たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

2022年 プロ野球開幕 1日限り奇跡の順位表…セリーグ

2022-03-31 12:52:56 | Weblog
令和4年3月31日 年度の最終日です。
明日は令和4年4月1日、新年度です。
サクラは満開で、コロナが復活の兆し。

プロ野球が開幕しています。
セリーグの順位表が奇跡の並びです。
一日限りですが、きれいに数列が並びました。



矢野・阪神が5連敗、フアンが怒っています。
新庄・ハムが5連敗、フアンは見守っています。
「勝てば官軍」です。雑音は消えます。

センバツ高校野球、大阪桐蔭が強打で頂点に立つ。
近江高校を18対1で破って4年ぶり4回目の優勝。
近江はコロナ辞退の京都国際の代替え校で準優勝。


「和菓子のアン」女の子の物語に魅せられ、桜餅を買った。

2022-03-28 09:45:18 | 本・読書
令和4年3月28日 サクラ開花が一気にきましたね。
通院帰りに、デパ地下で「桜餅」を買ってきました。
創業享和3年だという京都の菓匠「鶴屋吉信」謹製。



塩漬けした柔らかい桜葉の塩味とアンの甘みが、
口中で溶け合って「桜花のシンフォニー」です。
「たにしの爺」柄にもなく生和菓子に舌つづみ。



花はまだ二分どころなり桜餅 富安風生
紙箱の底の湿れる桜餅    岸本葉子





坂本司著「和菓子のアン」という本を読みました。 
まったく知らなかった作者です。覆面作家だという。
とっても面白く、未知な世界に触れる本に出会いました。



爺の楽しみは、大型活字本でストレスなく読める、
「武士もの」「戦国戦記」「剣豪小説」「江戸もの」で、
池波正太郎、藤沢周平さんらの大型活字の「時代小説」です。
図書館の書棚には、それほど冊数は揃ってなく読みつくしました。

これまで手に取らなかった、未知の作家さんの本を借りました。
「武家、時代小説」とまったく違う「面白さを堪能」しました。
ちょっとミステリアスな隠し味もする「和菓子」の「壷」です。
「女の子」のお仕事物語でした。



主人公は18歳の梅本杏子(本人は嫌だけどアンちゃんと呼ばれる)、
というのは、ふくよかぽっちゃり体型で、お洒落には目をつぶって、
高校は卒業したけれど勉強は好きでもないし好きな仕事も特にない。
就職活動にも積極的になれないで、もやもやしていた。



そんなある日、東京のデパ地下を徘徊(オット徘徊は爺散歩だ)。
高卒したばかりの女の子は徘徊などしない。
うろついていたら、目に入ったのが、和菓子さんの出店ブース。
アルバイト募集の張り紙が目についた。意を決して面接を受けたら、
採用されて、デパ地下の「和菓子店」の売り子に納まったのでした。



和菓子の知識など全くない杏子ちゃん。店長さんや先輩バイト、
菓子職人を目指す同僚の助けを借りたり、お客さんと接して、
和菓子の名前をめぐる謂われなど、「和菓子の壺」に触れて、
「和菓子の売り子」としての知識を蓄積していきます。



周辺の総菜屋さんなど、多彩な出店に関心を持ったり、
お客には見えないバックヤードで展開される仕来りや、
社員食堂、休憩タイム、売り子友だちが出来たりして、
ミステリアスな「デパ地下」の迷宮にも染まっていく。



この本に出会って、「たにしの爺」は和菓子の奥深さを知りました。
和菓子の種類、名称、モチーフ、味わい、秘めた季節のメッセージ。
作者が語る「和菓子の味わい」レポが凄い。例えば、
「未開紅」と名付けられた和菓子の味を、こんな風にレポする。

……外側は、普通の練り切り、
次に来るのが梅酒を練り込んだような甘酸っぱい練り切り。
そして最後に流れ出てすべてを包みこっむのは、蜂蜜の甘い香り。
こういうのって官能的とかセクシーって表現するのだろうな……

……外から味が始まって、真ん中でぐるりと味がひっくり返される。
そして今度は中からの味で外の味を包み込む。
甘くて朴訥な味の練り切りに包まれた、少しのお酒と蜂蜜の香り。
花が開くように溢れ出てくる鮮やかな味は、
まさに大人になりかけている女の子のイメージそのもの……。



こんなフレーズもあります。
喜びも、悲しみも「和菓子は人生の様々な局面に寄り添う」……

18歳の女の子の成長と和菓子めぐる人生模様の物語でした。
たにしの爺が「桜餅」を買った訳は「和菓子のアン」です。

安部公房は読書について、
「本を読むということは、眼鏡を取り換えるようなものだ」と言っています。
名言ですね。知らない世界が見えてくる。



センバツ野球開幕、藪ウグイス初音、こぶし、沈丁花、フキの花

2022-03-19 10:49:43 | Journalism
令和4年3月19日 「春はセンバツから」と言います。
第94回センバツ高校野球が甲子園球場で始まりました。
降雨で開会式と3試合が一日順延になり今日になった。



コロナ禍とあって開会式も大幅に簡略されていました。
グランド行進したのは本日試合のある6校だけでした。
また、京都国際高校はコロナ感染で出場辞退しました。





昨日18日は春のお彼岸入りでした。
気温の高い日が続いていましたが、
一転、1月に戻ったようなお天気、
雨も混じり寒い一日になっていた。





枯れ木が主役を占めていた道野辺の徘徊路、
いつの間にか足元に春の小花が咲き出した。
徘徊路の道端が「萌えーッ」華やぎ出した。





蕗の薹(ふきのとう)は花になっていた。
こぶしの花がちらほら咲き出していまた。
藪ウグイスが「ケッキョ」と鳴き始めた。





ホトケノザ、オオイヌノフグリ、ハナニラ、
ヒメオドリコソウ、スイセン、ツクシンボ。
高齢者にとっては、芽生えが眩しい季節だ。





ロシア・プーチンのミサイルが数千発以上も、毎日、
ウクライナ市民の頭上に、無差別に降り注いでいる。
「容赦ない殺傷」は狂気の沙汰か敵意の憤怒なのか。





プーチンよ、正気に戻れ、神を恐れよ。
敵は己の妄想なのだ。


観梅の季節、ロシアの守護神「ウラジーミルの聖母」が涙を流している

2022-03-13 20:06:07 | Journalism
令和4年3月13日 梅花の弥生も中旬になった。
「三寒四温」朝昼夜の体感の寒暖差もあってか、
「くしゃみ」も連発する。杉花粉も飛んできた。



道野辺のいつもの徘徊路に神社があります。
参詣路脇の紅梅・白梅がほころんでいます。
境内に入ると微かな「梅ヶ香」が漂います。







春の盛り表す花が桜だとすれば、
春の来たことを知らせる花は梅でしょうか。
細い枝先にポツポツと蕾が並び始める。
徘徊途中に、通り過ぎる度に赤みが増していく。



艶やかな赤い玉すだれ状に咲く紅梅。
少し寂しくも清冽な気品が漂う白梅。
浅き春野を彩る艶なる「一枝の春」。





「知らざりし浦山風も梅が香は都に似たる春のあけぼの」阿仏尼

ご存知『十六夜日記』の作者・阿仏尼の歌ですね。
相続争いで京の都から鎌倉に出てきた阿仏尼さん、
鎌倉の気風に合わず都を忍んで作った歌だという。





今宵の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見ながら書いています。
鎌倉のお寺さんと、梅林を見に行きたくなりました。
北鎌倉駅から近い東慶寺の枝垂れ梅などいいですね。
梅花の次は「桜の開花予想」がニュースになる時候。



「東日本大震災」から11年目の春です。
今の爺には特別何をする訳もできない。
戦火のウクライナも悲憤慷慨するだけ。



ロシア人の信仰と言えば「ロシア正教」ですね。
最も崇敬され名高く奇跡を呼ぶとされるイコン、
「ウラジーミルの聖母(生神女)」だそうです。
征服民族から「モスクワ」を守ったマリア像だ。


トルマチの聖ニコライ聖堂にあるイコン「ウラジーミルの聖母」
(この辺のことはWebから借りた知識です)

いま、そのロシアが、ウクライナへ軍事介入して侵略している。
「隣国の敵意」をでっちあげて「版図拡大」征服しようとしている。
無辜の市民、幼児、子どもらが血を流し、亡くなっている。



世界から「戦火を止めて」の求めに対し、
ロシア・ウラジミール・プーチン大統領は全く無視し、
さらに戦火を拡大しようとしている。



いま、その残虐の様を見て、モスクワ陥落の救世主になった祷り、
「ウラジーミルの聖母(生神女)」イコンが涙を流している。と思う。
プーチンよ、「ウクライナ征服」の代償は、
「ロシアの滅亡」に繋がることを知るべしです。

啓蟄「春一番」吹く、ロシアよ「プーチンを止(と)めろ」

2022-03-05 19:18:41 | Journalism
令和4年3月5日 二十四節気の「啓蟄」です。
地中の冬眠虫が陽気に誘われて穴から這い出す。
岸辺の草が芽吹き、枯れ草が緑に染まり始める。
関東地方で「春一番」が吹いた「萌えーの春」。



世界は「戦火の春・ウクライナの悲劇」に連帯を表明している。
ロシアに対し、一刻も早く「戦火を止める」べく要求している。
「ロシア軍撤退を求める国連決議」を141カ国の賛成で採択した。

しかし、反対した国が5か国ある。
当事国ロシアのほか、ベラルーシ、シリア、北朝鮮、エリトリア。
中国、インド、パキスタンなど35か国が採決に際し棄権した。
この他、無投票が12カ国あった。世界は「複雑・怪奇」だ。





ロシアの「軍事侵攻」に「ノー」とした国際世論に対し、
ロシアは「クソくらえ」とばかりに侵攻を止めない。
世界最大級の「原発施設」も攻撃して掌握してしまった。





今朝の毎日新聞「読者投書欄」に載ったーー、
「★心に響いた「無関心は共犯」と題する投書を読んだ。引用させ頂きます。
 ウクライナのゼレンスキー大統領の次の言葉を読み、心にズシリと響いた。
 「無関心でいるのは、共犯になることです」(2月19日のミュンヘン安全保障会議)
 ロシアの文豪・トルストイはクリミア戦争(1853~56年)に将校として従軍した体験で非暴力主義になっていったと聞く。
 彼が残した「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。他人の幸福の中にこそ、自分の幸福もあるのだ」という言葉は有名だ。
 ロシアの人々の素地にこういう思いがあると確信している。
 ロシアの人々が無関心であるわけはない。ロシアの中から平和への活動が熱を増していくことを切に願っている。
 自分に何ができるだろうか。まずは周囲の人と真剣に語り、考えること。
 ロシア内外の民の声がこの悲劇を止めると信じたい。」(東京都在住の女性、52歳)



ロシア国内でも軍事侵攻に反対するデモが行われている。
モスクワのほか、サンクトペテルブルクなど各地で抗議デモが行われ、
警察に拘束された人は国内の51の都市で約1400人が拘束されたり、
言論統制が強化され、政府批判のラジオ局も閉鎖されている。









「無関心こそが戦争の最大の共犯者」このフレーズは、
「たにしの爺」が以前に見た映画を思い出しました。
フランス映画「あの日の声を探して」のテーマでした。



ロシアの「チェチェン共和国進攻」を背景に撮った映画、
「あの日の声を探して」
たにしのブログで2015-06-06にレビューしています。

日本の公開上映に合わせ来日した脚本・監督の、
ミシェル・アザナヴィシウス氏は、ある対談で、
「戦争の最も強大な共犯者は無関心ではないか」と語ったという。



私たち日本人は「決して無関心」ではない。がしかし、
直接どうすることもできない「もどかしさ」の中にいる。
「ウクライナ義勇兵」募集に元自衛官ら含め、
数十人の日本人が名乗り出ているという。



「ヤフコメ」には、日本の立ち位置について、
「専守防衛なんて無力」とか「この際、核保持を」とか、
いざの時、「アメリカなんてあてにならない」とか、
「攻められたとき、日本人はどこまで抵抗する気があるのか」
なんていう「コメント」が連日、賛否、応酬されている。



「たにしの爺」は思う。
「プーチンの侵攻」--教訓は「こちらに敵意がなくとも」
「領土拡大の野心」を持つ大国は、周辺国の存在自体が、
「敵意国」だと決めつける論理を持っているということです。



戦争の最大抑止力は「戦争を許さない世界世論」。
大国による国際法蹂躙を許さない世界こそ抑止力。

この論理を蹂躙した「核大国・プーチンのロシア」
私たちは「無関心」でいられる環境にはないのだ。
(写真はNHKテレビから)

今日から3月弥生ですね。「戦火の春」ウクライナの運命

2022-03-01 19:01:20 | Journalism
令和4年3月1日 どこかで春が生まれてる。
今年の2月は寒かった。大雪も幾度かあった。
いつまで続くのやらコロナ「マスクの季節」。



「プーチンのロシア」ウクライナ侵攻。
何の敵意もない無辜の血が流れている。
プーチンの妄想を止める術はないのか。
市民巻き込む戦火を一日も早く停戦を。



「核使用までちらせかす」恐怖の暴君化。
米英仏独の特殊工作戦部隊を総動員して、
「プーチン生け捕り」の電撃作戦なんて、
極秘指令が発っしられてはいないかな~。