ご心配をおかけいたしました、ワタクシ、マドモワゼル・ヒロコの穏やかならぬ発言、飛行機から下ろされかけるほどの暴言とは・・・?
夏の初めの頃のある日、ルーマニアへ飛ぶ格安航空会社の便の出発が、1時間以上遅れました。搭乗ゲート前ロビーで待っても、待っても・・・私たちが乗る予定の飛行機がなかなかやってこないのです。
この間、出発便の予定を示す案内板にも、何の表示も無し。ほかの行き先への便が、15分遅れ、とか30分遅れ、というのは表示されていたけれど、私たちの便の予定出発時刻をはるかに廻っても、何の案内も無し。もちろん場内アナウンスも無し。
1時間以上待って、やっと搭乗口に飛行機がやってきて、乗り込むことになりました。
これだけ遅れたのはなぜ?~せめてそれだけでも聞きたいです、「何故この飛行機は遅れたのですか?」~搭乗ゲートの係員に尋ねると、「私たちは、この飛行機会社の者ではないからわかりません。」
では、飛行機に乗り込むときに、CA(またはフライト・アテンダント、客室乗務員)に尋ねてみることに。
乗り込む乗客の前方が詰まっていたので、タラップのところで尋ねてみました。
「これは、飛行機会社の責任ではありません、空港が混雑して、管制塔からの指示を待っていたのです。」
「搭乗口では、何も案内がありませんでした、ただ待っていただけでした。」と言うと、
「あなた、この飛行機に乗るのですか、乗らないのですか、遅れたのが不満なら降りることも出来ます。私たちは急いでいます。早く扉を閉めなくてはなりません。」と、いきなり頭にツノを立てたような口調で・・・
飛行機が遅れた原因を尋ねること、って、飛行機から降りろと言われるくらいの暴言だったの?別に彼女の仕事ぶりにクレームをつけたわけでも無し??
このCAの逆上にはちょっとびっくり。きっと彼女も、自分の仕事時間が長引くことになってイライラしていたのだと思うけど・・・(時刻表どおりに運行できないことにイライラしていたのではない、と思います、たぶん・・・ルーマニア人の場合)
機内でも「出発が遅れまして申し訳ございません。」の挨拶は無し。「申し訳ございません。」と言うと、航空会社の責任になるからかな?
というわけで、ルーマニアでは一般的に日本のような丁寧さ満載のサービスやトークはありません。機内販売ワゴンを押しながら客席を廻ってくるCAも、仕事をしているだけで、丁寧さや笑顔は無し。
格安航空会社のサービスには期待していないけれど、CAの接客トーク、これくらいはもうちょっと何とかしてもらいたいもので・・・。(格安会社だから、経費節減のためにCAの教育にも余りお金をかけていないのかも・・?接客の教育を受けたとしても、個人の意識で行動する人も多いルーマニア人?)
いずれにせよ、この国で日本並みの接客態度は期待できません。そしてこれがこの国の特徴と言えば特徴。
特筆すべきはこの間、ほかのルーマニア人客たちは?マイダーリンをはじめ、ごくおとなしく待っていました。1時間以上遅れて搭乗が始まったときにも、文句も言わず普通に乗り込んで行きます。飛行機の遅延はクレームにならないようです。遅れても当たり前、という感覚のようで・・。
ひとつ経験になりました、この国では、ただじっと待つだけの忍耐力も必要。とりあえず飛行機に乗せてもらえて一安心したマドモワゼルでした。
一番上の写真はイメージ。こんなふうなタラップを上がったところでのCAとの問答でした。どの格安航空会社、とは申しませんが・・・機体にかかれた固有名詞を一部切り取り加工しています。
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