たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

わが棲家、湧水田に吹く野風

2005-11-24 20:32:14 | Lyricism

小春日和に誘われ、野風も優しく。
久方ぶりに外気を吸った。
わが棲家をお見せしよう。

里山に囲まれて、貴重な湧水田です。
冬でも凍らず、子育てにも最適です。
越冬する仲間も多く気に入っている。

数は東シナ海・日本海に潜航する
中国の潜水艦よりは少ないですよ。

「酸性雨」をもたらす公害国に、
わが湧水田は犯されたくないね。
たにしの願いだ。

つくばねの みねに吹く恋風

2005-11-22 13:47:23 | Lyricism

筑波研究学園都市に住んでいる友人の「ケンキュウ虫」が、たにしのブログを見て、風を吹かしたいらしいのでと、写真を送ってくれた。

「風返峠」--日本百名山・筑波山の南東にあり、筑波山神社から八郷方面に抜ける峠だという。風も引返すくらい高い峠ということだという。

地図を見ると、八郷町から筑波山を背景に恋瀬川という川がある。

筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる 
(小倉百人一首・陽成院)

筑波おろしは冷たいのだろうな。
冬構えの田圃は寂しい。
たにしはアブクを噴いて、身を縮めた。

秋天に突き抜ける高風

2005-11-21 09:17:04 | Lyricism

たにしは見上げた。
青天を渉る風と名木紅葉の瞬きを。

日中、日韓、日露首脳会談が行われた。
小泉首相の厳とした主張を評価する。
一国を代表するも者はあれでよし。

相手国の首脳も、そうであったように。
首脳同士の会談で譲るものはないのだ。

いい景色を見た。
たにしは土中に戻った。

朽ち葉色の野に渉る草風

2005-11-20 21:19:45 | Lyricism

里山は赤朽葉、黄朽葉に埋まり、それに緑味の青朽葉が混じる。木の葉が散って、あめつちの湿りで朽ち、赤黄土色に変容した色を朽葉色という。
晩秋の季節の色である。

山が粧う。
紅葉の便りがメディアを賑わしている。
ところが今年の紅葉は変だ。色づきが遅れている。発色が汚い。黄身が多く、枯れ葉が多いという。

地球温暖化、ヒートアイランド現象の影響、酸性雨に一因があるのではないかと、指摘する専門家もいる。近くの化石エネルギー大量消費国からの風で、日本の季節が壊されている。

里山は日本ナショナリズムの原点だ。
たにしがアブくを噴いた。

アジアの頂点・ロッテ旋風

2005-11-14 21:24:44 | Journalism
バレンタイン・ロッテに乾杯。
プロ野球改革元年の王者。

①初の交流戦優勝②パリーグ制覇③日本シリーズ4連勝④アジアシリーズ初代チャンピオン。

なにしろ投げる・打つ・走るがエキサイテングだ。
日本プロ野球の人気地図が変わってしまった。

アメリカのチャンピオンと太平洋シリーズが見たい。大リーグは絶対にやらないだろうな。

ロッテに負けたらブッシュが「テロッテ」なんて言いそうだ。

たにしがぶつぶつあぶくを言っている。
20日の祝賀千葉パレード行きたい。
(写真は幕張新都心に住むゲンゴロウの好意の提供です。)



敗荷に吹く木枯らし1号

2005-11-13 10:33:04 | Lyricism

東京地方に木枯らし1号が吹いたという。
ぶるるるぶる。タニシが身体をちじめた。

秋が深まると、隠れていたものが見えてくる。
空も澄みわたり、透明感が増してくる。
里山も田圃も池も霜枯れて、赤実が現れる。

蓮池も天上花の世界から、
葉は朽ち、茎は折れ、無残な姿に帰る。

でも、蓮は死んだのではない。
時季にそなへ、根幹の充実を図っているのだ。
汚泥より出でて汚泥に帰り、ときを待つ。

敗荷や蓮池にわが身も映る
タニシがあぶ句を噴いた

11月11日11時11分11秒の爽風

2005-11-11 11:11:11 | Journalism

時の存在を記録した。
1ならびの秋天に吹く秋声を聞いた。

風の渉る道にささやきが聞こえる。
「風の又三郎」がやってくると。
たにしのいる土中には「さぶい」は来ない。

一番嫌なのは「酸性雨」と黄砂だ。
化石燃料(石油・石炭・ガス)の最大消費国・公害中国。大気汚染の黄砂と酸性雨を日本に吹き流している。

土中に染み込む酸性雨は嫌だ。
タニシがあぶくを噴いてオケラに言った。