉の木々の間に見え隠れします。
さらに進むと左右には、諸大名が奉納した石灯籠や銅灯籠が並んでいます。
徳川家に忠誠を誓うため、大名もこぞって奉納したのでしょう。



突き当りが近付いてきました。
紅葉の木々のなかに、唐門と社殿が金ぴかに輝いて見えます。
門柱に縦に彫られた左甚五郎作の昇竜(右)と降竜(左)の彫刻は有名です







左手の入口から500円を払って上野東照宮の門内に入ります。
格子状に細工された塀(透塀すきべい)が見事です。
上欄には野山の動植物、下欄には川や海の動植物などが彫刻されています。





唐門の内側も精緻を混めた彫刻模様に彩られています。
門戸の裏側もやはり金張りになっていました。



そして権現造りの見事な本殿です。
柱、、壁、屋根まで金縁の装飾が施されています。









上野東照宮は、東京・上野恩賜公園の脇にある神社です。
徳川家康(東照大権現)・徳川吉宗・徳川慶喜が祭られています。
徳川一代は金ぴかが好きのようですね。



詳しくはこちらの公式ホームページからどうぞ。
門を出て左に回るとパンダの居る上野動物園です。



脇に鶯団子で有名な大正時代からの老舗甘味茶屋「新鶯亭」があります。



三色団子とお茶をいただいたあと、
東京都美術館や博物館、西洋美術館などのポスターだけ眺めて帰りました。
上野公園は、新宿、渋谷など繁華街に比べ、なぜか落ち着いていられます。

始めて東京に降りた駅が上野駅だからでしょうか。
終着駅で始発駅であった上野駅が通過駅になってしまいます。
全ての鉄道線路は東京駅が集中駅になります。
 長々とスイマセンです。

プロ野球・日ハム選手と市民ランナーが駅伝フェスタ

2014-12-06 11:08:39 | Journalism

プロ野球・北海道日本ハムファイターズのファーム球場「鎌ケ谷スタジアム」が、
市民ランナー、ジョギング愛好者らの歓声に包まれました。







「鎌ケ谷☆チームランフェスタ2014」が11月30日の日曜日、
同スタジアムを発着点に周辺を周回するコースで展開されました。
一人4キロを3人の選手がタスキをつなぎ計12キロ走ります。
参加エントリーは180組540人でした。







地元はもちろん、都内、近郊の県からもチームが駆けつけて、
中学、高校生チーム、職場、ランニング仲間、ジョギングファンが、
梨畑につながる農道を晩秋の空の下、走り抜けました。





出発の号砲スターターと表彰式のプレゼンターを勤めた背番号11・大谷選手はじめ、
宇佐美、渡辺、岸里の選手チームも参加者らと一緒に走りました。
ゴールはグランドのダイヤモンドを一周してホームベースでした。



レース後の表彰式では宇佐美、石川、渡辺選手らもプレゼンターを勤め、
それぞれの順の入賞者に賞状・賞品を手渡していました。
優勝チームは鎌ケ谷第4中男子Aで、タイムは35分11秒でした。
大谷選手から賞状・賞品が手渡されました。



最後に主催者からプレミアムな記念品プレゼントがありました。
今シーズン限りで引退した金子誠選手(#8)、稲葉篤紀選手(#41)、
さらに陽岱鋼選手(#1)着用のTシャツやユニフォーム。
また、斎藤佑樹投手(#18)使用のバッティンググローブが、
それぞれの背番号の順位でゴールインしたチームにプレゼントされました。



今年も同スタジアムでは熱いイースタン・リーグ戦が繰り広げられ、上沢、白村、鍵谷投手ら、
鎌スタでお馴染みの選手が新たな戦力として台頭し1軍での勝利に貢献しました。
これからも1軍ベンチを目指す、ファームでの競争も烈しくなりそうで楽しみですね。



クライマックス・シリーズでは中田選手のホームランや新戦力の活躍もあってあと1つまで迫りました。
来シーズンは大谷選手の投打の一段の飛躍と新戦力で、リーグ優勝を果たして欲しいものです。

ヤクルト時代からファンであった稲葉選手が、
勇翔寮の前を走っている姿を見かけたときはドキドキしました。
もう、背番号41はグランドでは見られない。

スタジアムでは試合以外に、今年も多彩なイベントを見ることが出来ました。
新しい施設も出来ているようです。
 たにしの爺の徘徊コースが来年が楽しくなりそうです。

師走の空澄みて山装う。師走の選挙700億円が永田町に舞う

2014-12-03 11:18:03 | Journalism

師走に入って空気が澄んできました。
当地の里山もグラデーションに彩られています。
この季節の山の姿を「秋山明浄にして粧うが如く」と評し、
「山装う」が秋の季語になっています。
いまさらですが、ほとんどの方が知っていますよね。
トップの写真、カナダにいるみたいでしょう。



ところで、衆院選が公示されました。
この時期、何の必要があって衆院を解散したのか、納得しがたいですね。
安倍晋三首相、消費税10%上げの目論見が怪しくなり、
頓挫した政策目標から逃げの一手「解散」で目くらまし煙幕作戦ですね。
選挙に掛かる予算は700億円だそうです。全部税金です。
「アベノミクス」の成果を争点に上げていますが、空々しいです。



「安倍のミス苦」に曝されているわれ等庶民派、高齢者には、「お零れ」は「滴って」きません。
大企業が収益を上げて、お金持ちが余分に「潤え」ば、
「貧乏人」にも「お零れ」が「滴って」くるだろうという「アベノミクス」
日銀もバックアップで「ジャブジャブ大番振る舞い」しても、一向に貧者には廻ってこない。
廻ってこないどころか年金は目減り、保険医療費など社会負担は増すばかり。
株が上がっても、株などやってない庶民には「蚊帳の外」です。
消費税分は「福祉予算に回す」といった公約はどうなったのだ。



公約と言えば「身を切る定数削減」はどうなっているのだろう。
「身を切る」などと大見得を切っても、わが身可愛さで手を拱いているばかりです。



定数削減どころか475議席なんて多すぎる「半減」してもいいくらいです。
「小泉チュードレン」「小沢ガール」と称された「新人議員」たち、
そして前回の「民主党嫌よ」で当選した大量の自民党の新人議員たち。
選挙の度に入れ替わる「大量の新人議員たち」は、
「国民の幸福」に何を貢献しているのでしょうか。
大方は選挙区に張り付いて、名刺配りをしているだけでしょう。



民主政治の基本は「数」の政治かもしれませんが、
「数だけの議員」って壮大な政治コストの無駄遣いですね。
国を動かしているのは一握りの領袖と官僚たちです。
残りは単なる「数」要員です。



大多数の陣笠議員は選挙区民・有権者手当てだけ動いています。
選挙区民の手当てと言えば「不明朗な資金出納」で事務所が強制捜査された女性議員がいました。
疑惑に対する説明釈明もせずに立候補しています。公認した党本部も問題ですね。
14日の投票日まで「就活・議員候補」らが走り回ってきます。
選挙の度に「劣化する」政治家の質、有権者の資質も問われます。



大企業の政治献金が再開されています。政党補助金も交付されています。
「アベノミクス」で潤った大企業からの「還流献金」ですね。
われ等庶民に「消費税が還流」されることは絶対にないでしょう。



デフレ脱却、財政健全化は「この道しかない」というアベノミクスでいいのか????
一方、アベ批判大合唱の「チマチマ野党」からは「他の道」提示がない。
「格差手当て」を言うばかりで「成長戦略」のアクションプログラムが不透明です。
寄せ集めの少数野党が選挙だけ野合しても、政治機能が停止するだけで任せられない。
「限界集落」が全国的に増えているという。やがて行き着く先は「限界日本」でしょうか。
さて、どの党、誰に投票するか、悩ましい限りですね。




「永田町明浄にして国民に幸せが滴るが如く」となるのは何時のことでしょう。
 写真の撮影地は水元公園、大町自然公園でした。