たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

映画「恋するベーカリー」  こんなことしていいのかしら

2010-02-27 17:45:23 | 劇場映画

離婚夫婦、10年後は恋愛適齢期。
元妻と夫のベットは、パン・オ・ショコラの味がする?

早くも2月が終りますね。
評判の映画を観てきましたので、報告します。

「ホリデイ」「恋愛適齢期」「ハート・オブ・ウーマン」のナンシー・マイヤーズ監督による恋愛コメディ。恋するベーカリーはR15指定です。

10年前に離婚したジェーン(メリル・ストリープ)。
弁護士で元夫ジェイク(アレック・ボールドウィン)は若い女性と再婚したが、わがままな妻が悩みの種。



ジェーンは3人の子どもを育て上げ、サンタ・バーバラで経営するベーカリー店も大繁盛。
彼女の焼くパン・オ・ショコラはアメリカ一の評判にもなる。
彼女のサクセスの始まりは離婚からだった。

自宅の増改築に取り掛かるジェーン。
設計図を抱えて現れたのはアダム(スティーブ・マーティン)。
彼もまた離婚経験者。

豊かな生活でも、心が満たされない日々を送っている二人、
たちまち意気投合する。夢はさらに広がる。



ところが、ひょんなことからジェーンとジェイクは、ホテルのバーで偶然に再会。
ワインのグラスを重ねるうちに、なるようになる。
10年ぶりのベットの味に……。



お金もあって、子どもから愛され、いい男が二人もいて、

カリフォルニアの高級リゾート地・サンタ・バーバーラの、
広大な土地に住み、3人の子どもはみんな大学卒業。
ベーカリーは大繁盛。
友だち集めて、家族そろって、恋人と、
ワイン飲んで、料理を作って、夜ごと、
パーティ、ホテルのディナーを楽しむ。

悩みといえば、元夫と寝るのは「不倫」だろうか?
設計図家とは、どうしたらいいだろうか?
こんなことしていいのかしら。

この映画には、ネタもストーリーもありません。
メリル・ストリープに会うのはマンマミーア以来、相変わらずパワフルな彼女でした。

サブプライムローンの破綻など、貧富格差の広がるアメリカ。
この映画にはそんな影が全くない。
アメリカは、こんな映画を作っていて、いいのかしら


枯野の妖精・コセリバオウレン 小芹葉黄連

2010-02-25 21:56:12 | 花とつぶやき

冬の枯野に(1月から2月にかけて)密やかに咲く、
白い小さな花・コセリバオウレン 小芹葉黄連。
里山の雑草地に群生して咲く多年草です。

葉がセリ(芹)の葉に似ているから付いた名前だという。
薬草としても有名だという。
たにしの爺  は初めて遭遇して撮影出来ました。



偶然にも2月24日の誕生日の花がオウレンで、
花言葉は「変身」だそうです。



平成22年2月22日22時22分22秒

2010-02-22 22:22:22 | 花とつぶやき

今日は2並びの日でした。
ブログ更新のネタがない  たにしの爺は、
紅梅・白梅で春の花を並べました。



バンクーバーオリンピックたけなわですね。
サングラスや速過ぎて、世界トップの選手たちの
顔の表情が見えない。



そんな中で、カーリングの選手たちはアップで、
引き締まった、緊張感のある素顔が映される。
これほどスピード感のないスポーツがあるだろうか。
「知能と読み」が勝敗の分かれ目になる。


雪のふるさとから 撮りたて写真です

2010-02-13 12:38:55 | Lyricism

北陸の豪雪の里・朝日山に棲んでいる、
ユキウサギさんから、
撮れたばかりの写真が送信されましたので、
許可を得て紹介します。

>こんにちは
>今は晴れています
>杉の木から 雪が落ちてきます



>遠くに 場所さえよければ妙高も見えるかも
>これからお天気は崩れる予報です
>でも 今は 青空がきれいに見えています



>道路端のツララです
>分かります?
 たにしの爺、
今はバンクーバー冬季五輪開会式を見ながら、
20年前の夏に3週間、UBCの学生寮で過ごした際、
歩いたバンクーバーの街、
スタンレー公園のトーテムポールなど、
花の街の風景を思い起こしています。


「池波正太郎を歩く」を読む 須藤靖貴/著

2010-02-11 10:44:34 | 本・読書

今年は国民読書年です。

――歩いて読書が豊かになる
「読んでで歩く。そして読み返す。…………
………………
現場歩きを繰り返していると、ページをめくるときの
想像力が格段に豊かになる。」
著者の須藤靖貴氏は「あとがき」で記す。

須藤靖貴/著 池波正太郎を歩く を読んだ。
毎日新聞社刊(2009年1月)1,575円

この本は、「真田太平記」から始まり「原っぱ」まで、
池波正太郎作品18編の作品現場紀行記である。
2007年の秋から毎日新聞日曜版に1年にわたり連載された。

著者は、池波作品の現場に行き、歩き、立ち止まり、
登場人物のゆかりの旧跡など尋ねる。
そして、作品を読み、当時の空気を呼び覚ます。
そして、池波作品と同じように、必ず「食べ処、飲み処」が登場する。

たにしの爺、
新聞連載時から日曜朝の楽しみにしていた読み物だった。
著者の骨太な簡潔な文が、一気に作品舞台に移動する。
第1章の「真田太平記」への入り口は、この一文で始まる。

     《まずは信州・上田である。》

上田に着いた著者は、
徳川の大軍勢を2度にわたり寄せ付けなかった、
真田一族の居城だった上田城址を歩き、
池波さんの足跡をたどる。
 この連載に誘われるようにたにしの爺は、
「真田太平記」全12巻(新潮文庫)を読み終えた。
以来、池波作品に魅せられ、老眼の目には良くないなーと思いつつ、
通勤読書に耽っている。いつか作品ごとの読感を紹介したい。

とくに「真田太平記」に登場する「草の者・お江」に代表する、
女忍びの列伝などに興味を集めたい。


織田信長の軍勢に包囲された、早春の信濃・高遠城の一隅、
討ち死にを覚悟した若者に、女忍びのお江がささやく。

「明日は、お前、死ぬる身じゃな」
急に、女のささやきがきこえた。
槍を両腕に抱いたまま、ようやく、仮眠の中へ分け入ろうとしていた向井佐平次の耳朶へ、女の熱い息がかかり、
「死ぬる前に、女の躰、抱きとうはないかえ…」
と、いう。
闇の中で、なまぐさいまでにただよう女の濃密な体臭には、血の匂いもまじっているかのようだ。
「ほれ……」
背後から女の手が、佐平次の腕をつかみ、引き寄せた。
たちまち、佐平次の掌が、たっぷりと量感をたたえた重い乳房にふれた。
……………………………………
「どうじゃ、若い人……」
「いらぬ」

池波さんの長大な戦国絵巻「真田太平記」はこのシーンから始まる。
この向井佐平次は真田幸村の最後を共にする。

(この項未完)

オザワー 外! 民主党の邪鬼 居残る

2010-02-04 08:06:28 | 24節気

昨日は節分でした。
全国的に冷気が入り、雪が舞いました。
大雪注意報が出た地方もありました。

各地の神社・仏閣では節分の豆撒きが行われました。
世の中の邪鬼を追い出す「鬼はー外」でした。

しかし、「政治とカネ」権化鬼は永田町に残り、
赤じゅうたんの国会に、これからお君臨するようです。

小沢幹事長続投へ

民主党の議員たちは、だれも怖くて「豆撒き」はしない。
一人くらい「オザワ-外!」って言って見たら。
豪腕幹事長の前に「竦んでいる」民主党議員らに、
国民は、あきれ果て、情けなくて、腹立たしいのです。

司法の不起訴は、確固たる黒の証明証拠を探し出せなかったが、
ご自身の「政治資金の収支」を管理していた秘書が、
3人も逮捕された事実は重い。
民主党の自浄姿勢が問われている。

今日は立春です。
写真は膨らみ始めた榛の木(ハンノキ)の嘉穂です。
花言葉は、忍耐、荘厳、強くて勇ましい、不屈の心、剛勇。
花粉の季節ですね。


平年より24日遅く 雪景色 春隣

2010-02-02 07:46:29 | Lyricism

当地にも雪が積もりました。
日中冷たい雨が降っていたが、
6時過ぎから、霙交じりの雨が、
7時過ぎから雪に変り、かなり降りました。



新聞によりますと、平年より24日遅いという。
2月最初のブログ更新は雪の報告でした。
雪国の日本海側の人から見たら、
間抜けな話ですね。