たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

緑陰の白拍子、ヒトリシズカ・一人静に吹く風

2017-04-26 10:45:24 | 花とつぶやき

何時も徘徊で通る自然公園の、
丘の一角にこの花の群生地があります。



義経の恋人・静御前の亡霊の舞姿にたとえらる「二人静」同様に、
高木の下草の中にパラパラと、儚げに咲いています。
夜来の風の残りが撫ぜるように渡っていきました。

 

以前に比べ、分布範囲は広がったようですが、
群生の株が小さくなったようです。
ほかの植物に埋もれて目立ちません。



たにしが初めて知った「二人静」は、
名古屋時代に食べた両口屋是清の銘菓だった。



ハナイカダも同公園へのアプローチにあり、
知る人ぞ知る一角です。