たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

JAL整備工場で777を見てきました

2009-11-28 10:26:45 | 社会見学

うわーでっかい。 ジャンボ機だ。
新型のB777(トリプルセブン)だ。
 たにしの爺ジャンボ機の外回りに触れた。



知り合いのNPO法人の社会見学の企画ツアー・
「JAL整備工場と航空科学博物館見学」
に参加してきました。



整備員の方がガイドになって、
広い整備工場内を見て回りました。



いきなり目に入ったのは、B777だ。
整備の方の説明によると、
巨大なタイヤ車輪が14個(前部2個+後部6×2個)。
機体は長さ73.9m、主翼の幅は60.9m、高さ18.5m。
コックピットにも入ってみた。意外に小さい。
ピット内は計器がびっしり張り付いている。



巨大なジェットエンジンも何基も整備のため置かれており、吸気用のブレイドなども見ることが出来た。



もう1機整備中の旅客機も見ることが出来た。
こちらは、クルマの車検みたいに、解体チェック中。
機体に取り付けられた高い作業用のタラップは、
それぞれの機体の形に合わせて、組立ってられている。左右から、整備機をサンドイッチにすることが出来る。





JALの社員食堂で昼食のあと、航空科学博物館に行く。
5階の展望室の目の前は、空港の主滑走路。
数分おきに、世界各地からの到着機。
飛び立つ世界の航空機を間近に見える。
3階の展望台に出れば、頭の上を巨大なジェット機が上昇していく。

かつては「日本の翼」として君臨した「日本航空」。
いまのJALは経営的には事実上破綻している。
巨額を税金から投入しなければ、運行に支障がでるという。
今後も「JAL機」が頭上を飛び交うことが出来るのだろうか。
たにしの爺には、あまり関係ないか。

今回、整備工場を見学して、航空機の安全のために、
細心の注意とプロの目で複雑な機体をチェックする、
整備担当者の真摯な仕事ぶりにはエールを送ります。
サンキューでした。


デスティネーション 民主党政権の行き先

2009-11-22 21:49:17 | Journalism

デスティネーション=Destinationという言葉を知った。

目にするのは、
『新潟デスティネーションキャンペーン』(新潟DC)
JR東日本の車両内や、主要な駅には、
いま新潟観光地のポスターが目に付く。
テレビでは吉永小百合さんが佐渡の能舞台、
サケの文化で栄えた街・村上市を旅する。

これは、JR東日本が、新潟県及び山形県庄内エリアの観光関係者・自治体と協同し一体となって、
12月31日までの3カ月間、実施している大規模な観光キャンペーン。



そもそも、Destinationとは、
主にIT関係の用語から始まっているらしく、
データの転送・複製・変換の変換先、通信の受信者などの意から、
行き先。到着地。とくに旅行の最終目的地を意味するという。
そこに、キャンペーン=Campaign(宣伝活動)を結びつけた。
新潟デスティネーションキャンペーン(新潟DC)

とにかく駅構内や車内ポスターがすごい。
越後・庄内に息づく景観と、次のようなコピーともに、
悠久×神秘  贅沢×質素  名匠×銘酒
湊町×伝統  細腕×荒波
日本海の海の幸、蔵元の風情、雪国の伝統食が誘う。



「新潟DC」のメインテーマは「食の魅力」
キャッチフレーズは「うまさぎっしり新潟」。
「ぎっしり」様々なおいしさが詰まっている新潟。
自然、歴史、文化、人の豊かさと、本物の「おもてなし」の心で、
新しい観光素材(資源)の掘り起こすキャンペーン繰り広げられている。
とくに今年は、NHK大河ドラマ「天地人」などで地元は盛り上がっているという。

「うまさぎっしり新潟」

たにしの爺ブログの支援者・朝日山の雪ウサギさんからも、
雪国の便りが届きました。(写真)



> 妙高は山の上が 昨日、今日と白くなっています
> 寒さも増してきました。

来秋は「信州デスティネーション」だそうです。」

派手なパフォーマンスで繰り広げられている、
民主党政権による「事業仕分け」。
党と政権のトップにつきまとう金銭疑惑。
民主党のデスティネーションは……

サイドウェイズ ナパ・バレーの葡萄畑に吹く恋風

2009-11-08 22:00:17 | 劇場映画

中年の恋路は、熟成ワインの飲み心地か。
映画サイドウィイズを観ました。

映画は、カリフォルニアの太陽、ブドウ畑、クラシックなワイセラーでのティスティング、ワインレストランなど、ナパ・バレーの自然と街と陽光、アメリカとは思えない落ち着きのなかにある。食事でパーティでひっきりなしに飲まれるワイン。
映画も程よく熟成した、ワインのように酔わせる絶品の味。



仕事も生活も、行き詰まったバツイチの、シナリオライター斉藤道雄・小日向文世。なんともいえないほど、役柄にピッタリのキャラクター。
学生時代の友人、上原大介・生瀬勝久の結婚式に出るためにロスの空港に着いた。
大介は、レストランの雇われ店長で、アメリカ人資産家令嬢と1週間後に結婚式を挙げることになっている。
二人は式までの1週間を、フィアンセ公認のドライブ旅行に行くことになった。



行き先は、米カリフォルニアワインの産地ナパ・バレー。
なんとも、負け組み的な中年男の斉藤道雄・小日向文世はなぜか、ワインのウンチクがすごい。
こだわりは「ピノ・ノワール」。
一方、お調子者の上原大介・生瀬勝久はナンパに精を出す。



ナンパ目的に入ったワインレストラン。
二人の女連れの日本人女性がいた。
田中麻有子・鈴木京香(マユコ)、「カベルネ・ソーヴィニヨン」に魅せられるワイセラーのチーフ。
もう一人は画家を目指す二世、ミナ・パーカー・菊池凛子(バベルで全裸をさらして2006年のアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた)4人のなかで一番、光っている。

映画はここから動き出す、歯がゆい中年男の恋、仕事に生きたい結婚に失敗した女。
上等なワインを味わうように、なんともいえない緩いテンポが心地よい。
そして、ちょっぴりコメディー味もほどよい。
たにしの爺、ちょっと酔いすぎたかな。ウィ~
ナパ・バレーのワインセラーめぐりならここ。

この映画は、全く予備知識も映評も見ずに、映画館で偶然選んだものでした。
そして、ハリウッド映画「サイドウェイ」をアメリカ人監督、日本人キャストでリメークものだということはWebで知った。

今日は立冬です。暦の上では 冬の始まり。

2009-11-07 09:55:41 | Lyricism
今日は立冬です。
太陽の位置で、一年を4分割する節気です。
暦の上で、立春、立夏、立秋、そして立冬と、
四季の始まりと区切り。







別に何もしなくても、思わなくったっても、過ぎていく日ですが、
自然の移り変わりが、4つの季節に明確に、
分かれる日本人の暮らしにとって、
節気は精神文化の拠り所となっています。
テレビなどメディアでも、
必ずその日の朝ニュースや気象ニュースで、
それらしい写真とともに報じられます。

花はウメモドキでしょうか。

文化の日の3日には、
日本列島は冬型の強い寒気がシベリア大陸から流れ込み、
気象庁は、東京(都心)で2日夜に最大瞬間風速16・4mを観測し「木枯らし1号」が吹いたと発表した。
たにしの爺は、
巨著「虚数の情緒」(吉田武)を開いたまま、
なかなか進まない。


菊日和 今日から11月 菊薫る季節

2009-11-01 16:46:45 | Lyricism
 少し風が強かったが、11月・霜月のスタートは、
まずまずの菊日和でした。

 菊薫る 菊水の宴 菊月 菊人形、菊華賞など、
菊の冠の付く言葉はたくさんある。



 なんといっても、今秋の菊の大輪は、
プロ野球ドラフト会議で6球団から一位指名された、
花巻東高校の菊池雄星投手でしょう。



 「指名されれば、どの球団でも投げて、日本一になりたい」
この爽やかさがまさに「菊の大輪」といえる。



 とりあえず、11月1日のごあいさつです。
せっかく来ていただいた、皆さんにはしょうむない話でごめんなさい。
 たにしの爺は穴に入りたい。