野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



広州事務所で事務を担当していたRさんは26歳の女性であるが武漢大学の日本語学科を出ている。


日本語のレベルは高く、日本人と話しているのと勘違いするほど、ビジネス文章の翻訳も上手である。

仕事に対する姿勢も意欲的で早朝から深夜までいやな顔をせずに良く働いていた。

一度、日本から武漢工科大学出身の中国人エンジニアP君が出張してきたのでRさんも武漢出身で武漢大学を出ているよといったら、ヘー優秀ですねえと尊敬するような目つきであった。

その時に武漢大学はかなりの難関大学らしいということが判ったのである。

今日のニュースで中国科学評価研究センターから中国の大学の総合競争力ランキングというものが発表となった。

外国語研究など 人文社会科学研究面の上位10大学は、北京大学、中国人民大学、北京師範大学、武漢大学、復旦大学、南開大学、浙江大学、南京大学、中山大学、華東師範大学ということなので武漢は中国第4位にランキングされていた。

人口10倍の中国での第4位ということであれば武漢大は東大よりも偏差値は高いのではないかと思う。

私の中国語の家庭教師をお願いしている高君は今回発表のランキングでは中国第9位、中山大学日本語学科の学生であるが、高君の同級生のトップは中国人民大学に入ったという。

今回の発表を見ると人文社会科学総合第2位にランキングされている中国人民大学であるが、経済学と法学はそれぞれ学科別で北京大学を上回る第一位となっている。

高君によれば中国人民大学の経済学、法学部は日本の東大のように中国のエリ-ト官僚を養成する中国最難関の大学という話である。

但し人口比で判断すればその難易度は東大の10倍、恐らく世界でもトップの難関大学いうことかも知れない。

一方、科学技術の開発競争力ランキングの上位10大学は、清華大学、北京大学、上海交通大学、浙江大学、復旦大学、南京大学、華中科技大学、西安交通大学、中国科学技術大学、武漢大学の順らしい。

理科系では清華大学が北京大学よりも上位のトップにランキングされている。

一度ある田舎の開発委員会でパットしない50代の課長級の人と食事をしたら清華大学出身ですと言っていた。

現在、中国の地方開発をリードする官僚は皆若返り、その開発委員会でも幹部は若い人ばかりであった。

文化大革命の混乱の中で大学を卒業した50代から上の世代は、文革を経験しなかった若い世代の下で今や冷や飯を食っているというのがどうも実情らしい。

中国では50代から上の世代は毛沢東の文化大革命の影響で学歴があっても認められずに今も苦しんでいるというのが実情らしい。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )