たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

満開のサクラの木の下で去る三月

2018-03-31 20:20:47 | 花とつぶやき

今年ほどサクラの期間が好天に恵まれた年はない。
例年、風雨にたたられる日があります。



「春の嵐に、散り行く花か」――。
「お花見」がオジャンになることも多い。





今年は花片が風に乗って空に舞い上っている。



近場のサクラのトンネルを歩いてきました。



2018年のサクラの記録をデータに残して、
来春も、この花を見ることが出来ますよう、
徘徊に精をだして、ちょ筋に努めたいです。



今日で3月はお仕舞です。
明日から4月です。

ギリシア、地中海生まれの恋の花・アネモネ

2018-03-30 15:02:23 | 花とつぶやき

ギリシア語で「風」を意味するアネモネの花
PC、HP学習の爺仲間のお宅から、
つぼみのアネモネ一鉢を頂きました。



見る見るうちに咲き始め、最盛花になりました。
赤い花の色は「血」と「生命」の象徴とされている。
ギリシア神話の美少年アドニスが流した血より、
この植物が産まれたとする物語もあるとwebで知りました。



サクラの開花、満開、散り初めの景色が、
列島を足早に駆け抜けているようです。
花の季節は早々と散り果てる。



ところで、たにしの爺の徘徊の道すがら、
写真のように車道にはみ出した一本桜があります。
切るべき、いや、残すべき――、



周辺住民は悩んでいるようですが。
クルマのためにサクラを切ることは「反対」

爺の意見です。
来年もこの景色を見たいものです。

高木にツバキが盛り、散り椿、地を赤く染める

2018-03-26 20:34:37 | 花とつぶやき

ご近所のサクラ並木は話題のお花見ポイントです。
徘徊と思索を日課とする好奇高齢者のタニシの爺。
八分咲きのサクラ並木には背いて、
いつもの道野辺の徘徊路に足を向けました。



いつもの道には3つの神社があります。
そのうちの一つ「八幡春日神社」は巨木の森で、
なかでも樹齢200~300年超と思われる、
幹周り3m以上のスギ、ムクノキがあります。



また、ヤブツバキの高木が境内の鳥居から続いています。
師走から咲き始め、今ごろが落花が盛んになっています。
落ちた花は一日として持たず萎れて崩れてきます。
花ごと無残な姿になっています。



朽ちていく散り椿が光で浮かび上がらせていました。
枯れ葉と緑の新芽のなかに、鮮やかな紅の散り椿。
光が当たって赤に染まる、見上げると花がいっぱいです。
花が丸ごと落ちることから、落ち椿、散り椿と言われている



この時期ならではのとっておきの風景なのです。
こういう風に群生で落ちると、
樹上と地上で二度楽しめる椿の花とも言える。



花の散り際に美を求める日本人の感性は、
ハラハラと舞い散るサクラに「散華」の美学。
ポタリと落ちる椿花には「落首」を想像した。
「笠へぽつとり椿だつた」 種田山頭火



芽吹くこの季節、花は盛りも散り行く際も、
たそがれて行く爺には、一入、想い憂う日々です。
「春先」「秋口」に襲われる「うつ状態」ですね。
ヤブツバキの森の周りに散る椿。

ああ 甲子園「今ありて」センバツは連なり90回記念

2018-03-23 13:36:07 | Journalism

第90回記念選抜高校野球大会・開会式が23日、
兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われました。
(主催:毎日新聞社、日本高等学校野球連盟、
後援:朝日新聞社)



センバツ大会歌として親しまれている、
阿久悠作詞、谷村新司作曲の「今ありて」、
今年は入場行進曲としても歌われました。





新しい季節のはじめに
新しい人が集いて



頬そめる胸のたかぶり
声高な夢の語らい
ああ 甲子園 草の芽 萌え立ち



駆け巡る風は青春の息吹か
今ありて 未来も扉を開く



今ありて 時代も連なり始める
踏みしめる土の饒舌
幾万の人の想い出



情熱は過ぎてロマンに
花ふぶく春に負けじと
ああ 甲子園 緑の山脈



たなびける雲は追いかける希望か
今ありて 未来も 扉を開く



今ありて 時代も連なり始める
ああ 甲子園 緑の山脈



たなびける雲は 追いかける希望か
今ありて 未来も 扉を開く



今ありて 未来も 扉を開く
今ありて 時代も連なり始める



開会式は前回優勝の大阪桐蔭、
同準優勝の履正社(大阪)に続き、
駒大苫小牧(北海道)を先頭に、
北から順に力強く入場し、グラウンドに、
例年より4校多い過去最多タイの36校が整列しました。



国旗掲揚と共に、
2017年の全日本学生音楽コンクール、
全国大会声楽部門高校の部で1位に輝いた、
水戸三(茨城)冨永春菜さんが君が代を独唱。
甲子園に見事な歌声を響かせた。





瀬戸内(広島)の新保利於主将が
「ベストを尽くし、感動を与えるようなプレーをすることを誓います」と選手宣誓しました。
始球式はスポーツ庁の鈴木大地長官が務めました。

「春はセンバツから」
たにしの爺、春の選抜野球には、
高校球児ではないですが、特別な思いれがありまして、
毎回、開会式をブログアップしています。
毎年歌われる「今ありて」――これほど感銘する「青春の詩」はない。



今年から新しいルールも採用されています。
よく「甲子園には魔物が住んでいる」といわれます。
9回裏の攻防が歓喜と涙に変転する。
明暗分けるシーンを今年も期待しよう。






東京で「サクラの開花宣言」、いかなごのくぎ煮を頂きました

2018-03-17 20:35:54 | 頂き物

本日、2018年3月、気象庁は17日午後、
東京・靖国神社の桜の標本木が開花したと発表しました。
東京の桜開花は史上3位の早さだということです。

平年に比べると9日、昨年より4日早く、
1週間から10日程度で満開になる見込み。
高知、宮崎に続き、この日は、
鹿児島、熊本、長崎でも開花宣言でした。

PC、HP学習で親しくしているご夫妻がいます。
春を告げる「いかなご」の産地兵庫県がご出身で。



瀬戸内・神戸は、春を告げるいかなご漁が有名です。
甘辛く炊く「くぎ煮」は季節の味として親しまれている。

2月の下旬、いかなご漁が解禁されると、
各家庭では競ってくぎ煮を作るのだそうです。

ご夫妻のお宅にはこの時期、
郷里の友人宅で作る「いかなごのくぎ煮」が届きます。



それで、
その「いかなごのくぎ煮」のお裾分けが回ってきました。
醤油、砂糖、みりん、甘辛の味に山椒の香りが、
ピリッと爽やかな風味を利かせて酒に合います。

いつも行く自然公園の駐車場の脇に、
土筆がパラパラ出ていました。



フキノトウも開花状態でした。
さくら開花宣言、土筆パラパラ、いかなごくぎ煮


マンネリ徘徊の日々が非日常空間「ゥオー・ハワイアンズ 」

2018-03-10 13:49:37 | 社会見学

3・11から7年、
蘇る「フラガール全国きずなキャラバン」。




たにしの爺が信頼しているPC・HP研究同人がいます。
もちろん同年配の爺さまです。
年に1、2度、裸のお付き合いで、
温泉湯治旅行を楽しみます。



今年は2月の末、
福島の「スパリゾートハワイアンズ」に参上しました。



まるで天国に来たような(まだ見たことがないけれど)、
日常とは異空間で歳を忘れて、テンションアップの時間がありました。
なんと、二人とも、50年ぶりくらいに、プールに入って遊びました。



「スパリゾートハワイアンズ」の基は常磐炭鉱です。
福島県から茨城県に広がる炭鉱地帯がありました。



石炭産業の斜陽化に伴い「常磐のハワイ」を謳い文句に、
豊富な温泉水を利用した一大「温泉リゾート」になった。



ハワイと言えばフラダンスですね。
フラダンス、タヒチアン、ポリネシアンダンスが人気を博していました。



今日は2011年3月11日の東日本大震災から7年。
地震による断層のズレで長期休業に追い込まれ、
震災復興への願いを込め展開された、
「フラガール全国きずなキャラバン」が蘇る。



「スパリゾートハワイアンズ・ダンシングチーム」による、
華麗で、魅惑的で、迫力のあるダンスが、火の舞いが、
巨大な音響とともにステージを盛り上げる。



プレミアムシート2列目に陣取った爺の二人。
美女の乱舞と音楽の揺さぶりに心身を委ね恍惚状態。



ショーの終わりにフラガールたちと、
ツーショットの撮影会タイムがありましたが、
白髪頭で舞台に上がるのは遠慮しました。



幾つもの温泉や大小のプールがありましたが、
一番気に入ったのは世界一のかけ流し露天風呂、
「江戸情話 与市」ですね。



2月末で、ちょうど雪も舞う両日でしたが、
脱衣所からブルっとして湯船に浸かったら、
体温をちょっと上回る温度で、お湯から出られません。
粉雪の舞う夜間、薄明かりの中で心身が溶けだしていきました。



宿泊施設も多彩で、
お手頃価格から、リッチに泊まれる高級施設まであって、
予算に合わせて遊べます。



季節のキャンペーン価格がお得です。
何処に泊ってもお風呂、プール、ショウなど、
施設利用が自由です。



そして何よりいいのは10時にチェックアウトしても、
3時のバスが出るまで遊べることです。



首都圏からのアクセスが凄いです。
宿泊者には無料送迎バスが利用できます。



東京駅、新宿駅、渋谷駅、池袋駅、北千住駅、立川駅、
さいたま新都心駅、横浜駅、千葉駅、西船橋駅・
松戸駅、ゴルフ専用バス・東京日本橋口
各発着の無料送迎バスが利用できる。
なかなか予約が取れないほど人気があります。



というわけで、今回のアップ・テーマは「非日常」。
慣れ切った繰り返しの徘徊生活を抜け出し、
心身と癒しの時空体験を綴りました。
英語で言うとextraordinaryですか。



後期高齢者にとって健康寿命の日々は、
EXTRAだと言えなくもないかな。
わかるかな~




パキスタン人家族の誕生ケーキを頂きました

2018-03-08 13:08:42 | 24節気


春寒の日が続いています。
3寒4温――この時期は本当「冷えます」ね。
「春は名のみの寒さかな」の本日です。

暖かくなって「眠っていた虫たちが、モソモソし出す」
と言われる「啓蟄」は――今年は6日でした。

この寒さ続きでは「まだまだ、出番じゃないよ」と、
穴籠りをしているのでしょう。
20日の春分の日までには目覚めるでしょう。



ところで、たにしの爺、
ブログにもアップしたように、
「ウズベキスタン」の家庭料理講習イベントで、
ウズベキスタンの日常食を体験しました。

本日は「パキスタンの誕生ケーキ」を体験しました。
ご近所にパキスタン人家族が住んでいまして、
ときどき食べ物のやり取りをしています。

子どもが3人居て、二番目の男の子が、
6歳になった誕生日だということで、
手作り誕生ケーキを届けてきました。

「おお、ハッピーバスデー」と叫んで、
ケーキを受け取りました。
はではでのデコレーションですね。

食べてみるとスポンジは少しべとついていて、
甘味が強めでした。

異文化交流は食べ物のやり取りから。
ウズベキスタンとかパキスタンとか、
「スタン」の文化が地域に押し寄せています

春の訪れ!! 案内板は「う💗」 JR九州臼杵駅

2018-03-04 17:45:24 | Journalism

春の足音が聞こえてくる。
近くの公園で「春の気配」を撮ってきました。



今朝(3月4日)の毎日新聞朝刊の大分県版に、
「旅を誘う」面白い話題が載っていました。
記事を紹介します。



 ハートマークが入った案内板は「う
若者の観光客誘致に取り組む臼杵市は、
JR九州臼杵駅の案内板に「う(すき)」という駅名を記した、
ユニークな案内板を設置している。



市などが情報発信している「う(すき)プロジェクト」にちなんだもので、
「観光客や通勤、通学の人に臼杵をもっと『好き』になってほしい」とPRしている。



熊本地震や台風18号の豪雨災害の影響などで、
同市の観光客は減少傾向にある。そこで、
若者の観光客層を新たに掘り起こすために動画などで、
特産品を宣伝する「う(すき)プロジェクト」を、
昨年11月に始めた。



その一環で、2番ホームにある案内板を利用。
案内板のスペースはJR九州大分支社から無償で使用許可を受けた。



縦90センチ、横120センチに「うすき」の駅名が、
赤いハートマークを使って描かれている。
2020年3月末まで展示の予定。



【柳瀬成一郎】記者さん。無断転用でスイマセン。
 爺のブログ読者にも知ってもらいたくネタにしました。

弥生3月1日、春雷、夜来の強風雨が止んで外弁ランチ

2018-03-01 20:38:42 | 散策の詩

今日から3月「弥生」。
夜来から強風雨が窓を打ち、
明け方一発、雷が轟きました。
子どもらが登校する時間には青空が広がりました。





日本列島、急速に発達した低気圧が通過したため、
各地で強風に見舞われ「春の嵐」になった。
一方、気温が急上昇し、4月並みの暖かさとなった。
大阪管区気象台は、近畿地方で春一番が吹いたと発表しました。







1月は「行って」しまい、2月は「逃げ」てゆき、
3月は「去る」のみか。「去るもの追わず」と言えど、
徘徊の進行形は暦を超えて加速するリアルな日々。





暖気に誘われ、いつもの自然公園で「弁当ランチ」
徘徊しながら「萌え~」を写してきました。
未だ春の気配には乏しい自然公園でした。



↥ 昨夜の強風のおとし物