ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ブカレスト地下鉄空港線

2010-01-15 | ルーマニアの新聞記事より

 
これぞ誇れる明報、ブカレストの国際空港までの地下鉄新線建設に、日本のODAとして315百万ユーロの出資。円借款という形で行われることが決まり、駐ルーマニア・日本国特命全権大使雨宮夏雄氏がルーマニアの運輸省大臣ラドゥ・バルチェスク氏に伝えたという記事。EU加盟を果たしたルーマニアに対して、最後のODAとなります。
 
「外国資本による地下鉄空港新線」とタイトルされたこの記事によると、ビクトリア広場からのヘンリーコアンダ空港(旧称オトペニ空港)までの19キロのうち、12キロを地下で、それ以降は地上戦として結ぶというもの。
 
この構想以上の具体的な着工予定は未定ながら、最近のルーマニアのことなので期待以上に早くやってくれるかも?
 
ブカレスト市東部の地下鉄新線が開通したのが2008年初冬。このときは新線部分だけのピストン運転で開業。将来的には市の中心部~西の端まで直通になるよ、といっていたら次の夏には見事直通開始。この東部の地下鉄新線は社会主義の時代に計画・着工され、その後の政変で頓挫していたもの。工事休止期間を含めると実に20年以上かかっていたけれど、直通運転開始は予想以上に早かったです。

道路工事も早くにやってのけました。ブカレスト市北部、アウレル・ブライク空港(一般名称バネッサ空港)手前の交通渋滞を避けるための地下立体交差。2009年末に完成、といっていたものが、1ヶ月以上も前倒しして開通。外溝工事などを残していたものの、いち早く車を通し、渋滞も解消。クリスマスのバカンスに余裕で間に合ったのです。
 
・・・私たちが国際線に乗り遅れる、という痛恨のミスをしてしまったのもこの交通渋滞のせい。ブカレスト北部に国際空港が二つあるのはいいことだけれど、そこまでの公共交通手段がバスのみ、というのもネックでした。昨秋に近くまで国鉄が開通しているけれど、最終的にはバスに乗り継ぎ空港にアプローチするというもの。
 
とにかく、期待大。マイダーリンも「これで日本からたくさん観光客が来るといいね。」、まだ誰も日本の友達が訪ねてきてくれていないので、ちょっと寂しい思いをしているマドモワゼルです。日本からルーマニアへの直行便が無いのもネックかな~。

ちょっと難しい言葉:
ODA(official development assistance) とは
政府開発援助。開発途上国の経済開発や福祉の向上を目的として、先進国政府が実施する無償資金協力、技術協力、国連諸機関や国際金融機関などへの出資・拠出(以上「贈与」)ならびに条件(金利、返済期間、据置期間)の緩い政府借款のこと。

円借款→借款(loan)とは
一般に国際間の長期資金の貸借をさす。旧来の国際通貨基金(IMF)方式国際収支表では1年を超える資金の貸借をいい、外国への貸付(対外資産)と外国からの借入(対外負債)とに分けられていた。また貸借の主体によって政府部門と民間部門とに分類されていた。1996年以降の新しいIMF方式国際収支表では、資本取引の長期、短期の区分がなくなり、投資収支のその他投資項目のなかの貸付・借入に含まれているが、国際間の長期資金の貸借というその意味に変わりはない。

二項目ともYahoo!百科事典より抜粋。トップページはこちらから。




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