たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

「“ひとり”が怖い」大学生たち 一人静が咲いています。

2010-04-25 06:36:32 | 花とつぶやき

ひっそりと咲く、一人静を見てきました。 
今日は久しぶりに晴れた休日となりました。
近くの自然公園に行くと、一人静 がぱらぱら咲き始めていました。
少し寂しい花ですね。野生なので年々、花が小さくなってゆくようです。
友だち繋がりに頼る自己肯定感
4月23日金曜日、いつもより少し早く帰れた。
コタツに入って、缶ビールをプシュッとやって、
テレビに目をやると、NHK特報首都圏「“ひとり”が怖い」という番組が始まっていました。
終った後、Webで探ってみたNHKの番宣によると――、

今大学生に「友達がいないと思われる」ことを極端に恐れる傾向が高まっているという。一人でいるところを友だちに見られたくないと、トイレにこもって昼食をとる「便所飯」をしている学生もいるという。
専門家は、今の若者は身近な人とのつながりを持っていると実感することが自分の存在感(=自己肯定感)の大きな根拠となっているのではと分析している。
大学側も「キャンパスでの孤独」を防ごうとさまざまな対策に乗り出している。若者の友だち関係に対する心理を探る。 ――とありました。

最近の大学生らは、一人で学食(大学内の食堂)に入れない。
トイレで食事をしている学生もいるという。
なぜかというと、一人で食事をしたり、弁当を食べているところを見られたくない。
「あいつは友だちがいない、さびしい人間だ」と思われたくない。
「一人で孤立していると、思われるのが怖い」のだという。

そんな大学生が増えていると、映像で伝えていました。
学生らに話を聞くと「食堂を個室化したり」「衝立で仕切って、周囲から見えないように」してもらいたいという。

「個性」「個性」と自己主張が強いくせに、
群れていないと安心できない。
これって、群れている稚魚や鰯と同じじゃないの。
外敵を寄せ付けない。「群れている安心感」から自己解放できない。

さらに番組は、若者たちの「24時間ケータイ繋がり」についても映す。

アドレス登録数が600とか800あるのが普通。
10や20では友達のいない、寂しいやつだと思われるのが怖くて、
ひたすらアドレス収集を競う。
登録許容数を増やすために、ケータイを買い換えたとも。

46時中、ケータイを握り締め、仲間と食事中でも、
授業中でも、デート中でも、掛かって来たメールに対応する。
掛かって来たメールに直ちに反応しないと、
友達から外される「メールでのつながりが唯一の友達空間」のメル友依存症候群の学生たちが映し出されていた。

番組にでていた大学の先生が、「携帯メールで24時間常に維持される友人関係が、自己肯定感の大部分を占めるようになったと」分析していました。

たわいもない、稚語のような電文を、46時中、見たり、打ったり。
思考回路が、指先だけで完結している、ケータイ人間が増殖中です。
 
 彼らの気持ちの裏を返せば「他人の目や評価」が異常に気になる。
友だちと居たり、繋がっているときの安心感に比べ、独りになったときの不安、
他者への傍若無人な態度、無感心さ、周囲に対する攻撃的な目線など。
友だちに対する気遣い、態度とは全く逆転する。
 たにしは、ランチタイムは一人がいい。
昼飯時間まで、同僚と一緒というのは出来るだけ避けたい。
誘われて、断りにくいときは同道するが、大体は一人で、
お気に入りのランチ店で好きなものを頂く。
絶対に入りたくない店は、喫煙OKの店。二度と行かない。
ランチのあとは少し街歩きをする。

白拍子の舞に似たる 一人静


春の味 焼き筍、竹の子ご飯、昆布の煮付け

2010-04-17 18:04:09 | 花とつぶやき

 今年の春の日は、日替わり天気です。
 雨、風、曇り、晴れ、寒冷、晴れ、のち雪まで。
その上には、太陽が燦、燦、としているのであろう。
天を遮るものは大気・空気の塊りの変化次第です。

筍が届きましたので、ご披露します。
早速、一皮二皮むいて、スライスしてサシミで一口。
聞いてはいたが、食したことがなかった焼き筍に。

 ちょっぴりと苦味とえぐさ。初めて味わう味覚です。

  味を引き立たせるたは香辛調味料「かんずり」
 新潟県妙高市に古くからつたわる秘伝の香辛料。
 こちらの食体験も初めてです。
 絶妙な辛味と体内での燃え具合がやみ付きになります。

 残りの大半は、竹の子ご飯と昆布との煮付け。
  2日間ほど、筍尽くしの食卓。

  山風に 筍掘りし 竹根道


ブルーのヒヤシンスと言えば、あの少女が……

2010-04-10 16:35:53 | Lyricism
          
            ハーブティがブルーの影を揺らす。
          「真珠の耳飾りの少女」を染める。
          私はフェルメールの画集を閉じた。

寒暖の激しい日が続いています。
それでも、里山には色とりどりの花々が咲いています。
濃いブルーが鮮やかなヒヤシンスが一際、目を引きます。



ブルーのヒヤシンスと言えば、記憶にある物語があります。
小説「ヒヤシンスブルーの少女」。
アメリカの作家スーザン・ヴリーランドが書いた小説です。
NHKbsで映画も2回放送されました。



正直言って、映画はよく理解できず、
幾つもの短編が脈絡くなく繋がって、
本を読んで初めて、構成が分かりました。


17世紀のオランダの画家・フェルメール作と思われる、少女を描いた一枚の知られざる名画と、それにまつわる人々の人生を連作短編の形式で描いた小説です。
物語は、8つの短編から成っていて、それぞれ独立した小説でもあり、一枚の絵の入手と流出をめぐって、絵を手にした人の運命を綴っていく構成になっています。

始まりは現代のアメリカ、ある数学の高校教師の家からです。物語の舞台と時代は過去に遡ります。
そして終章は、1600年代のオランダ、フェルメールの生きた街・デルフト。ある貧しい家庭の父と少女に至ります。

フェルメールの架空の名画を題材に、ミステリアスに、香気に満ちたこの本について、なんという「輝かしい瞬間に満たされている」と訳者は記しています。

ヒヤシンス(風信子、飛信子)はユリ科の球根性多年草。
鉢植えや水栽培などで観賞され、春先に香りのよい花を咲かせる。


きょう、4月8日は花祭りの日です。

2010-04-08 06:58:13 | 花とつぶやき

仏教の開祖。お釈迦さまの誕生日とされています。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、
灌仏会(花祭り)の花御堂と誕生仏とは――

灌仏会(かんぶつえ)は、釈迦の誕生を祝う仏教行事で、
日本では原則として毎年4月8日に行われる。
釈迦(ゴータマ・シッダッタ)が旧暦の4月8日に生まれたという伝承に基づく。降誕会(ごうたんえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、浴仏会(よくぶつえ)、龍華会(りゅうげえ)、花会式(はなえしき)、花祭(はなまつり)の別名もある。

生まれたらすぐに歩き出し、右腕を上げたポーズで、
「天上天下唯我独尊」と言ったと伝えられている。
いろいろ勝手な解釈される言葉ですね。



それより、この教えが今の日本には、必要ではないでしょうか。

もしも愚者がみずから愚であると考えれば、
すなわち賢者である。愚者でありながら、
しかもみずから賢者だと思うものこそ、
「愚者」だと言われる。




鳩山由紀夫首相は7日、国家公務員合同初任研修開講式での訓示で、
「政治家がばか者の集団では(国は)もたない」と発言、
さらに「トップの首相が大ばか者であれば、そんな国がもつわけがない」と繰り返したという。

まさに、
自らの政権を「天に向って唾する」ことを実践した。
鳩山兄弟ほどバカな政治家はいない。

あるいは、ひょっとして、
自らを愚者に例えて、賢者ぶりを示したのかな。


鳩山由紀夫首相の「言えぬ腹案あり」の腹の中です

2010-04-05 15:32:25 | Journalism

初めての道を走っているときでした、
芽吹きには、間がありそうな早春の栗林。
前方に、異様なものが目に入りました。
強烈な点景として目に飛び込んできました。

近づいて見ると、栗の木の太い枝の切断面でした。
(切断というと、最近の猟奇的な事件がありました)
根元の幹は「切り株」ですが、
枝の切り口はなんていうのでしょうか。
きっと虫に侵入されて腐ってきたので、本体を生かすために、切断したのでしょう。

それにしても異様な切り口ですね。
MRIで調べた鳩山首相の「腹臓」みたいですね。

先週の党首討論で鳩山首相は沖縄・普天間基地移設問題で、
自民党の谷垣禎一総裁の追及に対し、
今は言えないが、「腹案がある」と開き直りました。
苦し紛れの「逃げ口上」としか思えないし、
いまさら隠し玉の妙案と言える「腹案」があるとは、片腹痛い。

写真で見る枝の切り口は、
腹案、思案でぐちゃぐちゃになっている鳩山首相の腹の中か、
はたまた小沢幹事長の「腹黒」状態とも見えますね。



「腹案」あらかじめ心の中にもっている考えや計画。
鳩山さん、早く腹を決め、 腹を割って「腹案」を示さないと、
政権崩壊と言うより、日本が壊れてしまいます。
このまま行きますと、5月末には、
腹切り(切腹)と言うことになりますね。

ところで「腹」にまつわる成句、熟語が多いですね。
日本人は腹の探りあいが交際術の一つです。
腹を割って、腹を据え…から始まって、
腹に一物、片腹痛い……。腹を立てる、むかっ腹、腹黒い。いろいろあります。
どこかの幹事長に似合う「私腹を肥やす」
自腹…腹にお金いっぱいで太っ腹なお人も、
永田町には、大勢いますね。

怖い小沢幹事長の腹心や面従腹背の民主党。
国民は「腹立たしい」限りです。
腹の虫も収まらない。ハラタツノリ。
あっ、これは金満球団・読売巨人の原監督だ。


腹痛とか腹巻とか、腹筋など、生理学上の単語も沢山あります。

たい焼きのお腹には、アンコがいっぱいだと、うれしいですね。
漉しアンより、粒アンが好きです。


4月1日ですね。寒そうな朝ですね。

2010-04-01 07:52:35 | Journalism

      サクラが足踏みしています。
              天気予報によると、今日は一日中
              全国的に雨模様だそうです。

2010年度の始まりです。
暦の1年の始まりは1月1日なのに、
年度は4月1日から1年間、翌年の3月31日まで。
国の予算など、役所の事業も4月1日が基準ですね。

どうしてそうなっているか知りません。
予算といえば、鳴り物入りで実現した「政権交代」。民主党政権の初予算。
なんとも寒々しい借金漬け予算。
国の将来展望も景気刺激策もない、ばら撒き、手当て予算。

金満首相と金権幹事長の「施し」予算です。
国債費・借金で払う「子ども手当て」
その子らが大人になって、返済を迫られる国の借金ですね。

ある識者が言っていました「これは亡国の予算」だと。
たにしの爺的に言えば「民主党亡国内閣」だと言いたい。
寒空の下、サクラも震えていました。

今日は、エイプリルフールですね。
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えっ、まさか、ウソでしょう。