たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

4月の最後を黄色い花で埋めました。

2015-04-30 19:03:08 | 花とつぶやき
エニシダです。







魔女の箒草とのことです。





「謙遜・謙虚」「恋の苦しみ」

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ミモザです。



ミモザ 愛を伝える魔法のとき イタリア ローマ。
NHKbsで放送していました。(以下、番宣から)





永遠の都・ローマが黄色く輝くミモザの花で埋め尽くされる瞬間がある。
男性が女性にミモザの花を贈り、感謝と愛を伝える3月8日の「女性の日」。



街はミモザの魔法が生み出す愛の風景で埋め尽くされる。
そのミモザを生産しているのは北部の山あいの小さな村々。
イタリアにおけるミモザ栽培発祥の地・セボルガ村を訪ね、
小さな花がたどった数奇な運命を知る。



「秘密の恋」「友情」

「大宮盆栽村」ずれずれ歩き(行ったのは3月です)

2015-04-29 20:30:53 | 社会見学

3月に公民館サークルの集いで「さいたま市大宮」に行ったことは、
「氷川神社」については書きましたが、
同じ日に回った「盆栽村」「大宮公園の梅まつり」が残っていました。
今ごろになってしまいましたが、「大宮公園駅」から盆栽村を回ったメモをまとめました。
「大宮公園駅」はJRの駅ではなく、
東武アーバンパークライン<野田線>の「大宮駅」から二つ目の東武鉄道の駅です。

踏切を渡って大通りを右折すると盆栽村の入り口になります。なかなか風情のある通りす。
ホッとしそうなコーヒー処もいくつかあります。
立ち並ぶ住居も個性的で豊かな暮らしを思わせる佇まいです。



途中には「さいたま市漫会館」」もあります。
日本近代漫画の先駆者「北沢楽天」、日本で一番最初のカラー漫画を作成した作家。
彼の偉業を記念し旧宅を改築して開館したもので、
全国でもめずらしい公立の漫画専門館だそうです。



隣りは「盆栽中央緑地公園」で、
植竹稲荷神社の境内には盆栽村開拓の功労者、清水瀞庵翁の大きな石の記念碑がありました。
その先の一角から盆栽村になっています。



大宮盆栽村とは、我が国屈指の盆栽の郷として知られています。
ここが「盆栽の郷」となった由来は、
江戸時代から明治・大正時代にかけて、
東京・千駄木の団子坂の周辺には多くの盆栽業者が住んでいが、
大正12年(1923)に発生した関東大震災で被災して消滅してしまいました。



盆栽づくりに適した広大な土地、関東ローム層の赤土、きれいな水と空気が揃う地を求め、
新しい盆栽村として大宮に移り住んだのが始まりだそうです。
四季いつでも楽しめるところとなっています。
自由に観賞できる盆栽園がいくつかあり、







はじめに「藤樹園」を訪れました。
松や梅の枝の張った低木が鉢に植え込まれています。
一回りして次に休憩施設の「盆栽四季の家」の隣りの「清香園」を訪れました。
この園はテレビなどにも登場する有名園で、超高額な鉢が並んでいました。







園ごとにそれぞれ作風の異なる盆栽を作製し並べています。
販売もしていて、一鉢でマンションが買える値札もあり、
枝に触れて折れないように係員が注意を盛んに喚起しています。
一枝折ったら数百万の賠償になりそうで怖いです。



周辺の通りの生垣には、いろいろな種類の木々が並び、植栽が続く気持ちのよい通りです。
さすが盆栽を生業とする高級感の溢れる街並みでした。
写真はすべて3月時点のものです。

このあと、産業道路を歩き「梅祭り」が行われていた大宮公園に行き、休憩して帰路につきました。

楚々と静の舞 一人静 (ひとりしずか) ヒトリシズカ

2015-04-20 10:00:10 | 花とつぶやき


春の足元に咲く白い妖精・ヒトリシズカ。



何時も行く近くの自然公園の山に今年も、
清楚な花姿の一人静が群舞していました。



近年は株数は増えてきたようですが、
花形が小さくなったような気もします。



高さは10~30cm。花期は4~5月、
ブラシ状の小さな白い花をつける。



ブラシ状の花のように見えるのは雄しべで花弁はありません。
葉は楕円で上に向かい合わせに2組4枚の葉が出ています。
群生して咲くのが普通で、この山にもぱらぱら咲いています。



名前の「静」とは義経の恋人・白拍子の静御前のことで、
静御前が舞う姿を連想してつけられたとされています。



花言葉は静謐、隠された美――



こちらのサイトに詳しい解説があります。松江の花図鑑


群生の近くに咲いている山吹



「ボッティチェリとルネサンス」――フィレンツェの富と美」展を観賞しました

2015-04-18 13:50:48 | 展覧会・美術展


東京・渋谷の東急Bunkamuraへ15日に行ってきました。
フィレンツェ・ルネサンスを代表する画家、サンドロ・ボッティチェリの、
日本初公開作品を含む10数点に及ぶ珠玉の作品を観てきました。



<会期>6月28日(日)まで。
<会場>東京・渋谷 東急Bunkamuraザ・ミュージアム
<主催>毎日新聞社、Bunkamura、NHK、NHKプロモーション
公式サイト



都心のサクラ見学を兼ねて、4月はじめに予定していましたが、
雨続きで日延べになっていました。
低温、雨、霰と天候は急変すると予報が出ていた日で、
人出も少ないと思い出かけました。予報に反していい天気になりましたが、
幸い会場ではゆったり観賞することができました。



目玉はやはりイタリアの門外不出のリストに載っている、
ボッティチェリの「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」でしょうか。(1477-1480年頃、テンペラ・板、直径96.5cm)
ピアチェンツァ市立博物館が所蔵する至宝ですね。



イタリアに行かなければ観られない作品です。
5月6日までの期間限定公開となっています。
特別にガラス枠の中に展示されていました。
黄金の丸額に縁取られた直径約96センチの円形絵画です。
聖母子の姿が宝石のように浮かび上がって見えます
とても600年も前に書かれた絵画とは思えない輝きです。



隣りは、ウフィツィ美術館所蔵の至宝、ボッティチェリの代表傑作とされる「受胎告知」です。
(1481年、フレスコ、243×555cm フィレンツェ、ウフィツィ美術館所蔵)
横幅5メートルにも及ぶ圧巻の大作を、ゆったり十分に鑑賞できました。



そして「ヴィーナス」です。
代表作の「春」と並ぶ「ビーナスの誕生」の貝の中に立つヴィーナスを独立して描いたものです。
柔らかい薄衣や肌にまつわる髪の毛のはためき、神聖さとエロスが輝いていいました。



さらに「聖母子と二人の天使」
(1468-1469 年頃、テンペラ、油彩・板、107×75cm、ストラスブール美術館)
聖母マリアがわが子を見つめる慈しみ表情は厳かで清らかな麗しさに満ちています。

ミュージアムの前のレストラン





・展覧会の構成と主な作品
*第1章 ボッティチェリの時代のフィレンツェ
:マリヌス・ファン・レイメルスヴァーレに基づく模写 《高利貸し》1540年頃、油彩・板、100×76cm
フィレンツェ、スティッベルト博物館
:サンドロ・ボッティチェリ《ケルビムを伴う聖母子》1470年頃、テンペラ・板、120×66cm
フィレンツェ、ウフィツィ美術館

bunkamuraのシヨウインド



*第2章 旅と交易:拡大する世界
:フランチェスコ・ボッティチーニ
《大天使ラファエルとトビアス》1485年頃、テンペラ・板、156×89cm
フィレンツェ文化財特別監督局 

渋谷の街角



*第3章 富めるフィレンツェ
:フラ・アンジェリコ《聖母マリアの結婚》1432-1435年、テンペラ・板、19×51.5cm
フィレンツェ、サン・マルコ博物館
:フラ・アンジェリコの代表作《聖母戴冠》
(ウフィツィ美術館)のプレデッラ(祭壇画下部の小壁板絵)のひとつ。

駅前の交差点



*第4章 フィレンツェにおける愛と結婚
:スケッジャ《スザンナの物語》1450年頃、テンペラ・板、41×127.5cm
フィレンツェ、ダヴァンツァーティ宮殿博物館

*第5章 銀行家と芸術家
:ロレンツォ・ディ・クレディ 《ジャスミンの貴婦人》1485-1490年、油彩・板、77.2×55.2cm
フォルリ市立美術館

*第6章 メディチ家の凋落とボッティチェリの変容
:修道女プラウティッラ・ネッリ(帰属) 《聖人としてのジロラモ・サヴォナローラ》
1550年頃、油彩・キャンヴァス、61×45.7cm、個人蔵

以下の絵画展にも会期中に行きたいと思っています。



見上げる街角、東京ミッドタウンの寸景です

2015-04-13 21:20:41 | 社会見学

 きょうも一日雨降りでした。
4月に入って晴れた日は  幾日もないですね。
 先日歩いた六本木・東京ミッドタウンの一角を引っ張り出してみました。



20代の中ごろ、たにしの爺は3年ほど、この界隈に通ったことがあります。
もう40年以上も前のことになります。
  メトロ日比谷線六本木駅から竜土町まで、
日本で初めてのフランス料理店「龍土軒」があった近くに、 
知識人が集まる文化フォーラムのサロン  がありました。



  そこへ編集作業の仕事で通いました。
「龍土軒」では  ときどき編集会議も開かれました。
今もあるのかな。どうなっているのでしょうか。



  今の東京ミッドタウン(ホテル・ザ・リッツ・カールトン東京、サントリー美術館など)は、
市ヶ谷に移転した防衛庁本庁の跡地に2007の春に完成した複合施設です。



 駅周辺の有名な焼き鳥や中華料理店は、わずかに記憶にありますが、
防衛庁のあった辺りは、まったく当時を思わせるものは何もありません。



現役時代に仕事したり、通った都心の街角を歩くと、眩しく輝くのを覚えます。
 街角が眩しいのか、それとも何か、自分の気持が輝くのでしょうか‥‥。


 都心徘徊はたそがれ爺のサプリメントになるらしいこを知りました。

花の雨、ときどき晴れ間、オロオロ徘徊

2015-04-10 06:13:21 | 散策の詩

たった1日あった好天気に、
満開のサクラを撮ることができたことは、
前回に報告しています。





今回はときどきの晴れ間に徘徊して、
であった花を並べました。

ヒヤシンス、





一重のヤマブキ



ミツマタ



ヒヤシンス 薄紫に 咲きにけり はじめて心 顫ひそめし日 (白秋)



白サクラ




曇り日の4月スタートになりました。水芭蕉の季節です。

2015-04-01 10:13:59 | Journalism

何時もの徘徊コースの自然公園には水芭蕉の株が少しあります。
純白の花が開き始めていました。



年金は目減り、生活用品、食料品は値上げになりました。
徘徊人には暮らしにくさが身に染む新年度になりました。



年金支給額の伸びを物価や賃金の上昇よりも低く抑える、
「マクロ経済スライド」が初めて実施される。



支給額は微増するものの、物価の伸びで実質年金は目減りする。
牛乳、バター、チーズ、ヨーグルトなど乳製品食品の値上げも相次ぐ。
介護保険も月額平均4972円から5550円程度に上昇する見込みだという。


 
若年生産労働者からは、こんな悲鳴も聞こえる。
「働いてる奴が暮らしやすい国にしてくれよ
生活保護者や年金生活者は質素に暮らせ」

経済成長による「デフレ脱却、景気好循環」は怪しくなっています。
「幸せの春を呼ぶ」アベノミクスは霞の彼方に消えて行きそうです。