たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

「反TPP・反原発・反消費税」日本の未来像は???

2012-11-30 06:03:55 | Journalism

今日で霜月・11月も終わり、明日からけたたましくも悩ましい12月・師走ですね。

総選挙告示もあと5日に迫って、
目まぐるしく離合集散する第3極と称する「駆け込み政党」の収斂活動も収まりつつある。
旗印(スローガン)も出揃ったようだが、公約というにはロードマップが描かれてない。
 たにしの爺のあぶく的関心事といえば――
「TPP交渉参加」からは逃げてはいけない。

「反原発」「反消費税」は国内での是非問題だが、
TPP・環太平洋戦略的経済連携協定こそが、
今回選挙の最大争点にして、是非を論ずべきです。
日本は交易立国・貿易が国家経済の基盤となっている。
基盤を支えてきたのは技術力であり、開発力であり、付加価値の高い労働力でした。

これからは、国家の基盤として「交渉力・外交力」が重要になっている。
尖閣・竹島の現実を見てもわかるでしょう。
強靭な交渉力・外交力こそが求められている。
TPPはその試金石なのです。



確かにTPP参加にはマイナス面、リスクもあるでしょう。
しかし参加しないことによる不利益、リスクの方が遥かに大きく、
将来にわたって克服できなくなるリスクとなる。
リスクをプラスに転換する国民的エネルギーが景気回復につながるでしょう。
「一国独歩」の道は国際競争の枠からはずれ、日本が一層の衰退に向かう道です。
参加することによって生じるリスクを克服するのが政治の仕事なのだ。

「TPP」について、もっと情報を公開し、
日本経済の将来、台所に直結するテーマとして、
選挙の最大争点にして、是非を論ずべきです。
たにしの爺は、この先10年も20年も生きているわけでないので、どうでもいいが、そう思う。

秋の日暮れは「つるべ落とし」 今日は小雪でした

2012-11-22 22:14:49 | 24節気
井戸の水を汲む釣瓶(つるべ)が落ちていくように、
秋の日没は、あっという間に暮れて暗くなります。
この写真も土手に上がって、足場を定めているうちに、林の向こうに日は落ちてしまった。



今では井戸も釣瓶(つるべ)も見かけなくなった。
たにしの爺、幼少の頃、母親の実家にゆくと裏庭に井戸があって、
朝の洗顔は井戸水を組み上げて、金盥に移して顔を洗ったものでした。



子どもの力では水の入った釣瓶桶は引き上げられない。
年長の実家の従兄弟が一緒に引いてくれて、
重い木桶に汲まれ、上がってきた水は夏場は冷たく、
冬場の井戸周りは凍っていても、汲み上げた水は冷たくなかった。
釣瓶といえば、今はNHK鶴瓶の家族に乾杯のようですね。



今日は24節気の小雪(しょうせつ)でした。
秋の夕刻は短く、西日が一気に沈み、あっという間に日没となります。
小雪(しょうせつ)「雪が降り始める頃。山に冠雪が見られ始める」とされています。
全国の天気は、北陸、東北など北国は雪の季節になりました。

紅葉の遅い当地でも陽射しが弱くなり、紅葉が始まっています。
紅葉の見ごろが一段落すると落葉の季節ですね。
山は装う季節から眠る季節に入ります。

野田首相の「16日解散」の決断を支持

2012-11-14 17:36:49 | Journalism

解散が今でも、来年でも、代表の顔を取り替えても、
今の民主党が選挙で大敗することは避けられない。
この冷厳なる現実を分かろうとしない民主党議員ら。

野田総理の解散権を、なんとか縛ってしまおうという、
落選の恐怖に怯える民主党の古参・チルドレン議員ら。
国民はあなたがたには早く、消えてもらいたいのです。
国会議員として、民意に問われることに「恐怖で戦々恐々」で、
選挙を先延ばし、逃げ回る与党の国会議員って、一体なんなのだ。

堂々と国民の洗礼を受けるのが、真の政治家であり国会議員でしょう。
もっとも今の民主党議員が「政治家」と言えるかどうか???それが問題です。
あぶくみたいな「就活議員」の蝟集集団みたいなもんです。

野田総理は毅然と取るべき道で信を問うべきです。
解散先延ばしの道は滝壺へ真逆さまです。

冬が立つ日――立冬 晩秋と初冬の境界線

2012-11-06 21:38:55 | 24節気

初しぐれ猿も小蓑をほしげ也(芭蕉)

立春、立夏、立秋と来て冬の始まり。
たにしの湧水田も冬構えの佇まいに変わっていきます。
今日も一日、冷たい晩秋の雨にたたられた。



雑木林の大イチョウの根本には狸どんのために、
こんな看板を建てた優しい人もいます。



銀杏拾いとクリ拾い。
里山の贈り物は、人だけにではないようです。

11月になってしまった。

2012-11-03 10:52:22 | 散策の詩
カレンダーは11月になっていた。
たそがれ徘徊人には格別に、どうすることもないが、
それでも、処理しなければならないこともあります。



昨日2日の関東地方には「木枯らし1号」予備軍が来ていたようです。
霜月とも言われるこの季節、
植物も春とは違った色遣いに染まります。



色付くホウキギ(箒木草、ホウキグサ、コキア)
ムラサキシキブの実
シロヤマブキの実