ルーマニアの宗教は、オルトドックスと呼ばれるルーマニア正教。キリスト教の教派のひとつ、東方正教会に属する教派（英語名"Orthodox"＝オーソドックス）。キリストや聖書に描かれた聖人たちを象徴として描かれた絵「イコン」がとても重要なモチーフ。
本来イコンは、正教会の洗礼を受けたイコン画家によって描かれるものですが、子供たちの情操教育にも取り入れられています。学校で普段から「あなたの神を書いてごらん。」と絵筆を持つ時間が設けられ、子供たちは日常生活の中で見知っているイエス・キリストや聖母マリアを描いていきます。
サマースクールに参加中の子供たちは、野外で拾い集めた小石に自分たちの神様を描きました。一番上の写真はとても上手、画家先生の作品。子供たちも小さい手を動かしてがんばります。
子供たちの心の中の神、いつも身近に居るのは赤ちゃんの頃に洗礼を受けたオルトドックスの聖人たち。「思い浮かべてごらん。」と言われて思い出すのも、これらの聖人たち。オルトドックスという宗教がルーマニア人の心のよりどころになっているのが判ります。
子供たちのサマースクールはブラショフ近郊のこんな山の中で。3学年にまたがり、のびのびと楽しみました。
注：ルーマニアの宗教
宗教は、正教会の一派ルーマニア正教会が87%、プロテスタントが6%、カトリックが5%など（Wikipediaより）。
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