たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

<投手>大谷翔平、圧巻のV投、日ハム、パ・リーグ制覇

2016-09-29 06:02:06 | Journalism

1-0、15奪K、1安打でシャットアウト



優勝までM1としていた、
北海道日本ハムファイターズは、
埼玉西武ライオンズと対戦、
大谷投手の圧巻のピッチングで西部打線を完封。
レアード選手のホームランであげた1点を守りきり、
4年ぶり7度目のパ・リーグ優勝を遂げました。



大谷投手をはじめ、多くの若手選手が、鎌ケ谷市民です。
ファームの拠点・鎌スタで練習に励んでいた選手等が、
チーム力を支える戦力になっている姿は素晴らしいです。

「あかぼし俳句帖」(小学館・ビックコミック)が面白い

2016-09-26 11:53:03 | 本・読書

俳句でつながる人生恋歌!!
カバーのコピーから――


この夏以来、たにしの爺、コミック漫画にはまっています。
有間しのぶの原作を奥山直が作画する「あかぼし俳句帖」。
定年を5年後に控えた窓際サラリーマンの、新たなトキメキ発見ストーリーです。



主人公・明星啓吾(あかぼし・けいご)氏は、
大手自動車メーカーに勤め、宣伝部長として、
切れ味鋭い「キャッチコピー」で売り上げ増に大貢献したと、
自負の塊(かたまり)で「でかい顔」を売り物にしているが、
今では、出世コースに乗り遅れ、閑職の「広報部」のヒラ。

年下の上司から小言を言われ、周囲からも邪魔扱い。
「窓際族」の集まる「喫煙所」でエンコウ(煙交)して、
退社まで時間を潰す定時帰りの日々です。
肩書きが無くなり、部下も居なくなった元エリートの悲哀です。



定時帰りの途中、趣味を探すことで書店に立ち寄ります。
あれこれ、ムックや雑誌を手にとって思案するうちに、
俳句の雑誌に見入ります。これなら俺にもできる。
かつては名コピーで鳴らした(自称)感覚が蘇える。
雑誌には女流俳人・水村翠(みずむら・すい)が特集されていた。

独り暮らしの主人公(家族も居ない悲惨な境遇なんです)。
帰りによく立ち寄る常連の居酒屋が「お里」です。
愚痴を聞いてくれる女将サンとは永年の付き合い。
お酒を戴いたり、夕飯を食べたり、慰められたり、
孤独な明星サン。いい感じの「人生の止まり木」です。



この「お里」にはもう一人の、ご常連サンが居ました。
雑誌に特集されていた女流俳人・水村翠さんです。
インテリアショップの雇われ店長を勤める翠さんも、
「お里」で仕事帰りを憩い、女将とは大の仲良し。
翠さんを見初めて、お近づきになった明星啓吾サン。
彼女に近づきたい一心で俳句の指導を乞うのだが……。



下心丸出しで「翠さん」に自作を披露してみせる。
とんだ迷惑な「翠さん」。でも、そこは女流俳人です。
「だめ句」の所以を指摘したりします。
有頂天になった明星さん。句作りに没頭します。
そのうちに疑問の壁にぶち当たります。
なぜ自分の句は、五七五なのに俳句になっていないのか。

やがて「翠さん」の助言と添削によって、
出世コースから外れた「おっさん」の人生が、
「恋模様」の十七音に彩られはじめます。



「翠さん」は明星さんの俳句世界を広げるために、
自分の所属する俳句結社「帆風」に入会させます。
ベテランぞろいの俳句同人に囲まれて、
鎌倉に吟行に行くことになった明星さん、
合評会で苦吟の披露をしなければなりません‥‥



壁に突き当たりながら明星さん、
俳句の世界の深さにのめりこんでいきます。
「翠さん」への想いは??ライバルも居ます。

季語のこと、古語など、俳句世界の入門としても、
初心者の何処がダメなのか、わかりやす書かれていて、面白くて勉強になる物語です。



この作品を知ったきっかけはテレビの「NHK俳句」
夏井いつきさん選者で、ゲストは漫画家の有間しのぶさん。
そのとき「あかぼし俳句帖」が話題になっていました。



ストーリーの途中に挿入される俳句は、すべて、著名作家の引用区を除いて、
登場人物の詠む俳句はすべて有馬さん自作していると言う。

現在、4巻まで出ています。
何巻まで続くか知りませんが読み続けるつもりです。
小学館の公式サイトでは、1巻の冒頭部分を試し読み用に公開中です。

居座る秋雨前線も来週には立ち退きそうです

2016-09-24 11:46:47 | 散策の詩

雨が切れませんね。
大丈夫かと思い徘徊に出かけると、
パラパラ来て、その内に、
どうーッときます。





徘徊時間を短縮するため、
車で自然公園まで行ってきました。
杜も木も雨に濡れて重くなっていました。





来週は太平洋高気圧が戻ってきて、
暑くなると言う予報です。





本読みのネタなどあるのですが、
気乗りがしないので、
どうでもいいことを、写真に頼ってアップした次第です。




「猿の尻笑い」――民進党人事・蓮舫体制発足

2016-09-22 11:46:01 | Journalism
民進党の蓮舫新代表のもと、
21日に開かれた両院議員総会で新執行部が正式発足しました。
元首相だった野田佳彦氏が幹事長に就いたことで、
早くも同党「お家芸」の党内が4分5裂の状態のようです。



役員人事を決めた両院議員総会の出席者は約70人で、
党所属国会議員147人の半数にも満たなかったという。
赤松広隆前衆院副議長は委任状すら提出しないで欠席。
そのほか委任状も出さずに欠席したベテラン議員もいたという。
早くも「蓮舫・民進党」は党内分裂との観測も出ているようです。

こうした事態になったのは、
野田佳彦氏を幹事長に据えた事への反発だという。
野田氏は旧民主党政権を下野に導いた張本人で、
多くの同志を「永田町から失った・戦犯だ」とする議員が多いという。
その野田氏が幹事長に就くなんて許せない。
ということで総会にも「ケツをまくって」出てこなかったらしい。



たにしの爺、そいつ等に言いたい。
旧民主党が昨今の凋落振り、国民からそっぽを向かれているのは、
鳩山首相、菅首相時代に「すったもんだ」の醜態をさらけ出した、
旧民主党議員の全体責任であって野田氏、一人の責任ではない。
当時の所属員らはそのとき、自分で何ができたか思い起こすがいい。

解散権を行使した野田氏を「戦犯」だと言うなら、
政権崩壊に至らしめた全議員の「尻は赤い」のです。
まさに今回の人事を巡る反発は「猿の尻笑い」です。

一強「自民・公明の巨大与党」に対抗する「野党喪失」。
国民は悲しすぎて、どうすればいいのですか。
独裁国家の足音が高くなるばかりです。
 
「猿の尻笑い」――
猿が自分の尻の赤さに気づかず、他の猿の尻の赤さを笑うこと。

仲秋が過ぎて野山は色付きはじめます。

2016-09-19 10:43:43 | 散策の詩

大型台風が日本列島を通過したり、
今も上陸をうかがう大型16号がいたり、
秋の長雨になっています。
中秋の名月も、満月も薄雲ごしでした。



季節は移ろう秋に向かい始めました。
写真は野ブドウを集めて見ました。
はじめの6枚は昨日、撮ったものです。



野ブドウは、夏に小さな花が咲き、
秋口から小さな実が付きはじめて、
色は次々に変化していきます。



一枝の中に白緑色、薄紫、瑠璃色、紫、赤紫など、
中には美しく碧い色が交じり合って宝石の首飾りのようです。
同じ枝の実でカラフルの変化する不思議な実ですね。
食べられる山ブドウとは違うようです。



以前、「頂きもの」で紹介した栽培親戚から送られた、
「巨砲」が今朝のデザートで終わりになりました。
どうもご馳走さんでした。



今日は「敬老の日」ということで、
各地で自治会主催の敬老会が公民館等で開かれているようです。
一昔は「老人の日」と言われていました。
65歳以上が人口統計的には「高齢者」と分類されていますが、
この年で老人扱いは気の毒ではないでしょうか。



今や、現役で給料を稼いでいる65歳以上はの人は大勢います。
前期・後期などと分けないで、
後期高齢者とされる75歳以上を手厚く扱うことにして、
それまでは現役世代として、働き稼ぎ、税金を払う、
社会基盤の構築を政府・政治家は目指して貰いたい。



22日は彼岸の中日「秋分の日」で国民の祝日です。
この日、真東から昇った太陽は真西に沈み、
昼と夜の時間がほぼ等しくなって、
この日を境に次第に夜が長くなっていきます。



この日をはさんだ前後7日間が「秋の彼岸」です。
ハギが微笑み、ワレモコウが揺れる季節になります。

宮下奈都著『羊と鋼の森』 (文藝春秋/1500円)を読みました。ピアノの音から森を感じる

2016-09-12 12:39:25 | 本・読書

「全国の書店員が<いちばん!売りたい本>」として選んだ、
2016年、本屋大賞受賞作「羊と鋼の森」を読み終えました。
以下は小説の始まりの幾つかの一節の引用です。



森の匂いがした。秋の、夜に近い時間の森。風が木々を揺らし、
ざわざわと葉の鳴る音がする。夜になりかける時間の、森の匂い。



目の前に大きな黒いピアノがあった。その人が鍵盤をいくつか叩くと、
蓋の開いた森から、また木々の揺れる匂いがした。
夜が少し進んだ。僕は十七歳だった。



僕はピアノの音が少しずつ変わっていくのを、そばで見ていた。
秋の、夜、だった時間帯が、だんだん狭く限られていく。
静で、あたたかな、深さを含んだ音。そういう音がピアノから零れてくる。
「ここのピアノは古くてね」「とてもやさしい音がするんです」
その人は話し始めた。 



 
調律師として音を追い求めていく少年。
先輩らの音を聴き、ピアノ少女姉妹との出会いを通じて、
成長していく過程が、静謐で美しい文章で綴られる。
久しぶりに手にした文芸書に心地よい時間を過ごしました。

人間の多様性の輝きに満ちて、リオ・パラリンピックが開幕

2016-09-08 17:19:40 | Nationalism

南米初開催となる障害者スポーツの祭典、
第15回夏季パラリンピック・リオデジャネイロ大会が、
7日夜(日本時間8日午前)開幕しました。
開会式を全部見ました。リオ五輪開会式以上に胸が熱くなりました。







大会には159カ国・地域から約4400人が参加します。
初の難民選手団も入場しました。
日本から132人が参加します。 







国も違い、人種違う。皮膚の色も、髪の色お違う。
コスチュームも、おしゃれも違う。
ここまではリオ五輪と同じです。







しかし、ここが違うのです。
歩けない人、車椅子の列、杖の人、見えない人、手先の無い旗手。
手の無い人、常人の半分くらいの背丈の人。







入場してくる障害者選手は歓喜を弾かせています。
多様な渾然たる光景が展開されました。
でも、みな人間たちは自信に満ちた笑顔は同じでした。





義足や義手、車椅子を縦横に操り、ぶつかり合う球技、時速30キロにもなる車椅子マラソン。
また、伴走者と一体になって走るマラソン。
水の中では自由になれると言う隻腕の水泳選手。







なんと言う美しさでしょう。
障害を持つハンディは微塵も感じられない。
可能性は無限に引き出せる勇気が発信されています。
大会のテーマは「限界のない心」です。





パラ旗の入場行進は立てない、歩けない子ども等が、
パパ等に支えられて、足の甲に乗っての行進です。
雨中の聖火リレーには感動のハプニングもありました。


 
両足義足のエイミー・パーディさん。
ソチパラのスノーボードクロスでメダリストになりました。
最先端テクノロジーロボットと華麗な競演です。







聖火最終ランナーとして、
ブラジルで最多メダルリストの競泳のクロドアルド・シルバ選手が、
聖火台に灯をともし、パラリンピックが開幕しました。



この時間、
小中学生、高校生らは、登校準備や途中で見た者はなかったでしょうが、
絶対に見て貰いたい教材でした。





これほどの生きた教材は、すべての教科書・授業に勝るものです。
教育委員会・学校当局にお願いしたい。
子どもたちに見せてあげてください。





2時間くらい授業を潰してもいいから、全校で開会式の録画テレビの観賞をして戴きたいものです。
生徒が変わるかもしれません。





写真は順序を追っていません。すべてテレビ画面の撮影です。
最後まで見て戴きありがとうございます。

この記事お勧めです。「パラリンピックを10倍楽しむ方法」
たにしの爺

初秋の収穫・ぶどう・くりをいただきました。モンゴルのチョコレートにチーズも

2016-09-06 11:55:41 | 頂き物

秋は果物の季節、
ご近所さんの二軒からクリをいただきました。
クリの旬は9~10月。5℃以下の低温で保存するとよいという。
ひとつまみの塩を加えた塩水に皮ごと10時間ほど浸け、
よく水気を切ってから冷蔵庫で保存するとよいと知りました。

ブドウ・巨峰の旬は7~9月。
東御市の湯の丸高原在住の栽培親族が送ってくれました。
玉に白い粉がついているのは、水分を弾くために、
ブドウ自身が発したもので新鮮な証拠だと知りました。

モンゴルのチョコレートとチーズは、
立ち寄ってくれた方がお土産において行きました。
チーズの方は余りクリーミーな感じがしません。
チョコの方はまだ味わっていません。
カンはにんにくの漬物だそうです。
まだ開けていません。

数珠玉 (じゅずだま)の花を見る

2016-09-02 16:59:04 | 花とつぶやき

東北、北海道に大きな被害を残して、
台風の団体が通り過ぎていきました。
自然災害は、「こんなことは、初めて」、
の地域に大きな被害をもたらします。
「備えあれば」が後の口説になります。



しばらく振りにいつもの自然公園まで、
秋の気配が漂うなか、徘徊の足を伸ばしました。
夏の日に汗ばんで歩くと、
うるさい小虫が顔、首筋にまとわりついて、
払いのけながら歩くストレスが剣呑で行かないでいました。
 


木道に沿って数珠玉 (じゅずだま)の花が咲いていました。
晩秋から初冬にかけて黒い硬い身になります。
来園者が、特にご婦人方が実を採取してしまいます。


 
実を数珠として利用したことからこの名前になったという。
また、お手玉の材料にもされているようです。



キンギョソウも咲き乱れています。
実になったとき、軽く握ると手の中で弾けます。
年々繁殖の範囲が広がっていきます。