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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



大阪市内にある長居植物園、蓮池については先月このブログで紹介しましたが、ハスの開花も進んでいるのではと思い、天気はあまり良くなかったですがチョット出かけてみました。



地下鉄長居駅から長居公園に出てみると、さすがに蒸し暑く、汗が噴出してきましたが、とりあえず東に向かって歩き、7,8分で長居植物園に到着しました。



入り口でチケットを買おうと思ってよく見ると、7月18日から8月26日まで、植物園と自然史博物館は無料と掲示してあります。



これは大阪市の「子供が元気、大阪が元気キャンペーン」に協力して実施されているそうで、天王寺動物園、天王寺公園、科学館、なにわの海の時空館も無料と書いてありました。



さて、正門から植物園にはいると、大勢の高齢アマチュアカメラマンが、望遠レンズのついたカメラを蓮池に向けていました。



高齢カメラマンの持っているカメラは、高級デジタル一眼レフカメラが多く、望遠レンズはかなり高価なので、今の日本の高齢者がかなり裕福であることが判ります。



今回は、とりあえず蓮池を左回りに一周してみましたが、すでに開花が終わり、蜂の巣のような花托だけになってしまっている株が多かったようです。



それでも、かなりのハスの花が満開となっていて、中にはまだ蕾もみることができました。



インド原産というハスは、蕾の段階ではピンク色をしていますが、開花が進むと白が強くなり、中心部分が黄金色になるようです。



古代インドのヒンドゥー教では、泥から生えて気高く咲く花や、大きく広がり水を弾く葉の姿が、俗世の欲にまみれず清らかに生きることの象徴とされていたそうです。



このイメージは仏教にも継承され、極楽浄土の象徴とされたため、蓮華をかたどった台座に仏像を乗せたり、厨子の扉の内側に蓮華の彫刻を施したりしています。



また、死後に極楽浄土に往生し、同じ蓮花の上に生まれ変わって身を託すという思想があることから「一蓮托生」という言葉の語源になっているそうです。


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