先週、マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴーを見てきましたので紹介しましょう。
本編のマンマ・ミーア!は、2008年にイギリス、アメリカ、スウェーデンが共同製作(2009年1月に日本公開・このブログでも紹介)ちょうど10年後に続編(ヒア・ウィー・ゴー)が公開されたことになります。
10年前の本編は、製作費5,200万ドル(当時のレートなら49億円)に対し、興行収入6億680万ドル(576億円・何と11.8倍)と、同年の『タイタニック』をしのぎ、イギリス史上最高ヒット作品となっているので2匹目のドジョウを狙ったのでしょう。
今回の続編は、本編の主役ドナ(メリル・ストリープ・続編ではリリー・ジェームズ)が大学卒業後に冒険旅行に出かけ、3人の男性と関係を持つに至った状況を説明するところからスタートします。
ドナの娘役アマンダ・サイフリッド(下の写真中央)を含め、10年前のキャストは、ほとんど出演していますが、皆さんパワフルで10年の歳月を感じません。ミュージカル映画なので、スウェーデンの音楽グループABBAの曲を歌うシーンが次々と展開しますが、どの役者の歌唱力も抜群でした。
今回の続編には、ホテル支配人役アンディ・ガルシア(62歳)と、ドナの祖母役シェール(72歳・下の写真)が登場。やはりオーラがありましたね。
特にオーシャンズ11に出演していたアンディ・ガルシアが、品格のある重厚な演技をしていたので、迂闊にも最初は本人であると気が付きませんでした。
脇を固める女優、ターニャ役(クリスティーン・バランスキー66歳)、ロージー役(ジュリー・ウォルターズ68歳)の二人も、10年前と変わらない若々しさで、見終わった後に元気が出てきました。
またドナと関係のあった男優のハリー役(コリン・ファース57歳)、ビル役(ステラン・スカルスガルド67歳)、サム役(ピアース・ブロスナン65歳)も年相応の存在感があり、60歳以上の世代にぜひ見て欲しい映画でした。