たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

暑中お見舞い申し上げます

2014-07-28 12:43:59 | Lyricism


今日も暑いですね。
いつもより風が吹いてはいるようです。

日中は脳天が焦げそうなので、
PCに相手してもらっています。
当ブログを通り過ぎていく皆さんも、
熱中症には気をつけて徘徊ください。

イスラエルとハマスの憎悪対立は、
何とかならないのでしょうか。
世界の厄介者になっているイスラエル。
アメリカ・オバマ何とかしなくっちゃ・

パレスチナ、中東、ウクライナなど地続きで憎悪しあう国は悲劇ですね。
日本は海で離されているから、今まで持ってきたが、
中華思想の国と地続きだったらと思うと、ぞうっとします。


上高地に行ってきました。

2014-07-25 14:06:46 | 国内旅行

暑中お見舞い申し上げます。
超々久しぶりに上高地に行きました。



名古屋に勤務していた30年位前に一度、新穂高からロープウェイで上がって、
西穂高独標まで往復した際、
見下ろした大正池・上高地以来になります。



その前は50年以上前になりますか、
上高地はいつも通過地点でした。降りてきたときなど、
横尾山荘からバス停までの長かったことしか覚えていません。
よれよれで3時間近く、バス停でへたり込んでいたものでした。



河童橋を行ったり来たり楽しんだのは、今回が初めてでした。
大正池からの梓川沿いの遊歩道は人であふれていました。
田代池からは雲が掛ったり、切れたりしていましたが、穂高連山を見ることが出来ました。









川べりにはカラマツソウの白い花があっちこっちに群生していました。
梓川に似合う清楚な花姿で清流と共に癒しの光景です。
河童橋も割りと空いていました。





穂高連山がぐっと迫り、横尾山荘までの誘惑に駆られます。
明神池までの往復の時間も残っていませんでした。





橋の前の「五千尺ホテル」のティーラウンジ「5HORN(ファイブホルン)でひと時を過ごしました。
一度は泊まってみたい上高地の老舗ホテル、
宿泊して朝霧の河童橋をみながら、
モーニングティを楽しむときはあるのだろうか。

「河童橋の今」を見たかったらこちらで。

ちきゅうがウンチだらけにならないわけ

2014-07-20 20:28:11 | 本・読書

夏の楽しみは「緑陰読書」だった時代が懐かしい。

明日は「海の記念日」で祝日休日です。
この3連休が終わると、
事実上は18日の金曜日午前の終業式から、
都市部の大方の学校は夏休みになります。

夏休みといえば「青少年読書感想文全国コンクール」ですね。
以前このブログでも書いた記憶があります。
今年は「60回記念」として、シニア部門(60歳以上)が設けられています。
生徒・学生時代に応募した経験者も再度、人生の後半になって、
読書の感性を試してみるのも楽しみでしょう。
また、熟年になって初めて読書感想文に挑戦するのも興味のあることでしょう。
応募要綱や課題図書はこちらのサイトにあります。
《青少年読書感想文全国コンクール》



大型書店に行きますと「課題図書」が山積みになっています。
出版社にとって課題図書に選定されることは、
社の収益に大きく響くことがあります。
課題図書の中から目に付いた1冊がありました。
小学校中学年の部の「ちきゅうがウンチだらけにならないわけ」
福音館書店 松岡たつひで作・40頁、定価1,512円(税込)



主人公のイヌのワンちゃんは、
「ぼくは ウンチを ひとに ひろってもらうけど
カラスは ウンチを ひとに ひろってもらわない」
「ちきゅうは ウンチだらけに なっちゃうよ」
と心配することから、ウンチの行方について見て歩きます。
ゾウやブタなどの動物、トリ、昆虫、ムシ、
海のなかのさかなや生き物のウンチなど。



「ナマケモノは、
きのうえで くらしているけど
ウンチだけは ちじょうに おりて する。」
なんて面白いことも知ります。
これら大量のウンチは、命の循環を支えていることを知るのです。

そして最後に、ワンちゃんは、強烈な疑問の一言を発します。
「ひとの ウンチは みずに ながされてしまう。
だれかの やくに たっているのだろうか。」と、



 たにしの爺は、ひとのウンチも役にたっていた時代を知っています。
農作物の有機肥料として利用されていました。
日本の農業は化学肥料が一般的になる数十年前までは、
ウシ、ウマ、ヤギ、ブタなど家畜の糞尿堆肥と、
人糞は下肥えとして作物に施肥され、人間の命を支えていました。

 乾燥した田畑には、落とし紙に使った新聞紙や家の光が風に乗って転がっていました。
 雨が続くと畑一面から人糞が匂い立っていました。

 本の主人公ワンちゃんと同じように、たにしの爺も一言。
ひとのウンチは現在、何かに役立っているのだろうか。
最大排泄動物人間の排泄物は何処に集まっているのだろうか。
突然、天から降ってきたりしないだろうか。

サッカーW杯決勝戦、ドイツがゲッツェ

2014-07-14 21:55:52 | Journalism

サッカーW杯のブラジル大会の決勝
ドイツ―アルゼンチン戦は0-0で延長戦に入り、
延長後半の8分、
途中出場のゲッツェが左足でボレーシュートの決勝ゴールを挙げて、
1-0でドイツが逃げ切った。



今大会2点を挙げ、通算得点を16に伸ばしトップに立った36歳のクローゼと交代、
決勝ゴールを決めたゲッツェ23歳はピッチに立った直後だった。
世界の得点王の後を継ぐ「若きドイツの顔」なった。
黄金のトロフィーを掲げ歓喜に湧くドイツ。



無表情のままMVPのトロフィーを受け取ったメッシの姿が対照的だ。





この大会、メッシやネイマールが話題になっていたが、
爺が一番感動したのはオランダのロッべンでした。
あのスピード脚力と果敢なボールを奪う脚さばきは驚異的でした。
ガンを克服した30歳。
前回の覇者・宿敵スペインを破壊、ねじ伏せたすごい男です。



紫陽花の町・多古の道の駅と日本寺を訪ねる

2014-07-06 15:26:47 | 社会見学

公民館サークルの縁で、成田空港の東側奥に位置する多古町に行ってきました。
ブランド米「多古米こしひかり」で知る人ぞ知る自然豊かな農山間地です。
ここには何年か前にも成田空港、航空博物館、道の駅・アジサイ館の繋がりで来ています。
今回は日蓮宗の名刹・日本寺(にちほんじ)で管主さんの法話を伺えるという事で参加しました。



成田スカイアクセスで空港第2ターミナル駅、改札を出ると身分証明のチェックがありました。
集団自衛権行使の憲法解釈変更が閣議決定され、
「日本が戦争に巻き込まれる国になった」との議論もありますが、
テロがあれば日本とて、いつでも戦場になる。日常が戦場になる危険はあるのです。
集団自衛権以上に、出入国の厳重チェックは怠ってはならない。




バスターミナルから「多古・道の駅あじさい館」行きのシャトルバスに乗って、
空港敷地内を通過して、青田の中を走り多古役場前など通り20分強で到着です。300円。
町を南北に流れる「栗山川」辺りの両岸にはアジサイの道が続き毎年、
紫陽花祭りが開かれています。




道の駅からは、多古米の育っている水田地帯の一本道を歩きます。
青田を渡って来る風が清清しく心地よい。20数分で森閑とした森の中の日本寺境内に入りました。
紫陽花散策路を歩き山門に入ると一直線に本道までの参道が続いています。




日本寺も「あじさい寺」として知られ、
ちょうど紫陽花祭りの行われる前日ということで、手入れの最中でした。
今年は花の色がイマイチということでしたが、800種を超す株が花をつけて咲き誇っていました。




日本寺は元応元年(1319年)12月1日に開基された名刹です。
案内書によると、日蓮聖人最大の理解者であった、富木日常上人を開基とするお寺で、
仏教史上有名な日蓮宗の壇林(お坊さんの学校)で中村檀林として、
慶長4年(1599年)から明治8年(1875年)の廃檀まで、
ときには500人を越える学僧がここで討論学習をしたといわれ、
270余年間隆盛を極めた壇林だったということです。
寺にはその様子を再現した「講堂」の図が残っていて、拝見することが出来ました。





「開祖の富木日常上人は豪族・千葉氏の要職にあって、日蓮聖人の理解・保護者として、
生涯をバックアップした方で、とくに紙筆を提供して教えの執筆を助けました。
聖人が教えを説いた教典の収集・保全に尽力し、
現在の千葉県市川市にある中山法華経寺を開き聖典納め、現在も保存されています。
これは富木日常上人の最大の功績です」など、
京都から勤めに訪れていた341世の管主さん、清瀬常童老師の法話を伺いました。
中山競馬場の近くにある中山法華経寺の意義を改めて知ることが出来ました。




山門の扁額「正東山」は本阿弥光悦の真筆といわれ、日本三額の一つに挙げられているそうです。
紫陽花の道を通って山門を辞しました。