たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

<TOKYO街旅・王子篇>飛鳥山公園から王子稲荷神社まで

2017-07-06 10:46:37 | 社会見学

公民館サークルの街歩きで、東京北区の王子・滝野川に行ったことは、
初めてタイサンボクとクマシデの花をみたことで、
報告しました。

ガイドさんの案内で3時間近く散策し、
初めて足を踏み込んだ未知の街の歴史や、
文化遺産、自然を見聞しました。

あまり写真は撮れませんでしたが、
何枚か載せて、見聞の一端をメモしました。
始まりは飛鳥山公園の碑からでした。



この碑は1737年(元文2年)建立されたもので、
飛鳥山の由来を記したもので難解な漢文であるため、
江戸時代は読めない碑として知られていたという。

八代将軍徳川吉宗の命によって桜が植えられ、
飛鳥山が江戸時代に名所になったことを称え、
吉宗の事績を顕彰碑として「飛鳥山碑」が建てられたという。



次は、「醸造試験場跡地公園」です。
ここにはかつて旧醸造試験場第一工場があったところでです。
芝生公園が広がり向こうに煉瓦建物が残っています。



そこから赤ちゃんのお寺・正受院を巡って、
石神井川の遊歩道、音無緑地の吊り橋など渡り、
もみじ緑地の金剛寺を経て、赤煉瓦の建物に出ました。



旧陸軍施設を活用した北区の中央図書館です。
北区には戦前、陸軍の軍事施設・軍需工場があったところで、
戦後は民間活用に転用されて、この図書館もその一つだという。



このあと、急な三平坂を下り「名主の滝公園」に入りました。
「名主の滝」を始め4っつの滝がある回遊公園となっている。
安政年間に王子村の名主「畑野孫八」が自邸に開いたのが始まり。



隣には石段の上に「王子稲荷神社」が鎮座していました。
境内は幼稚園になっていて、子どもたちの歓声が響いていました。
関東稲荷総社の格式を持ち大晦日、狐が初詣をする言い伝えがあります。



最後は大きな鳥居のある王子神社。
珍しい髪の祖神を祀る関神社もあります。
音無親水公園の橋の上でガイドを終了しました。

今回ガイドを務めてくださった方々の一生懸命な案内と、
この地に暮らす誇りと街への愛情が強く感じられました。
折角のご案内にもかかわらず、雑駁の記録でスイマセン。

それにしても坂の多い道筋で、生活の不便が忍ばれます。
地図上で地名だけは旧知であっても行ってみて、
実情を知らない街の様子を知ること興味深いです。