御堂筋、南御堂の隣には、日本を代表する総合商社、伊藤忠商事の大阪本社ビルがあります。
伊藤忠の前身となる紅忠は、1872年(139年前)に御堂筋からほど近い場所(本町)で創立したことを、以前このブログで紹介したことがあります。南御堂の境内から見た伊藤忠本社ビル
その伊藤忠商事は、大阪本社をこの8月にJR大阪駅北側に完成した「ノースゲートビルディング」へ移転すると発表しています。御堂筋に面した入り口
ノースゲートビルディングのオフィス部分は、27階から14階までですが、その27階から20階までの8フロアが伊藤忠大阪本社となるようです。御堂筋の歩道。
情報通信などオフィス環境を整備するのが狙いということですが、139年間拠点を置き続けた大阪本町から離れるのは寂しい限りです。本社ビルの正面
本社ビルの最上部にある伊藤忠のロゴマークも、近いうちに撤去されるのでしょうね。
移転するノースゲートビルは、12階にスポーツジム、11階に12スクリーンのシネマ、その下に三越伊勢丹、ルクアなどのショッピング街があり、オフィス環境だけでなく社員の利便性も大幅に向上しそうです。(少し前までビルの外壁に伊藤忠のロゴマークはありませんでした)
時代を先取りする総合商社として、大阪のオフィス街の中心が本町から梅田に移りつつあることを行動で示したということかもしれません。(ノースゲートビル最上部に最近掲示された伊藤忠のロゴ)
大阪駅の中央改札からビルの入り口まで、僅か数10mというノースゲートビルディングは、これから新しいオフィスビルが次々完成したとしても、最高の場所にあると言えると思います。