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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



暴力団は任侠団体と自称していますが、任侠とは暴政に対する対抗や無法地帯における庶民を守る行為のことでした。任侠団体と自称する暴力団への取締は厳しくなっていますが、その消滅は難しいようです。元山口組幹部の著書から暴力団は無くならないという説をメジロの写真と一緒に紹介しましょう。<・・・・>が著書からの引用

2012年の暴力団対策法の改正で<大きい企業や名の通ったところは(暴力団との付き合いはもう)無理ですわ。ただしゼネコンは別。(税金を使った)公共工事には必ずヤクザが絡んどるから>税金を使った事業には政治家や官僚・地元のボスなどが裏で絡んでいるということでしょう。

<大きい工事になればなるほど(地元対策・近隣対策などでの捌きが必要となり)ヤクザ抜きではできんから。とはいえ、ゼネコンも、もう表だってはヤクザと付き合われへん>

<だから(ゼネコンとヤクザとの)間に誰かをたてて、裏で(迷惑料の支払いなど金銭の)交渉をやっとるんですよ>

<一般の人は今でもヤクザが芸能界等の裏で幅利かせると思っとるが、それは昔の話で、名古屋のK会なんか、ここ数年ビルを買ってテナントで儲けるというやり方に切り替えとる>

<K会が不動産売買やテナントビル経営ができるのは、T(元K会組長)らに資金力があったからですわ。(超大型公共工事だった)中部国際空港の埋め立て工事でグッスリ儲けよったからね(中略)>

<山口組は五代目(渡辺芳則組長)の時代に大きくなり過ぎたんですわ。ヤクザというのは所詮「日陰者」。社会の片隅に生き、表に出んから、付き合ってくれる堅気さんもおるわけで、それが道の真ん中を肩で風切って歩くんを、世間は許してくれんのです>

<山口組三代目(田岡組長)の時代は(暴力団の組長で)大金持っている人なんかおらなんだ。それが俺が(16年間の)懲役からでてきた頃(1996年)にはみんなバブルで大金持ちですわ>

<山口組もえらい変わってしもうたなあって思いましたわ。そのうち世間様から総スカンを食らうと思いましたよ>著者は懲役16年を乗り切るために1年間を1か月(16年は、僅か1年4か月)と考えて精神の安定を保っていたそうですが、すごい精神力ですね。

つづく

参考文献:鎮魂 さらば、愛しの山口組 盛力健児著



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