当地を始め、関東地方のサクラは満開から散り始めています。
晴れていたら、サクラ舞い散るお花見サンデーでしたが、
あいにく、夜来の雨が終日やみませんでした。
先日、公民館サークルの同人たちと、
サクラ街路樹で有名な商店街を歩いてきました。
このサクラの道は「日本の道100選」にもなっていて、
最盛期にはサクラのトンネルにもなって有名でした。
街路ができて50年超、サクラは大樹・古木になって、
大きくなった枝は商店街や住人、道路事情で切り落とされてしまった。
サクラ並木すっかり寂しくなって、街の活気も失われいるようでした。
幹から直接、サクラの花が着いている状態がたくさんありました。
太い幹に張り付いたように、あるいは小枝に並んで着いています。
同じような花の姿は自宅周辺の古木にも見られます。
なんとなく健気に頑張っているみたいです。
盛り花の本流に対して意地を張っているようにも思えます。
「私たちの姿を見てよ」という主張を感じます。
そうした花を「胴吹き桜」「幹桜」と呼ぶのだという。
老古木や枝を切られて樹勢が衰えてくると根が弱って、
吸い上げた水を木の上まで運ぶのが難しくなるので、
根元や幹から花芽を出して、なんとか生き延びようとするのだという。
しっかりと幹から芽ぶき、花を咲かせている様は、
どこか健気で、生命力の逞しさが感じられますね。
雨にも負けず、花の盛り残っています。
もうしばらく散り際のサクラを楽しめそうです。ご同輩。