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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



昨日の記事に続いてハッカチョウの飛行写真と一緒に鳥の首の骨(頸椎)について最近読んだ本から紹介しましょう・・・<・・・>が本の引用部

<ハッカチョウなど首が短く見える種を含め、鳥類は体のほとんどすべての場所にクチバシが届く柔軟な首を持っている>

<飛翔能力維持のため、鳥にとって羽毛を常にフレッシュな状態に留め置くことは極めて重要で、クチバシが届かない部分が体の中に広くできてしまうのは大問題となる>

そこで<体の中で最も可動性の高い首を伸ばし、かつ柔軟にして背中や尻にもクチバシが届くよう進化した>

<哺乳類の場合首の骨(頸椎)は(一部の例外を除き)常に7個。人間、キリン、ゾウも同じで、骨1個の長さが変わるだけ>

<一方、鳥類では必要に応じて頸椎の数を増やすよう進化した>

<鳥類の頸椎数はセキセイインコ12個、ニワトリ14個、ガン・カモ類14~25個、ハクチョウ25個と哺乳類の2~3倍もある>

<この頸椎数のお陰で、どんな鳥も真後ろを含めたあらゆる方向に首を自在に曲げることができる>

<鳥のクチバシが届かない自身の後頭部などは親しい相手に羽繕いしてもらい、それが鳥の重要なコミュニケーションとなっている>

参考文献「鳥を知識る」細川博昭著



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