たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

3度目のアオノリュウゼツランが見られました。

2022-08-11 20:08:58 | 花とつぶやき
令和4年8月11日 きょうは「山の日」でした。
数十年に一度、咲く花「アオノリュウゼツラン」
3度目の観察記録を報告します。



いつも徘徊する自然公園に「温室植物園」があります。
中庭にはバナナなど亜熱帯の植物が植わっています。
その中に4株の「アオノリュウゼツラン」があります。
今夏、そのうちの一株が花を付けました。



数十年に一度しか咲かない花を、
84歳で3回も観察できたことになります。
まあ、同じ株から咲いた花ではないので……
そんなに珍しがることでもないです。



たにしの爺ブログ、
これまで「アオノリュウゼツラン」については、
2回観察記録をアップしています。
今回はあまり花付きた良くないようです。



1回目にアップした記録、
・数十年に一度咲く花 アオノリュウゼツラン
2012-08-04 21:54:41 | 花とつぶやき
この記事がよく「検索閲覧」されて読まれていますので、
参考にしてください。

2回目の観察記事もあります。
・アオノリュウゼツランの花を再び見られました
2017-08-04 12:51:06 | 花とつぶやき



アオノリュウゼツランを初めて見たのは、
2012年の夏でした。
その後、2017年の夏、そして今夏の2022年、
5年ごとに咲くようです。
4株目の花が5年後に咲くかもしれません。
それまで頑張るとしよう。

アンデルセン公園の”香浴”赤いバラ

2022-05-31 13:29:13 | 花とつぶやき
令和4年5月31日 雨、5月が終わる。
梅、桜、梨、藤、薔薇……花の競演が、
季節は紫陽花、緑雨に移り変わります。



五月晴れの日、アンデルセン公園に足を伸ばした。
この公園、一年中、季節の花に彩られて癒される。
ありがたいことに、65歳以上は入園料フリーです。





訪れた日は雨の翌日でした。
この季節は「バラ」ですね。
「レッド。ローズ」の誘惑。





幾重にも巻き込まれた花びらの渦。
誘惑の甘い蜜を秘めた妖しい花芯。
バラの香浴で妄想に浸った爺です。



「ヒステリー女には薔薇を嗅がせろ」



白バラについては以前、アップした記事があります。
梅雨の晴れ間、乳白色のバラのしずく2014年6月17日
今でも人気記事としてアクセス解析に記録されます。



バラは15世紀の王位継承をめぐる「バラ戦争」が契機で、
イングランドの「国花」となっています。
故ダイアナ妃は「イングランドのバラ」と呼ばれていました。
バラは「愛」「純潔」「高貴」の象徴となっています。

海芋(かいう)を挿して天の声を聴く

2022-05-29 12:14:43 | 花とつぶやき
令和4年5月29日 皐月最後の日曜日ですね。
気温ぐんぐん、熱中症用心のニュースが頻り。
当地は薫風が心地よく暑さはそれ程ないです。

初夏の花と言えばカラー・海芋(かいう)
和蘭海芋(オランダカイウ)が届きました。



白いラッパのような花です。
海芋を挿して天の声を聴く。

テンプレート衣替え――10月になりました。

2021-10-03 11:48:54 | 花とつぶやき
令和3年10月3日 全国的に快晴です。
今朝のNHKニュースで言っていましたが、
10月が全国的に晴れの日が一番多いそうです。



10月最初のブログ更新になりました。
テンプレートを元に戻して「衣替え」しました。
最も美しい色、すべてを隠す「ブラック」――黒色が好き。



黒塗り公開資料、暗闇、暗黒星雲、クロ……
クロはイメージ的には余りよろしくないが、
「墨色」と言い換えれば、日本の精神文化のバックカラーです。



ススキが揺れる徘徊の道、道野辺を歩いてきました。
「吾亦紅」を探しましたが見つけられませんでした。
繁茂した「葛の山」花も終わりに近づいていました。



春の野辺を彩る…イヌザクラ、キツネノボタン、ノミノフスマ

2021-04-30 11:37:49 | 花とつぶやき
令和3年4月30日 バッハはBッKか??
コロナ禍「緊急事態下」4月が終わります。
この時期に東京五輪は「狂気の沙汰」です。

IOCのバッハ会長が言った。
「日本人は、へこたれない精神をもっている。」
馬鹿を言うじゃない。五輪憲章は世界理念なのだ。

この時期に五輪開催を日本人に強要するなんて、
会長自ら「五輪精神」を踏みにじっているものだ。
インドで広がる絶望的な感染状況を知らないのか、
世界の関心は東京五輪よりインド支援に向かっている。

昨日の「昭和の日」は一日中、夜中まで雨模様でした。
2、3月からの「春・芽吹きの競演」。4月を経て、
明日から五月です。野を渡る青風が爽やかな季節になります。
いつもの俳諧逍遥の道野辺で目に付いた花を撮ってきました。

一風変わった桜「イヌザクラ(犬桜)」です。



「サクラの仲間であるがサクラのようには見えない」
「イヌ」は「似て非なるもの」の意味で、
「非(イナ)」から「イヌ」に変化したものと言われています。
ネットからの受け売りです。
線香花火のような、楚々とした姿をご覧になってください。




  
草叢で光るキツネノボタン(狐の牡丹)です。





毒があり、葉が牡丹によく似ているところから、
「狐の牡丹」の名前が付けられたという。
葉は似ているかもしれないが、花はまったく違いますね。



白い小さな花が群生、ノミノフスマ(蚤の衾)です。



衾(ふすま)とは寝具の布団のことです。
小さな葉をノミの布団にたとえたものだされている。
田圃の畦などに一面に生えているのをよく見かけます。



布団と言うと、爺は田山花袋の小説を思い出す。
小説家志望の女弟子の褥を嗅ぎまわる中年男・花袋。
若い女の内弟子に悶々とする文学者のリアル妄想小説。
あっ、花の話でしたね。作家の花袋も花が付いている。



「たにしの爺」徘徊休憩の定席のベンチです。
友だちは猫ちゃんとトンボたちです。
ベンチでぼっちランチが癒しです。



今日はオマケに、ニャンが居た。
猫ちゃんがベンチの下に居るときは、
トンボが寄り着きませんでしたが、



居なくなると戻ってきました。
トンボの方が意識しているのかな。



ところで、妄想は東京五輪に戻りますが、
いま日本で東京五輪を仕切っているのは、
表面的にはこの3人の女性です。
橋本聖子会長、丸川珠代五輪相、小池百合子都知事。
上下関係は知りませんが、目下「女の闘い」の最中です。

だから「女性は決断が出来ない」なんて、
森前会長は呟いているかも…、(ジェンダーでやばいよ)
爺の期待は、この3人の中で唯一独立自尊の小池都知事の決断。
「東京五輪は延期にしましょう」と言ってくれることです。

2020東京は⇒2024東京へ
2024パリは⇒2028パリへ
たにしの爺、1年前に提案しています。

クロロウバイ・くろばなろうばい・白蒲公英・花の観音寺

2021-04-25 10:50:00 | 花とつぶやき
令和3年4月25日 3回目の「緊急事態宣言」発出。
後手後手、小出しに、何回も不徹底な「自粛」要請。
だから「菅総理」はだめだと批判する勢力が多いが、
そうは思はない。これが自由で人権優先政治なのだ。



先週は好天が続きました観音寺に参ってきました。
千葉県柏市逆井にある花の名刹と知られています。
東武野田線の逆井駅から15分。観音寺については、
近くに住むブロ友の雨量子さんがよく紹介します。



「たにしの爺」も5年ぶりに訪ねてきました。
「黒ロウバイ」と「白蒲公英」を見ることが出来ます。
「ロウバイ」と言っても1月に咲いて、冬を彩る、
例の芳香のある琥珀色の花とは非なるものです。



原産地は北アメリカで落葉低木。花期は5月ごろ。
「アメリカロウバイ」「クロバナロウバイ」と言い、
写真のように花の色は赤紫のチョコレート色です。



正月に住宅街のあちこちで咲く琥珀のロウバイと、
まったく違いますね。芳香も余りありません。
それなのになぜ「ロウバイ」というのか。
「蝋梅のアメリカ版」ということでしょう。



「新しく出来ている建物の脇にも、もう一株あった」のではと、
お庭で「花守」の作業をされていた女性に尋ねると、
「ああ、枯れてしまいました」ということでした。





「花の観音寺」と言われる。
色とりどりの牡丹、フジ棚も見事で、
ツツジもきれいに咲いていました。
「白蒲公英」も観られました。







緑木の中に多重の塔が幾つもあって、
初夏のような気配の中、境内の散策を楽しみました。
盛り場に行って、会食会話をしたい人がいる限りコロナは終息しない。
「サケ酒カラオケ会食」とメディアは騒ぎ過ぎです。
CMや番組で「欲望を掻き立てている」







「誰が(想定できる指導者が居ない)何をすれば」
日本のコロナを終息できるのか??、
その方程式を書けないのが現況です。
「ロックダウン、外出罰金、自由と人権制限」
社会活動停止の強権対策を望みますか??



観音寺についてはこれまでに3回、記事をアップしています。
①「初めての黒蝋梅(くろろうばい)」(2015-05-08)
②「花のお寺さん「観音寺」へ行きました。牡丹が見事です」(2015-05-11)
③「花のお寺さん、黒蝋梅、藤棚、ハンカチの木、多重の塔」(2016-05-03)

春なのに~トンボさんと、ベンチで隣り合いました

2021-04-12 11:13:46 | 花とつぶやき
令和3年4月12日 新緑が眩しい季節になった。
桜が通り過ぎ若葉が萌え「早緑のグラデーション」が美しい。
四季の中でも一番、生命力を感じる季節です。

先日、徘徊の途中に休んだ公園のベンチで、
トンボさんと隣り合った。この時期に飛ぶトンボ。
早いなー、温暖化の所為?? それとも、
シオヤトンボ、ショウジョウトンボ。



目線の先に「ネコヤナギ」の穂が裂いて(転換ミスではありません)いた。
足元には紫の「ジュウニヒトエ」が咲いていた。
ぼけているのは、ケータイphotの所為です。
徘徊逍遥「たにしの爺」はボケては居ない。



変異株が増殖中の「新型コロナウィルス」
「まん延防止等重点措置」が今日から東京、京都、沖縄で始まった。
とは言っても、籠っていると「生命力が衰える」フレイル化が進む。

「生命力劣化」か「コロナ感染」か、リスクはどっちが大きい???
上野東照宮⇒清水観音堂⇒不忍池弁天島⇒湯島天神⇒神田明神⇒湯島聖堂⇒ニコライ堂。
公民館サークル「小旅会」企画の七つのパワースポット巡りも延期になった。
「高齢者ワクチン」のお知らせが、爺にはまだない。



「徘徊逍遥」は欠かさずやっています。
ガラケー二つ折りの携帯を持って出ます。
緊急避難用に警察と病院の番号は短縮で入っています。
今のところ、出番はありません。



ところで最近、二つ折り携帯電話を持っている人、
めったに少なくなりましたね。
スマホ見ている「腰の曲がった」おばあさんがいたり、
小学生らもスマホを持ち歩いていたり。

通信・メールアプリの「LINE」の個人データが、
「中国に蓄積されていた」という。
Facebookもそうだけれど、なんでこれらの、
SNSメディア拠点が外国に依拠しているのだろう。
まして中国なんか、日本にとって「テキ対国」ではないか。
 どうでもいいことを、長々書き連ねました。
真っ平ゴメンなすって。ご容赦くださいね。

青い芽を吹く柳の風に「春の別れ」の詩歌を……

2021-03-28 10:40:58 | 花とつぶやき
令和3年3月28日 年度末は惜別のシーズンです。
卒業、転勤、引っ越し、なれど「惜別の盃」儘ならず。
「コロナ禍」の春、別れと出会いの宴は御法度です。

卒業パーティー、転勤、新入社員の歓送迎パーティー。
そして桜、――この季節、人集い、飲み、話す。
人はみな、「会食会話」無しには耐えられない。
久しぶりに会えば、気分は高揚します。
「はしゃいだ」後の感染が全国に広がっています。



「はしゃぐ」機会もない、たにしの爺です。
何時もの徘徊逍遥、自然公園のベンチ前に、
柳が芽吹いて春の訪れを告げていました。
「柳」と「惜別」中国の詩人が詠いました。

唐時代の詩人・王維の「送元二使安西」です。
(元二の安西に使ひするを送る)
渭城朝雨浥軽塵
客舎青青柳色新
勧君更尽一杯酒
西出陽関無故人

渭城の朝雨 軽塵をうるおす
客舎青青 柳色新たなり
君に勧む 更に尽くせ 一杯の酒
西のかた 陽関を出ずれば 故人無からん



(Webからの解説と爺の妄想を加えて要約します)
王維の友人、元二さんが安西に「転勤」になった。
旅立ちの前日に、渭城の旅館で酒を酌み交わします。
親友の旅立ちの朝、旅館の前には、
芽吹いた柳が雨に洗われて、青々と揺れている。

いざ、朝になると別れが一層、名残惜しく切ない。
「最後にもう一杯酌み交わそうではないか」と王維さん。
西の果て、陽関の先には、君には知る人も、
酒を酌み交わす友も居ないだろうから…もう一献いこう。



別離の情念が切々と伝わる詩情光景ですね。
古代中国では柳の枝は別れのシンボルだという。
王維も柳の一枝を友人に渡したのでしょう。

安西、渭城と陽関は西域へ向かう地名です。
習近平政権の中国が「人権弾圧」をしていると、
欧米の民主国家が声を揃えて指弾している、
今の新疆ウイグル自治区です。
井上靖さんの西域小説、敦煌、楼蘭の舞台です。



「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」
「コロナ禍」2年目の春――
花・サクラは何時もと同様に咲きました。
新型コロナ変異株が不気味に伝搬しています。
それはみな、「人の為せる業」ですね。

「越後の女(ひと)」に一枝の春を贈る

2021-02-20 10:22:46 | 花とつぶやき
令和3年2月20日 「雨水」も過ぎました。
春の巡り、いのちのサイクルが動き出しています。
日本海地方では、雪降りが続いているようです。



越後路は今日も雪になっているのでしょうか。
信越に連なる妙高、焼山、黒姫、火打の山塊。
その人は火打山の雪景が好きだと言いました。





徘徊・逍遥の道すがら、通り過ぎる神社があります。
境内には、さほど大きな樹ではありませんが、
紅梅・白梅の数本づつ育っています。



陽気になって、ここ数日の間に、紅梅がほころんできました。
順を待つように、白梅もちらほら咲いています。
「梅が香」が微かに辺りに漂います。



携帯カメラで撮りました。
「梅の一枝」をブログに載せて、
火打山の「雪ウサギ」さんに、春の便りを贈りました。
残念ながら香りは撮れません。



妙高山の「跳ね馬」の季節は、まだまだ先ですね。
「たにしの爺」かすかな梅の香に惑い、
妄想のひとときを綴りました。


田中陽希「グレートトラバース3」2021年2月22日朝、NHKBs放送より

冬野一花。ロウバイ。香浴を撮る。

2021-01-15 11:53:17 | 花とつぶやき
令和3年1月15日 今日は小正月です。
正月行事のもろもろを後仕舞いする日。
昨日の青空天気から一転して雲が厚い。



きのうは寒が緩み冬の陽光が暖かった。
何時も徘徊する自然公園を歩いてきた。
カワセミがエサを探して飛来しました。



この公園の遊歩道脇には、
一本のロウバイの樹木があります。
今年も淡い黄色の花が咲いていました。



12月から1、2月にかけて路地や小路を彩り、
花が少ない冬の里山に春を呼ぶ香り、
冬に咲く花、冬日の陽光に、
艶っぽくロウバイの花が咲く冬です。



冬枯れの徘徊逍遥の落葉樹の路で、
ひときわ目を惹くのは、
山茶花や山椿、アオキの赤い実などです。


カワセミが1羽、飛来して池の周りを小魚を求めて飛び歩きました

来月7日までのコロナ禍「緊急事態」月間を耐えて、
「季節の花」を訪ねて出歩ける春よ来い。春よ来い。

春はない。菅政権崩壊、医療崩壊の現実が見えてきた。


「梅雨の最中の4連休」ネジバナの彩りに寄せる憂鬱

2020-07-21 13:47:12 | 花とつぶやき

23日木、海の日、24日金、スポーツの日、土、日、
梅雨の最中に4連休のカレンダーになっています。

令和2年「コロナ禍に暴れ梅雨の追い打ち」
昨日は久しぶりに太陽の光に当たれました。
今日はまた雨曇もようの日になっています。



日々、鬱陶しい梅雨の明け暮れにウンザリしています。
集中豪雨、土砂崩れで被災された方々のことを思えば、
「天気が悪いことくらいで愚痴を言うな」とは思えど、
真夏の暑い太陽様が顔を出す日の方が気分は良くなる。

真夏日が続くと高齢者には「熱中症」の危険が迫る。
それに、新型コロナウィルス感染の2波が始まって、
晴れたといって「おちおち出かける」のも怖いです。
滅入る気分がスパイラルになって鬱積する日々です。



昨日の晴れ間に、ちょっと徘徊してきました。
紫陽花は、色を失って灰色になっていました。
例の「ボッチベンチランチ」前の草むらには、
「ネジバナの花」がパラっと咲いていました。

梅雨入りの頃から咲き始めて、先端まで花が上り付く頃に、
梅雨明けになると言われる花――
ネジバナ(捩花)、モジズリ(文字摺)、ネジレバナ。

足元の草むらにひっそりと咲いて、ひっそりと枯れている。
群れて咲いているが、気づかれないままに咲き終えている。



小倉百人一首にもネジバナが登場しています。
陸奥の しのぶもぢずり 誰故に 乱れそめにし 我ならなくに
(河原左大臣)古今和歌集・恋歌
…誰ゆえに私の心をかき乱すのですか。
それは貴方の他に誰が居るのでしょう。

たにしの爺の心情を錯乱するものは何か、と問えば、
それは「木の葉が沈み石が流れる」不条理社会です。



今週末は梅雨の最中の4連休になっています。
「Go Toトラベル」を巡って騒然としています。
社会経済活動を喚起したい政府、
国民もそう願っているが………。

だがしかし、新型コロナウィルスの感染が市中に広がり始めている。
観衆入りの大相撲、プロ野球、Jリーグなど、
「大型イベント」も始まっています。

「ウイズコロナ社会」を賢く乗り越えた国が世界のリーダー国になる。
今のところ、独裁強権で封じ込めている中国が、一歩リードしている。
民主主義と自由国アメリカは足並みが乱れて、感染拡大が続いている。
さてさて、感染者数が少ないのは奇跡だと言われるわが日本は如何に。

太陽神アポローンに愛された美少年が変身したヒヤシンス

2020-04-14 12:24:13 | 花とつぶやき

春の道野辺の足元を彩る紫色の花列ヒヤシンス。
美少年の化身した姿だという哀しくも妖しい神話があります。

古代ギリシャの神々と言えば、
全能の神ゼウスに次いで、太陽の神アポローン。
美しく輝く肉体容姿で象徴される美男神ですね。

美しい女性たちが取り巻いていました。
いくつかの恋をしたが、恋の終わりは、
不幸な結果に終わって、彼を嘆かせました。

神話の古代ギリシャ時代は、オリーブの香りと、
たくましい身体の象徴として、同性愛が普通でした。

アポローンも恋の遍歴の果て最後に、
美少年のヒュアキントスを得ました。



ある日二人は、裸になり、
オリーブ油を塗った肌を輝かせながら、
円盤投げの遊びに興じました。

アポローンが大きな円盤を腕を撓らせながら投げ上げた。
少年は落ちてきた円盤を拾うと駆け寄っていった。
円盤は弾んでヒュアキントスの顔面を直撃して額を割った。

アポローンは少年を抱き起こし、体を愛撫し、
傷口に薬草を塗り、去り行く魂を引きとめようとした‥‥
美少年はそのままアポローンの腕の中で息絶えました。



「青春の花を奪われて‥‥」アポローンは嘆き悲しみ、
お前の思い出が永遠に残るように、悲しみを訴えると、

地上の草を染めていたヒュアキントスの血が、
鮮やかに変わり紫色の花が咲き出た。
花びらにアイアイ(悲しい悲しい)という、
嘆きの文字が浮き出ていたという。

こうして美少年ヒュアキントスは花に化生したのでした。
この花こそが春の野辺を彩るヒヤシンスなのだろうか。



手元にある多田智満子著「花の神話学」2,330円 白水社 1991年刊から、
ストーリーの概略を抜書きさせていただきました。
同書では、もっと詳細に変身譚が述べられています。
世界に今でも残っているヒュアキントスを祀る祭りもあるという。



今日はお釈迦様の誕生日「花まつり」の日でした

2020-04-08 20:09:54 | 花とつぶやき

令和2年4月8日は「春まつり」の日。
仏教の開祖者・お釈迦様の誕生日です。

紀元前563年4月8日にネパール国ルンビニーの花園で、
お釈迦様は誕生されました。

生まれるとすぐに7歩歩まれ、右手は天を、左手は地を指して、
「天にも地にもただ独り私として尊いのである、
(天上天下唯我独尊)」と宣言されました。

私たちひとりひとりの「いのち」は誰にも代わることのできない、
また誰にも代わってもらう必要のない、
それぞれ「かけがえのないもの」であることを、
教えてくださっています。

この時、お釈迦さまの誕生を祝い、周囲の花々は咲き乱れ、
空からは産湯代わりの甘露の雨が降り注ぎ、
世界中が輝き喜びで溢れたと伝えられています。
(「全日本仏教会」のHPより)



時は今、花咲き命の芽吹きに満ちています。
今年の「花まつり」は「緊急事態宣言発令」下にあります。
「お釈迦様でもご存知ない」事態です。



「萌え―」の春が。「閉じ籠れー」悪夢の春になっています。
いつもの徘徊の道を歩いてきました。
当地の名産・梨の花が盛りでした。

サクラ咲く、送電鉄塔を見上げて、コロナウィルス防疫、風の中

2020-03-25 13:08:15 | 花とつぶやき

サクラが一気に咲き出しました。
「花咲か爺さん」は自粛しない。



新型コロナウィルス防疫で「不要不急な外出は控えよ」という。
高齢者の外出は病院に行く以外は、
ほとんど「不要不急」なことばかりです。
徘徊は「まさに」不要不急なことになりますね。



82歳のたにしの爺、コロナ肺炎に感染したら、
死に至る「レッド世代」となっています。

勧告に従って「家に籠って」いると――、
「動かないこと(生活不活発)」による、
フレイル(虚弱)が進み、心身や脳の機能が低下して、
健康への影響が危惧されると、日本老年医学会が注意喚起しています。



感染リスクを避ける「3要素」は――、
風通しのいい換気空間に居ること、
人混み密集ゾーンには近付かない。
不特定な知らない人とは話さない。



上記の3要素を満たす換気空間は自然公園です。
ナシ畑の道を歩く「たにしの爺の徘徊路」です。
花見を兼ねて徘徊しているとき空を見上げると、
サクラの花の上空に送電鉄塔が聳えていました。



地上のかわいい花に目を落としていた徘徊道。
見上げた花と鉄塔の光景が新鮮に映りました。



越中富山出身の朝乃山が大関に昇進しました。
新潟越後出身の豊山と長野信濃出身の御嶽海。
この二人も頑張って早く大関になって下さい。
ポストモンゴル横綱~~~、
越中・越後・信濃3横綱時代を夢見ています。

「たにしの爺」年始の祈願は健康と知の旅です

2020-01-07 10:32:07 | 花とつぶやき
令和2年の新年松の内も今日まで、
7日は「人日(じんじつ)の節句」
「七草がゆ」をいただく日ですね。

日常業務が徘徊の「たにしの爺」新年の願いは、
今年も病気にならない身体を維持することです。
徘徊の道筋で撮り貯めた写真を配した散文です。



年末年始、日本人は日ごろの信心に関わらず、
神社仏閣を詣でお賽銭、おみくじをひきます。
永年受け継いできた「正月のかたち」ですね。



徘徊の道筋には3つの神社がありますが、
大概は手を合わせて通り過ぎるだけです。
その日の気分で鈴を鳴らしお参りします。



4月で82歳になる寅年の「たにしの爺」ですが、
日常の務めとしては、病気にならないことです。
徘徊とブログ更新が体調維持の涵養になります。



体力の方は週一回のトレーナ付き「ちょ筋教室」と
毎朝のテレビ体操10分と引き続き行うスクワット。
午後3時過ぎからの徘徊は90分で9000歩約6キロ。



日々の体調管理が仕事だと思っています。
知力涵養は大型活字で読む時代小説です。
痴呆の気は全くない「好奇高齢者」です。



日ごとの仕事に掛かるコストはゼロですが、
でもねたまには、非日常の世界に浸りたい。
そんな時は「TOKYO街旅」歩きですね。



東京23区の観光案内所のWebが参考になります。
歴史遺跡、文化財、街筋をメモって記憶します。
気兼ねのない友人と月一くらい上京して楽しむ。



人生100歳時代を生きる一番大切な心構えは、
変化を求めて、記録を文章にすることですね。
爺には、ブログが知力維持の格好の媒体です。



2005年から始めた「たにしのアブク風綴り」も、
「アブクを噴いて」2020年で16年目になった。
駄文の羅列でも情の滲む文を心がけたいです。



昨日の毎日新聞「余禄」で惹かれたフレーズでがありました。
米国の思想家エマーソンが残した言葉で、
「美しいものを求めて世界中を旅するが、
私たち自身が美しさを携えていなければ、
それは見つからない。」というものです。

コラムのテーマは、有名観光地に訪日観光客が押し寄せる、
「オーバーツーリズム」現象について、
地元生活者との摩擦が世界の有名観光地で起きているという。



爺も「美しさを携えた徘徊者」になろう。
知的に元気で美しく徘徊していたいです。