公民館サークルの街歩きで、東京北区の王子・滝野川に行ったことは、
初めてタイサンボクとクマシデの花をみたことで、
報告しました。
ガイドさんの案内で3時間近く散策し、
初めて足を踏み込んだ未知の街の歴史や、
文化遺産、自然を見聞しました。
あまり写真は撮れませんでしたが、
何枚か載せて、見聞の一端をメモしました。
始まりは飛鳥山公園の碑からでした。
この碑は1737年(元文2年)建立されたもので、
飛鳥山の由来を記したもので難解な漢文であるため、
江戸時代は読めない碑として知られていたという。
八代将軍徳川吉宗の命によって桜が植えられ、
飛鳥山が江戸時代に名所になったことを称え、
吉宗の事績を顕彰碑として「飛鳥山碑」が建てられたという。
次は、「醸造試験場跡地公園」です。
ここにはかつて旧醸造試験場第一工場があったところでです。
芝生公園が広がり向こうに煉瓦建物が残っています。
そこから赤ちゃんのお寺・正受院を巡って、
石神井川の遊歩道、音無緑地の吊り橋など渡り、
もみじ緑地の金剛寺を経て、赤煉瓦の建物に出ました。
旧陸軍施設を活用した北区の中央図書館です。
北区には戦前、陸軍の軍事施設・軍需工場があったところで、
戦後は民間活用に転用されて、この図書館もその一つだという。
このあと、急な三平坂を下り「名主の滝公園」に入りました。
「名主の滝」を始め4っつの滝がある回遊公園となっている。
安政年間に王子村の名主「畑野孫八」が自邸に開いたのが始まり。
隣には石段の上に「王子稲荷神社」が鎮座していました。
境内は幼稚園になっていて、子どもたちの歓声が響いていました。
関東稲荷総社の格式を持ち大晦日、狐が初詣をする言い伝えがあります。
最後は大きな鳥居のある王子神社。
珍しい髪の祖神を祀る関神社もあります。
音無親水公園の橋の上でガイドを終了しました。
今回ガイドを務めてくださった方々の一生懸命な案内と、
この地に暮らす誇りと街への愛情が強く感じられました。
折角のご案内にもかかわらず、雑駁の記録でスイマセン。
それにしても坂の多い道筋で、生活の不便が忍ばれます。
地図上で地名だけは旧知であっても行ってみて、
実情を知らない街の様子を知ること興味深いです。