たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

六本木・ミッドタウンぶら徘徊してきました。

2015-08-28 08:11:01 | 国内旅行

乃木坂の国立新美術館で某新聞社の主催している、
書法展に出品している作家の付き添いで上京しました。





観たあと、メトロ六本木駅までぶら徘徊しました。
かつての防衛省跡地に再開発されたミッドタウン。
ザ・リッツ・カールトンが中心になって、
ホテルや商業施設が展開されています。





地元で梨畑の道で徘徊しているたにしの爺、
周りに行き交う人々の余りの「リッチらしさ」に気後れがして、
おどおどキョロキョロ、高級ブティックやレストランの前を、
通りすがりに眺めるだけです。





表通りの裏に展開するミッドタウンガーデンを一回りして、
天に向かってシャッターをパシャパシャしてきました。





40数年前のたにしの爺は、かつてこの界隈、竜土町、乃木坂辺り、
仕事で数年間ほど通ったところでした。
通りも街の風景も一変していて、目が眩みそううです。



都心のぶら徘徊は精神的に消化不良になりそう。
お小遣いが沢山ないと楽しくない街ですね。

暑かった8月の終わりの一週間になりました

2015-08-23 15:39:04 | 24節気

今日は24節気の処暑です。夏の終わりということです。
8日の立秋からだんだんに暑さが収まってきた頃です。
この頃は統計的に台風が来やすい時期ということです。



アベック台風、列島上陸にはならなくてよかったです。
日本海側と太平洋側とでサンドイッチになっています。



天空は夏の雲と秋空の気配ですが、日差しは強烈です。

徘徊の道は梨畑に囲まれています。
わずかだが田んぼも残っています。



8月のお盆前の頃が出穂期でした。
豊かな実りの秋季を迎えましょう。



火山、地震、大雨、洪水、台風来襲。
人は自然の所為には逆らえませんね。





ときはいま、樹にはせみ時雨、
緑陰には一瞬の涼風が通り過ぎ、
稲の波が流れるように揺れます。




カラスウリの花に癒される宵徘徊

2015-08-18 20:11:45 | Journalism
残暑お見舞いを申し上げます。



近隣ご近所の徘徊に精を出しているたにしの爺でしたが、
いささかバテまして、ブログ更新が空いてしまいました。
一カ月も続いている暑さも一因です。



この2、3日烈しいゲリラ雨があったり、
少し涼しくなった気もしています。





馬追虫の髭のそよろに来る秋は
まなこを閉ぢて想ひ見るべし(長塚節)




涼風の面を衝って渇癒ゆる(草田男)



バテ原因のもう一つは「戦後70年の記憶」ですね。
連日にわたって、マスコミ、テレビ、新聞、映画で、
原爆、大空襲、焼け跡、沖縄地上戦、出世・戦死、‥‥‥‥‥
死に至る記憶が掘り起こされ、大量に報じられました。

半日も、それらの記事を追っていると、とても疲れました。
夜はテレビで戦争のの映画を見ます。
それのどれもが涙なしには見聞できないことばかりでした。
日本人はみな必死で戦争のことばかりに駆り立てられていた時代。



「挙国で体当たり」して「無残に散った」記録と記憶ばかりでした。
「戦争は絶対にしてはならない」
これが日本人の歴史認識です。
戦後70年の安倍首相の談話には、その決意が込められたものとなっています。



「戦争をしない平和国家」希求する日本の約束。
「大国に力で押されて」も「戦争はしてはならない」
――この命題をどのように克服していくかが、
民族の浮沈に掛かっていると言えましょう。



せみ時雨に包まれ宵の徘徊す(たにしのアブ句)

戦後70年目、ヒロシマ、ナガサキの原爆の日

2015-08-10 17:08:25 | Nationalism

鎌ケ谷市役所に集い黙祷と献花で平和を祈念

鎌ケ谷市役所には「非核・非戦」の思いが込められた記念像と祈念碑があります。
市庁舎前広場に立つ平和記念像「かたぐるま」。写真右
「広島市庁舎の敷石・信用金庫敷石」の被爆石をはめ込んだ「平和祈念碑」。写真左



1984(昭和59)年7月2日、鎌ヶ谷市は核兵器の廃絶と軍備縮小を訴え、
さらに世界の恒久平和を実現していくため、「非核平和都市宣言」をしました。
平和を願う市民の声を背景に市議会で採択されたものです。
核兵器廃絶を求める平和宣言都市としては、
千葉県では習志野市、四街道市に次いで3番目でした。



その翌年に母子が安らぐ平和な社会を願い、
平和記念像「かたぐるま」を市役所庁舎前広場に建立しました。
1991(平成3)年には、広島市から寄贈を受けた、
「広島市庁舎の敷石・信用金庫敷石」の被爆石をはめ込んだ「平和祈念碑」が設置されました。



6日のヒロシマ原爆の日、9日長崎原爆の日には、
「非核・平和を祈念する市民の集い」の呼びかけによる黙祷・献花が行われました。
たにしの爺も参加して黙祷・献花をして「非戦の誓い」をしてきました。



6日朝、原爆投下の時刻8時15分に合わせ「平和祈念碑」の前で黙祷と献花、
世界で初めて核兵器の惨禍に見舞われた犠牲者に、
「非核・平和」の誓いを捧げました。



黙祷に先立ち、呼びかけ人の一人が「鎌ケ谷市・非核平和歳宣言」を朗読しました。
広島での被爆体験を持つ「鎌ケ谷市原爆被爆者折鶴会」の小中武志会長(84歳)から、
身近な人々の苦悶の死、被爆者の苦しみを語り、
「二度と絶対に戦争はしてはならない」と話されました。



長崎被爆の9日は11時2分の長崎被爆時刻に、
「平和祈念像・かたぐるま」の前で黙祷・献花を行ない、
猛暑の中、「非核・平和」を祷りました。



6日と同様、「非核平和歳宣言」「原爆詩集」朗読のあと、
小中武志さんの被爆体験と長崎医大で被爆した永井隆博士の業績を紹介し、
モデルとなった歌「長崎の鐘」の2番を歌唱しました。
炎暑の市役所前の広場に小中さんの大きな歌声が流れ、
辺りが静まり返りました。



「長崎の鐘」(サトウハチロー作詞)2、召されて妻は天国へ/別れてひとり旅立ちぬ
/かたみに残るロザリオの/鎖に白きわが涙
/なぐさめ はげまし 長崎の/ああ 長崎の鐘が鳴る

筆者が3年前に長崎を訪れた際、
案内してくれた若いバスガイドさんが、
永井博士の「この子残して」の抜粋朗読と、
この歌の2番を透明感のある声で静に歌唱したシーンが思い出され、
鎌ケ谷市役所から長崎原爆の「平和祈念像」が浮かびました。

■ 非核平和都市宣言
世界の恒久平和と安全は、人類共通の念願であり、
人類が尊重しなければならない普遍的な理念である。
この崇高な目的の達成なくして、
鎌ケ谷市のめざしている「自然と調和した住みよい街づくり」の実現もあり得ない。
わが国は世界唯一の核被爆国として被爆の恐ろしさ、被爆者の苦しみを全世界の人々に訴え、
再びこの地球上に核兵器による惨禍を繰り返させてはならない。
私たち鎌ケ谷市民は、生命の尊厳を深く認識し非核三原則が完全実施されることを願い、
平和を愛する世界の人々とともに核兵器の廃絶と軍縮を訴え、
世界の恒久平和を実現することを決意する。
ここに鎌ケ谷市を非核平和都市とすることを宣言する。
1984年7月2日 千葉県鎌ケ谷市

戦後70年、2015年の祷りの八月、
安倍政権が進める一連の「安全保障法制」による「平和の危機」に対し、
国民の「非戦」の思いが強く広がる夏になりました。

「非核・平和への願い」広島原爆の日、たにしの爺も黙祷・献花

2015-08-06 21:00:37 | Journalism

被爆70年、核廃絶の願いを込めて鎌ケ谷市でも、
総合福祉保険センター入り口に置かれている、
「被爆した広島市庁舎の敷石・信用金庫敷石」の前で、
市内有志団体の呼びかけで、黙祷と献花が行われました。





原爆投下の時刻8時15分に合わせ、
集まった数十人と共に、爺も黙祷と献花をしてきました。
15日に広島で行われる平和祈念の式典に参加する、
市内の中学生代表も来て、
市を代表して平和への願いを広島に届けると語ってくれました。





長崎被爆の9日には、市役所玄関前の「非核平和祈念モニュメント・かたぐるま」の前で、黙祷・献花が行われます。





広島原爆70年の今日は、広島市を始め全国各地で、
「今こそ非核」の決意を込めて、
平和を願う日本国民の気持が一つになった日ではないでしょうか。
「戦争はしてはならない」ことを世界に知らしめる日です。

映画「HERO」で暑気払い

2015-08-02 13:46:10 | 劇場映画

あまりの暑さに、爺の避暑地シネマックスに逃げ込みました。
上映時間のタイミングに合ったのが「HERO」でした。
人気テレビドラマ「HERO」のスクリーン登場第二弾です。



スーツを着ない型破りな検事・久利生公平を中心に、
東京地検城西支部の個性的な面々が事件の数々に立ち向かう。
フジテレビで同じみの「捜査検事」のドラマです。
某国大使館の裏通りで起きた交通事故の真相の裏にあるものは?



ネウストリア公国大使館の裏通りで、
パーティーコンパニオンの女性が車にはねられ死んだ。
東京地検城西支部の久利生公平検事(木村拓哉)は、
事務官の麻木千佳(北川景子)と共に、
事故を起こした運転手を取り調べる。
すると、ふたりの前に、
かつて久利生の事務官を務めていた雨宮舞子(松たか子)が現れた。

大使館は決して踏み込んではならない「絶対領域」だった。
久利生検事と城西支部の面々は法務、外務省の圧力に抗して、
乗り越えられない治外法権の「壁」を崩していく。
スリルとサスペンスの痛快劇です。



この映画を選んだ第二の理由は、
「たにしの爺」好みの2大女優さんが見られるから。
第一はクールビューティ・吉田羊。



第二はミステリアスビューティ・北川景子。



映画では松たか子と北川景子の出番が多かったのに比べ、



吉田羊さんの出番が少なかったのが残念でした。
7月12日の毎日新聞日曜版のインタビューで羊さんは、
「私のパブリックイメージは馬場礼子とイコールでHEROの人だ」
と思われるので、常に一緒に歩んでいくでしょう。
思い通りの仕事ができて楽しいと話しています。



まあ、フジテレビのドラマの映画ですから、
いろいろ文句のある人も居るでしょうし、
突っ込みを入れたくなることもあるでしょう。
そこはまあ、難しいことは抜きにして、
快調なテンポで展開するサスペンスに魅せられながら、
2時間の消夏法だったと思えば結構楽しめました。

その他の出演者は、
佐藤浩市、杉本哲太、濱田岳、正名僕蔵、田中要次、田中勝矢、
松重豊、八嶋智人、小日向文世、角野卓造、大倉孝二、
JAMES C.BURNS、森カンナ、児嶋一哉、新井浩文、イッセー尾形。
「HERO」公式サイト