たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

7月1日は一年の折り返し「半夏生」の日ですね。

2020-06-30 15:10:20 | Journalism
きょう、6月30日で令和2年の半分が終わりました。
21世紀の「世界史に記録」される年になっています。
新型コロナウィルスが地球規模で増殖・拡散して、
感染者は1000万人を超しました。



現時点での感染防止策の決め手は、
「人と人が接しないこと」、
「人が動かいこと」です。
社会活動・経済活動の停止です。

「社会・経済活動の瀕死状態」です。
「瀕死は御免だ」と「活動を開始」すれば、
ウィルスが拡散して感染者が継続的に絶えません。
「人の命」か「経済社会の再生」かの緊張感関係が、
「WITHコロナ社会」です。人類の節度が試されている。



ところで7月1日は、
七十二候の半夏生(はんげじょう)です。

半夏(はんげ)とは烏柄杓(からすびしゃく)という毒草植物で、
生(しょう)はこの植物が生ずる季節・時候という意味だそうです。



ハンゲショウは7月初旬ころから花を咲かせるが、
この時に葉の一部の表側だけが白くなることから、
「半分化粧、半夏生」となたっと言われています。
梅雨明けが近い・梅雨明けの頃を指してもいます。



半夏生の日は毎年7月2日頃とされています。
夏至から数えて11日目とされています。
今年は閏(うるう)年でしたので夏至は6月21日でした。
半夏生の日も7月1日になりました。



この日、たにしの爺は82歳にして生まれて初めて、
身体にメスが入る日になりました。怖いです。



さらに7月1日は山開きの日ですね。
夏山シーズンの始まりです。
「WITHコロナ」で夏山、山小屋は様変わりになりました。
爺の知っている「夏山アルプスの山小屋の夜」は、
密密の極みですね。目刺し状態で横になって寝る。

単独行のテント泊まりの山行は密集にはなりません。
もし事故や遭難した場合は救助隊員と密になります。
止み難い山への誘惑に駆られて出かけたくなるでしょう。

夜の東京、官能接待のキャバクラ、ホストクラブ、
ガールズバーが感染の発生地になってきました。
止み難く酒場に行きたい人が感染するのは勝手ですが、
ウィルスを持ち歩く結果、社会に拡散します。

自粛・節制がWITHコロナ社会のマナーです。
「節制」できない一部の人によって、社会全体が「瀕死状態」になります。

関東甲信が梅雨入り「雨と暑さとマスクでWITHコロナ」

2020-06-12 10:56:51 | Journalism
令和2年6月11日の昼前、ウェザーニュースは、
九州北部・関東甲信・北陸・東北南部が梅雨入りしたと発表しました。
九州北部や関東甲信では平年より遅く、北陸や東北南部では平年より早い梅雨入りでした。
関東甲信は平年よりやや遅い梅雨入りとなった。



今年は「雨と暑さとマスクでWITHコロナ」、
梅雨と暑い夏を凌がなければなりませんね。
老体にはリスクの高い日々になります。



梅雨時の徘徊路の足元には、
この花が咲き乱れています。

ドクダミ、ジュウヤク(十薬)ですね。
住宅の軒下、垣根の下や日陰の道端に、
盛大に繁茂して、枝分かれして広がる。
十字の白いか花片の中央に黄色の花穂。
昔から薬草、生薬として採取されています。



「煎じて服薬すればコロナ菌が逃げ出す」
耄碌爺のたにしの爺が言っていたなんて、
もしかして、嘘か誠か、信じちゃだめよ(;∀;)、
そんなことありませんから拡散しないでください。



WITHコロナとの正しい付き合い方は、
人混みには近寄らない。「3密」状態にはならない。
不要不急な外出や集まりには行かない。
自分の安全策は、社会の安全に繋がる。



「東京アラート」も解除されました。
いわゆる「水商売」がOKになりました。
はしゃいでいると、怖いことになるかもよ(*'ω'*)

山郷の便り、伽羅蕗(きゃらぶき)が届きました

2020-06-04 12:47:15 | 頂き物

山のハーブ。山菜の季節です。
タラノ芽、ワラビ、コゴミ、ゼンマイ、タケノコ……
雪を割って、春を告げる「フキノトウ」はフキ味噌で。
そして初夏、育って葉柄が伸びて「フキ、蕗」になる。

北関東の山郷の寓居で菜園と歌作を楽しんでおられる、
女流歌人さんと永年、お付き合いさせていただいています。
毎年、初夏のころ、手作りの「キャラブキ」を送っていただく。
今年も沢山、届けられました。
ローカル紙の俳句のページが同封されていました。



有害鳥獣駆除の一弾涅槃の日   綾子

月間賞の一句です。
「涅槃の日」は現代のカレンダーで言えば3月下旬。
その頃、佳人のお住いの山郷には、
「有害鳥獣」が出没するのでしょうか。
「駆除」とは穏やかではないですね。

以前、山郷をお尋ねした際に、話されていました。
裏の畑で育てている農作物の収穫期、
トマト、キュウリ、なす、スイカなど、
朝採りに出てみると、数匹のサルたちが、
トマトや、キュウリを抱えて逃げていく。
ときには狸が芋を掘っているともいう。

そして、まあ、しょうがないですね。
食べるものが生っているのだからと言う。



月間賞の句意について、たにしの爺としては、
作者の歌意には「お釈迦様の入滅」の日に何も、
「鳥獣」一斉駆除の合図はないでしょう。と。

何年か前には「キャラブキ」添えられた一句。

伽羅蕗を煮る大鍋を買ひにけり  綾子

とにかく手間のかかる作業です。
野に出でて、採って、皮を剥いて、茎を湯掻いて、
茹でて、味付けて、煮しめて……手間と時間をたっぷりかけ、
伽羅色に煮込まれた「フキ」。



冷凍庫でカチカチに保存。少しずつ楽しめば、秋まで保つだろう。
高血圧のたにしの爺、塩分気にしつつ伽羅の味。

コロナ禍が今後、ぶり返すようなら、
歌人の住まう山郷に「コロナ疎開」したい。
ニャン子と同じ枕で同衾していると手紙に書かれていました。
俳句作家は、にゃんとも鳥獣生活のようです。