見晴らしの良い展望台ですることは

　
三寒四温とはよくいったもので、ひと雨ごとに春を感じさせてくれる3月の初め。奈良盆地を見渡せる展望台は、矢田丘陵、国見峠。松尾寺から矢田寺へのハイキング道、尾根沿い。
　


ここで貸し切り状態で盛り上がっているおじさんたち、うつむいているけれど縁台将棋ではありません、作りつけのベンチの上には、ワンカップがごろごろしていて、野宴中。

「ちょっと景色を見せていただきたいのですが。」と、展望台に近づくと、かぐわしい日本酒の香り。かなり出来上がっています、このグループ♪～首からかけた手拭いには「松尾山、厄除け参り」、有り難い参詣にきて、こちらで一杯となったみたい。
　
「やあやあ、（ハイキングを）邪魔してごめんね。」と上機嫌のおじさんたちから、「これ、ひとつ食べて行って。」と、柿の葉寿司をちょうだいしました。展望台に上がり込んで、野宴を邪魔したのはわたしの方だけれど。でも、ここで座り込んでは宴会のコンパニオンになってしまう～、先を急ぐわけではないけれど、まだまだハイキングは続きます。
　


手のひらに載せてもらった柿の葉寿司、おじさんたちにお礼を言いながら、ふたたび山道へ。小高いその場所で野宴していても、冷えを感じない、そんな寒さの緩んだ昼下がり。これから季節はどんどん良くなります、自然の中で食べるお弁当、特別なものでなくても美味しさ格別。


見知らぬ人と盛り上がるのは洋の東西を問わず：
★どうやらワタクシ、マドモワゼル、道行きの人からよく飲み物や食べ物を振る舞われるみたい、雪のなかの野宴はこちらから。ルーマニアでのこと。

★こちらは新緑の季節のブカレスト、公園で順番待ちをしている間にもビールで盛り上がります、ここから。

★意図的に出かけて行ったところで、ルーマニアの大衆紙によるこんなヤラセもありました、でもハッピ～。


注意喚起：
一般的には、見知らぬ人から飲食物をすすめられても口にしてはいけません。特にその土地に不慣れな旅行者とみられると、睡眠薬強盗などが横行しているから。美味しそうな一杯でも、自己責任で受けましょう。
　
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