さて、今年も隠岐への里帰りのため大阪から鳥取県境港駅までやってきました。
この長いボーディングブリッジを通って船に乗り込みますが、少し時間があったので正面の建物の中にある「船と港の展示室」に立ち寄ってみました。
隠岐汽船チケットカウンターのある1階から、エスカレーターで2階に上がると、そこが展示室です。奥が乗船ブリッジへの通路となっています。
内部には、境港の歴史がパネルで展示してあり、奥には、逆さになった日本地図が掲示されていました。
現在韓国が占領している島根県隠岐郡竹島は、日本の大陸棚の先にあり、竹島と韓国領鬱陵島との間には、何と水深2000m以上もの深い海溝が横たわっているのです。
海洋地政学的に見れば日本領ですが、戦後の一時期、強引に設定された李承晩ラインが竹島を韓国領としたため、今では多くの韓国人が韓国領土と考えているようです。さてこちらは船の展示スペースです。
船に興味のある人には、かなり見ごたえのある展示がしてありました。
帆船から汽船への変遷。
今から60年前に就航したユナイテッドステーツ(5万3千トン)のスピードは、時速66キロ、境港から隠岐まで73分。水中翼船レインボーより4分遅いだけという事実には驚きました。
それにしても、フェリーしらしまのスピード、時速35キロは、遅い。