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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



ゴールデンウイークの休みに入ったので世界文化遺産に登録された京都の17寺院のひとつ御室の仁和寺まで出かけてみた。


阪急梅田から四条大宮へ、さらに京福電鉄に乗って帷子ノ辻駅へ、そこでもう一度乗り換えてやっと御室駅到着である。

古風な御室駅から1644年に建立された重要文化財、仁和寺の山門の二王門までは歩いて3分。

この山門は知恩院、南禅寺と並ぶ京都の三大山門ということで、両側に二体の仁王像を配置した巨大な門である。

中に入ると広大な境内があり金堂まで続く参道の途中、中門まで歩き振り返ると二王門が美しい。

中門の左が御室桜の桜園で、桜の木がすべて低いのが特徴である。

御室の桜はお多福桜とも呼ばれるがその理由は「わたしゃお多福 御室の桜 はなはひくても 人が好く」という歌からきているらしい。

御室桜の起源は平安時代に遡るといわれるが、応仁の乱で一度焦土となっている。

3代将軍家光の時代になって境内の一画に桜を植樹したのが現在の桜の起源となったという。

御室桜の背の低い特徴は土質によるものとされ、品種は有明など十数種約二百株大正13年に名勝に指定されている。

ゴールデンウイークに入ったこの日、すでにお多福桜は終わって葉桜であったがその代わり参道のそばのツツジが満開であった。

一番奥にある金堂は徳川家光が桃山時代の旧京都御所の紫宸殿を移築したもので、国宝である。

金堂に向かう参道の右に1644年に創建された高さ36mの五重塔があり、各層の屋根の大きさがあまり変わらないのが特徴という重要文化財である。

金堂に向かう参道の左には観音堂がありこれも重要文化財で、観音堂の横に遅咲きの八重桜がかろうじて残っていた。

観音堂の奥、金堂の左には江戸時代に京都御所の清涼殿の材で建築された檜皮葺の屋根が美しい宗祖弘法大師の御影堂があり、前の御影堂中門と共に重要文化財に指定されている。

参道の両側のモミジの新緑が美しかったが、なんとこの時期に紅葉している珍しいモミジを見つけた。

御室駅から帷子ノ辻駅まで出て、丁度昼時だったので駅に近い「味庵でいただきBAJU」というけったいな名前のレストランでチャーシュー丼セット680円を食べて帰る。




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