たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

スピルバーグ監督の映画「リンカーン」を観て来ました

2013-04-25 16:48:54 | 劇場映画

19世紀1800年代の中期・南北戦争――アメリカは血まみれの時代だった。
犠牲者60万人、21世紀の今日まで、
アメリカの戦争史上最大の戦死者を記録している。



難解な前半と緊迫の後半、最後になぜか涙する。
いまも、アメリカが世界に示し続ける正義のあり方、
民主主義の原点を知ることができる映画です。





もしこの映画を鑑賞するなら―-―
<アメリカ合衆国憲法修正第13条>第1節・奴隷制もしくは自発的でない隷属は、アメリカ合衆国内およびその法が及ぶ如何なる場所でも、存在してはならない。ただし犯罪者であって関連する者が正当と認めた場合の罰とする時を除く。
第2節・議会はこの修正条項を適切な法律によって実行させる権限を有する。
――この条項を記憶に留めて行きましょう。



映画は、リンカーン大統領の「平等の絶対的正義」か、
奴隷制度のままの「南北戦争停戦」連邦維持か――
この修正第13条の下院表決を実現させるまでの、苦悩を描くものです。



安部総理も憲法改正手続き条項の第96条改正を目指していますが、
総理の正義性と民主主義の信念は如何なものか?

公式サイト
サイトには幾つかのインタビューが付いています。
これを全部見れば映画の背景が良く分かります。
リンカーンを演じたダニエル・デイ=ルイスは本年度アカデミー賞で主演男優賞、
映画としては美術賞に輝いています。



今年の春は変だ じぇじぇ!

2013-04-21 10:11:06 | 散策の詩

変な春になっている。
今週末は冬に後戻りした。
20日の土曜日は、自転車のハンドルを持つ手がかじかんで、手袋がほしい。
日曜の今朝は冷たい雨が降っている。

3月中にサクラが満開を迎え、4月には散り果ててた。
記録的豪雪だったり、爆弾低気圧が駆け抜けたり、
夏日があったり。低温日になったり、
この春はとにかくややこしい。
その上、地震が列島を揺すっている。
日本を揺るがすような「変!」にならないといいが‥‥‥‥



湧水田にはヒキガエルのおたまじゃくしが密集している。
たにしの爺は圧倒されて縮んでいる。

紅葉の新緑 新芽は紫外線が苦手

2013-04-17 21:32:52 | 散策の詩

いつも行く自然公園。新緑が濃くなってきました。
秋の紅葉に見紛うごときの「春の紅葉」もあります。
春紅葉は芽吹き始めたばかりの新葉では、
光合成のはたらきが完成していないために、
強い太陽光、紫外線が当たると光合成が十分にできないで、
幼い新芽にダメージを与えてしまう。
そのため、葉の中に強い光をさえぎる赤い色素ができる。
そして光合成に関わる緑の色素の合成が遅れる結果、
赤く見えるものが春の紅葉になるという



静かに心が充ちてくる 映画「世界にひとつのプレイブック」

2013-04-11 10:41:40 | 劇場映画

第85回アカデミー賞では作品賞を含む8部門でノミネートされ、
ジェニファー・ローレンスが主演女優賞受賞の話題作。世界にひとつのプレイブックを観てきました。



妻の浮気現場を見てしまったパット(ブラッドリー・クーパー)、
心のバランスを崩して病院送りになったが、
一時退所して実家で両親と暮らしながら、リハビリをしている。
それでも時折り、去ってしまって接近禁止中の元妻ニッキ(ブレア・ビー)への思いで正気を失う、
そしてパットの父親(ロバート・デ・ニーロ)はアメフトの熱狂的ファンで、
試合結果を掛けの対象にしている。
しかも異常な縁起担ぎでテレビの見物席にも拘っている。
そんなときパットは、ジョギング中に、近所に住むティファニー(ジェニファー・ローレンス)と出会う。







ティファニーもまた、夫を交通事故で亡くして心が切れてしまい、
セックス依存症になり会社の男全員とヤッて首になっていた。
心に傷を負っている二人が立ち直る「作戦図」は、
ダンスコンテストへの出場を決意したことだった。
アメフトの賭けで全財産を失った父もま、たこのコンテストに起死回生の賭けをしたのだった。
果たして結果はいかに‥‥‥‥‥‥‥‥


映画を見ながら、眠くなることはめったにないたにしの爺
とにかく目が落ちそうになるのをこらえるのに大変でした。
「プレイブック」とは、アメフトチームのフォーメーションの図解ノートという意味だということです。

出演者 ブラッドレイ・クーパー
ジェニファー・ローレンス
ロバート・デ・ニーロ
ジャッキー・ウィーヴァー
クリス・タッカー

春の嵐 爆弾低気圧が列島を駆け抜けた

2013-04-08 09:52:12 | 散策の詩

強風、暴風、大雨、集中豪雨、交通機関‥‥など
あちこちに爪痕を残して縦断して行った。



爆弾低気圧とは、中心気圧が24時間以内に、24ヘクトパスカル以上低下し、台風並みに発達する温帯低気圧のことを言います。(図と共に気象庁)



当地では日曜の7日、昼過ぎまで強風が吹き荒れ、
樹木が煽られ悲鳴を上げていましたが。
雨は上がり雲の割れ目から青空が覗きました。



今朝、8日は朝から青天になっていますが、
風の向きが変わり北風になって、すこし気温が下がっています。

暖気と冷気が烈しく入れ替わって気圧が変化する。
木々の芽吹きが盛んになり、辺りに精気がみなぎる。
この時期、たにしの爺は絶不調に陥ります。
学生時代からで、
4月5月は気候の良さとはうらはらに、
いらいら、不定愁訴、引きこもりで身体がきしむ。
今年は特にひどい。一昨日は心拍数が90を超えていた。