たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

東御・湯の丸高原の風に吹かれてクラス会

2013-05-25 13:24:32 | 社会見学


長野県の東部の軽井澤高原、浅間山、湯の丸、烏帽子岳、
菅平高原は群馬県との県境の山脈みです。
連休明けの某日、東部湯の丸高原山麓にある「大田区休養村とうぶ」
で高校時代のクラス会がありました。





最も芽吹きの美しい碧の時期で、高原の涼風に吹かれ、
雪の残る北ア、蓼科、八ヶ岳連山までの大展望のパノマラが満喫できました。



日帰りした者、朝食後に仕事で帰った者を除き、昼まで居残ったメンバーです。
肖像権,云々なって面倒なことを言うような面子はいないので写真を公開します。
写真のご同輩、機会があれば見てください。
撮影者(爺)は残念ながら入っていません。



豊かな高原の朝食を満喫したあと、希望者で宿から数分にあるワイナリー、
ヴィラデスト ガーデンファームに立ち寄りました。
ここは「千曲川ワインバレー」の実現を目指す、
ネイチャーリストでエッセイストの玉村豊男さんのワイナリーです。





整えられた花のファームが広がり数々の花々が咲いていました。
オダマキ、キャットミント、ベロニカ、サクラソウ、ムスカリなど。



最近の地球温暖化で山梨県のワインぶどうの質が下がり、
この東部地区のワインが注目されてきたという。
この地区はもともと「巨砲」の産地でもあったが、
近年はワイン用のぶどう栽培に切り替わってきているという。
ワイナリー周辺の耕作地には「巨砲」のような垂れ下がるぶどう棚はなくなり、
低い立ち木のワイぶどうの畑が広がっています。



眼前に北アまで遠望できるパノラマ風景。
渉って来る高原の涼風、透明な空気感、広がる花の裾野‥‥この高原が、
あの世界的に有名なカリフォルニアワインの故郷、
ナパ・バレーのようなワイナリーの故郷になったらいいですね。


(この項続く)

映画「アンナ・カレーニナ」主演は世界の美貌キーラ・ナイトレイ

2013-05-22 12:11:20 | 劇場映画



政府高官と18歳で結婚、閉じられた愛の生活だったアンナ・カレーニナ、
貴公子・青年将校ヴロンスキーと出会う。
拒みつつもアンナは、ヴロンスキーの凛然さに抗しがたく恋に落ちる。
社交界のスキャンダルとして知れ渡る。

「夫からのお願いだ」「神に誓った絆を大切にしよう」
「私を想うなら平穏を返して」
「平穏などない」「苦痛か至上の幸福か」

青年将校ヴロンスキーの一途な激しさ、
初めての恋の激情に身をゆだねるアンナ。
白銀の雪の中をSLの動輪がモスクワ駅に入ってくる。
紅く染まる雪‥‥‥。


[ニュース]英女優キーラ・ナイトレイが5月4日、
1年前に婚約した英ロックバンド「クラクソンズ」のキーボード&ボーカル担当のジェームズ・ライトンと、
南仏マザンで結婚式を挙げたことが明らかになった。



久しぶりのブログ更新になりました。
第85回アカデミー賞衣装デザイン賞受賞。キーラ・ナイトレイ主演の映画「アンナ・カレーニナ」を観ました。



監督はジョー・ライト。キーラ・ナイトレイに初めて会ったのは、
同監督の「プライドと偏見」でした。
その後「ある公爵夫人の生涯」、そして「アンナ・カレーニナ」
ナイトレイほど、美貌と気品が貴族夫人に似合う女優はいない。
今回のアンナ役は破滅の貴婦人を華麗さと凄艶さを魅せました。



帝政ロシア時代の華やかな社交舞踏会、
アンナが閉じ込めていた愛を解放するダンスシーンが圧倒的に素晴らしい。。
身を包む豪華で優雅なアカデミー賞受賞の衣装デザイン。



スクリーン全体が劇場を思わせる美術や衣装、踊りと音楽、さらに絢爛たる貴族の館など、
絵巻物としても見応えは十分でした。



ストーリーと原作はご存知、ロシアの文豪トルストイの代表作「アンナ・カレーニナ」。
これまでも何回か映画にはなっています。



舞台は19世紀末のロシア、サンクトペテルブルグ。
政府高官カレーニン(ジュード・ロウ)の妻にして、社交界の花として人々から注目されるアンナ・カレーニナ(キーラ・ナイトレイ)。
しかし彼女は、夫との愛なき結婚に空虚な日々を過ごしていました。



離婚の危機に陥った兄夫婦の関係を修復させようとモスクワへ向かう。
駅に降り立ったアンナは、青年将校ヴロンスキー(アーロン・テイラー=ジョンソン)と出会う。
そこから運命の車輪は動き出す。2時間10分。