ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

新年を祝うソルコヴァ

2010-01-02 | ルーマニア・ブカレストの日常

 
新年を楽しませてくれる子供たちのイベント、「Sorcova」(ソルコヴァ)、手に手に飾り物を持って、周りを取り囲んで歌ってくれます。元はといえば、これもまた雪深いモルドヴァからの伝統行事。
 


この飾り物だけは新年のためのもの。クリスマスと兼用ではありません。ソルコヴァを手にしながら、マイダーリンも子供のころに歌って廻ったそうです。

Sorcova Vesela,
Ca un măr, ca un păr,
Ca un fir de tramuafir,
Tare ca piatra,
Iute ca săgetara,
Tare ca fierul fier,
Iute ca oţelul, La Amul si la mulţi ani,

(ソルコヴァ、わっしょい!
リンゴのように、髪の毛のように、鋼鉄のように。
石のように硬く、矢のように鋭く、
はがねのように硬くて、鋼鉄のように強いんだ、
新年おめでとう!)
 


モルドヴァでのお正月、子供たちはこのようにソルコヴァを手に、歌いながら各家を廻ります。今は「おひねり」(=お小遣い)をもらえるのが一般的、でも、ダーリンが子供のころは、もっぱらコヴリッジ(=少し大きめのプリッツエル)やリンゴをもらうのが習慣だったそうです。
 
上のルーマニア語歌詞は、マイダーリンより~「昔はよく歌ったんだけど、もう、忘れちゃったよ。」と言いながら綴ってくれたもの。
 
今よりもずっと雪が積もっていたモルドヴァで過ごしたダーリンの子供時代、それでも新年の晴れた日には、ソルコヴァを片手に雪を踏みしめ、ご近所を廻るのが楽しみだったそうです。
 
12月中旬に降った雪はほぼ姿を消し、通常の寒さに戻ったルーマニア。残念ながら雨が降ったりして少し天気が良くない元旦でした。とはいえ、大晦日に盛り上がるのが通常、新年を迎えるパーティはあちこちで盛大。その余波で、元旦はみんなで寝正月~。街区は驚くほどひっそり、静かな年明けです。
 
私達も大晦日の花火を見に行ったあと友人宅で過ごし、家に帰ったのが4時過ぎ。すっかり寝正月。「一年の計は元旦にあり。」は、たぶん、ルーマニアにはあらざる言い習わし。 

//


  ランニング部門⇔⇔⇔にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑