たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

曇り日の31日、サクラ満開のなか、3月が去る

2013-03-31 09:03:26 | 散策の詩

今年のサクラ開花を促進した高温気候もここ数日、
気温が上がらず満開のサクラが長持ちしています。

マスコミは隅田川のサクラとスカイツリーをセットに、
東京のサクラシーンを紹介していましたが、
古典派のたにし爺は増上寺、サクラ、東京タワーで撮りおろしました。
29日に出かけましたが、天気もサクラも持ち堪えていました。



春浅き、戦場ヶ原、奥日光のサクラは、未だ眠っていた

2013-03-25 17:53:01 | 散策の詩

誘われて思いがけずも奥日光を回ってきました。
ウィークデーとあって、高速道路は渋滞もなく、
華厳の滝周辺の駐車場はどこも空いていました。
東京のサクラは満開と浮かれているようですが、
この辺まで来ると「春は未だ浅き」の気配です。



除雪された積雪が氷状に固まって残っています。
華厳の滝には氷瀑の名残りが固まっていました。
展望台からもゆっくり眺めることができました。





「いろは坂」に入ると山肌にはかなりの残雪です。
男体山、白根山など遠くの山はまだ雪山状態です。
湯滝は雪のなか、湯の湖7割は氷は張っています。





ホテルから眺める金精峠の朝は白銀の中でした。
女将「この辺のサクラは五月の連休の頃です」と。

東照宮、五重塔、輪王寺など世界遺産群は後で。

芽吹きの山を  白に染める辛夷の花

2013-03-21 21:50:23 | 散策の詩

早春の山で一番先に目立つ花が辛夷。
花が咲くまで辛夷の木があるかは知らなくても、





あっという間に咲き出して殺風景だった山を白色で引き立てる。
「辛夷の花の盛りが苗代の盛り」という言い伝えが、
全国の農村部に残っているそうです。





辛夷が咲く頃が田仕事(田植え・苗代作り)を始める時期だという。
別名「田打ち桜」とも言われていることを知りました。






この辛夷の花、桜とは違って散り際の情けない姿は気の毒です。
 快晴の本日、撮りたての画像です。

道野辺の春 道端に咲き乱れる彩花

2013-03-19 08:55:06 | 24節気
夜半までの強風が止んで朝日が眩しい。
明日は春分の日、春彼岸の中日ですね。

今年の冬は寒く、春は遠いと思っていたら、いきなり桜開花。
それにしても烈風日が多い。今年は事務所から離れたので、
屋外の時間が多くなった分、黄砂、PM2・5に見舞われた。

いつものウォークロードを歩いていると野辺の緑が濃くなって、
道端などの足元には小さな野花が「春よ~♪」と歌っている。

瞬く「地上の星」オオイヌノフグリです。



ヒメオドリコソウ・姫踊り子草です。



どこにでも咲いていて、長く見られるホトケノザ・仏の座です。



薬用にもなるクレソンです



隣に咲いていたフキのとうの花です



見上げれば辛夷の花が咲き始めていました。



例年になく早いサクラ列島が始まりましたね。
今年も無事にサクラを見られることを喜びたい  「たにしの爺」でした。

北海道日本ハムファイターズ 鎌ケ谷スタジアム 大谷翔平選手

2013-03-12 20:42:23 | Journalism

今日3月12日、北海道日本ハムファイターズのファーム本拠地・
鎌ケ谷スタジアムで行われた「イースタン教育リーグ、横浜戦」で、
日本ハムのドラフト1位、大谷翔平投手(花巻東)が「3番・DH」で先発出場した。
10日のヤクルト戦で投手デビュー1安打無失点で飾った大谷投手、
この試合ではDH3番で打者に専念。
初回の打席では右飛に倒れたが、四回の第2打席では、2ボールからの右前へ痛烈なヒットを放った。





第3打席は空振り三振に倒れた。
8回の裏には四球の打者が二人出て、ワンアウト1、2塁となって、
2番の松本(遊撃)が次打者の大谷に回してくれることを、スタンドは期待した。
ところが松本はあっさりボテボテの内野ゴロで併殺。チェンジ。



スタンドから大きなため息。「空気が読めないやつ」
「バンドもあったのに!!」という声もあちこちで。





たにしの爺、このあといつものコースをウオーク。歩きながら、この場面を考えてみました。
まずコーチの頭の中、0-0の8回裏、
勝たなければならない試合だったらバンドのサイン。次の大谷に期待する。
しかし勝つことより教育リーグ、ここで松本にバンドを命じたら、
松本は「なんだよ、新人のお膳立てをさせるのかよ」……
バッターボックスの松本は、スタンドの空気は感じたが、
この試合エラーをやっていたし、ネクストでバットを振っている大谷を意識して、
ここで「オレが何とかする」「俺だって」の意識が強く、力みが入ってボテボテゴロとなったのかな。
目の前でチャンスが潰れたのを見た大谷はどう思ったのだろうか。
結局試合は9回にエラーなどで大量点を取られ●0 - 5 ○で負けてしまった。






13日の明日も対西武戦がある。斎藤佑樹が出てくるかな。
鎌ケ谷スタジアムから目が離せない。



大型ビジョンのスコアボードが完成

鎌ケ谷スタジアムのLEDディスプレイの大型ビジョンが完成した。
縦6.949m×横19.751mのスクリーンサイズは映像表示装置として千葉県下最大で、
プロ野球12球団の中でもファーム球場にフルビジョンのスコアボードを導入したのは鎌スタが初めて。

<スポニチ・ニュースから>
イースタン教育リーグ 日本ハム1―2ヤクルト (3月10日 鎌ケ谷)
日本ハムの2軍本拠地である鎌ケ谷の今季初戦。改修された全面大型ビジョンのお披露目、試合後の選手との交流イベント開催に加えて大谷の実戦初登板が重なり、3450人のファンが詰め掛けた。
内野席はいっぱいになり、教育リーグでは異例の外野芝生席も開放。報道陣も111人が集結し、球団関係者は「教育リーグで外野席の開放は珍しい。大谷効果ですね」と話していた。

ジャンゴ 繋がれざる者 タランティーノ監督、怒涛のエンターテインメント

2013-03-10 21:07:53 | 劇場映画

1日封切りの映画「ジャンゴ 繋がれざる者」を見てきました。
第85回米アカデミー賞脚本賞、助演男優賞――公式サイト

ときは南北戦争直前の1858年。
黒人の奴隷(映画ではニガーと頻繁に叫ばれる)が家畜以下に扱い売買される。
舞台は奴隷制度たけなわのアメリカ南部。鎖に繋がれ徒歩で輸送されていた黒人奴隷ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)は、
突如現れた元歯科医の賞金稼ぎシュルツ(クリストフ・ヴァルツ)によって解放される。

アカデミー賞助演男優賞をしている、このドイツ国籍の元歯科医、
善人なのか悪党なのかよくわからない。
とにかく黒人の奴隷を痛めつける南部の白人を容赦しない。



ジャンゴと組んで賞金稼ぎの稼業に精を出す。
行方不明になっているジャンゴの妻ブルームヒルダ(ケリー・ワシントン)を探す旅に出る。
売られた妻がミシシッピーの広大な農園主カルヴィン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)のもとで酷使されていることを突き止める……
残忍で血を見るのが大好きな大農場主をデカプリオが演じる。
二人は救出すべく乗り込んだが……



異才と言われているというクエンティン・タランティーノ監督の映画を初めて見たが、
とにかく凄まじくて、荒っぽい。緊迫シーンが続く。

 たにしの爺、これから見たい映画のリスト。
 「世界にひとつのプレイブック」
アカデミー賞主演女優賞のジェニファー・ローレンスにあいさつ。



 「リンカーン」スピルバーグ監督。アカデミー賞美術賞。



 「アンナ・カレーニナ」美貌のキーラ・ナイトレイに再会。



 「船を編む」2012年本屋大賞。三浦しをんの原作本が楽しかった。



春待つハンノキの枝に川の宝石 カワセミブルー

2013-03-09 21:31:56 | 散策の詩



いつものカワセミ今日は高枝で会う。
最近はあちこちの枝に移動が激しい。
飛び込みのチャンスが少ないようだ。
今日は小魚餌にありつけただろうか。



三脚付き超望遠・高速連写のウン十万円のカメラを担いで、
一日中、カワセミを追っている人たちが大勢います。

たにしの爺の1万円カメラではこの程度が限界です。




ゼロ・ダーク・サーティ オサマ・ビンラディンを追い詰める CIA女性分析官

2013-03-03 07:38:32 | 劇場映画

テロリストとその一味への狂気にも似た拷問と殺戮。
ロンドンを始め世界各地で起きる凄まじい自爆テロ。
銃器音がテロ現場の如くに2時間40分ノンストップ。

映画「ゼロ・ダーク・サーティ」を見てきました。
第85回アカデミー賞の「作品賞」など5部門にノミネートされて、
「音響編集賞」のみの受賞になりました。
製作は、監督キャスリン・ビグロー、脚本マーク・ボール。
この製作コンビはイラクを舞台とした、
アメリカ軍の爆弾処理班を描いた戦争アクション映画、「ハート・ロッカー」で、
第82回アカデミー賞「作品賞」を始め6部門で受賞している。。

今回のアカデミー賞「作品賞」は「アルゴ」が選ばれました。
イランで1979年11月4日に起きたアメリカ大使館人質事件、
CIAによる救出作戦を描くサスペンスドラマだという。
CIA捜査官が主人公になる映画が2本も同時にノミネートされたわけです。

この「ゼロ・ダーク・サーティ」は国際テロ組織、
アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン捕縛・暗殺作戦の裏側を明かしたもの。
事実なのか、フィクションなのか。



2011年の3・11から10年、CIAパキスタン支局。
映画は冒頭、映像なしに貿易センタービルが崩れて、
恐怖に怯える悲鳴のみが、スクリーンから聞こえる。

凄まじい拷問のシーンが執拗に映し出される。
若くて優秀な女性分析官のマヤが派遣される。
(ジェシカ・チャステイン、「女優主演賞にノミネート」)
マヤはやがて、ビンラディンに繋がると思われる連絡員を割り出す。

電話の通信記録を追跡、アジトを特定するが、……
果たしてそこにビンラディンは潜伏しているか否か……
CIA上層部は確率をめぐって割れた。
マヤは100%だと確信していたが……



「ゼロ・ダーク・サーティ」公式サイト

今日から3月 弥生 芽吹きの季節

2013-03-01 11:11:33 | 散策の詩

春一番、春風に木々が芽吹き、草木が生い出る。

予算年度の終わり――
役所・諸官庁は不急工事発注、不急物品大量購入、
使い残した予算の駆け込み消化月間の時期となる。

別れのシーズン――
人事異動で歓喜と悲哀を交々に、送別会や卒業式など。
入試合格、就活成功、昇格人事内定など花は満開組と。
花は爛漫なれども、希望叶わず失意にくれる落胆組と。

たにし爺の3月――
入学、入社、異動や失意もなく、歓迎会や送別会もなく、
みな遠い昔になってしまった「たそがれるばかりの爺」
怒れることばかりが目に付く昨今です。
今年もまた、確定申告で納税させられた3月は怒りの月。

*川底に 蝌蚪の大国 ありにけり(村上鬼城)
オタマジャクシの卵も色付いています。



*何気ない暮らしが何より宝物(考えボーイ)
今年のサラリーマン川柳100選で6位の句です。