遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



    なにから書いたらいいだろう。語りについて突発的発作のように今回の記事を書くに至った由来.....わたしは悩んでいた。いくつかのことが頭を去らなかった。会のHPを管理するだけでなく 立ち上げることになって ベリットさんのおはなし会もきっかけであったが 語りとはなにか改めてつきつめてみたい その足がかりがなければ前に進みがたいという思いが強くなった。それで やむにやまれず LTTAやRADAに参加してみた。 考えた。 櫻井美紀さんが会報に書いたことの意味がはじめてことばだけでなく身体でわかったのである。 いままでおぼろげに感じていた語りについてのさまざまなことが身体でも解かり始めた。 そして書いているうちに語り(ストーリーテリング)の未来への展望とそこに続く道が パノラマのように俯瞰してかつ全体的に見えてきた(ように思う)。



    ベン・ハガーティさんの論文について書いたことを取り上げていただいたことが拍車をかけた。自由な立場でものが言えるうちに書いてしまおうと ばたばたの1週間がはじまった。とりあえず長い旅のふたつ目の一里塚といったところである。

    伝えるということはむつかしい。ブログで書いたことがたとえば 本から覚えた語りを全否定された...というように伝わってしまう。また批評だけしていると思われてしまう。わたしは一字一句覚える語りがいけないとは言っていない。そのような語りはわたしのレパートリーのなかにもある。ただ ストーリーテリングはしぐさをしてはいけないとか民話はいけないとか そういう禁止をするのであれば 他の方法もあるということ、世界と日本に太古から伝わるストーリーテリングの歴史と世界の語りの実情を知らせたうえにしてほしいと東京子ども図書館や図書館のストーリーテリングの講座の指導者にお願いしたいのだ。

    語り(ストーリーテリング)の世界が どれほど深く広く 魅惑とサプライズと感動に満ちているか知ってほしいのだ。ひとりの人間の世界観はじつはその目線の巾によるのである。あなたが世界はこうだ 語りはこうだと思い、感じていることが あなたの世界や語りの大きさになる。万一あなたが語り(ストーリーテリング)を読書教育と考えるなら それだけのものは あなたの手に還る。仲間と楽しむのが目的であれば それをあなたは受け取るだろう。...しかしもっと首をあげ 目を瞠れば もっと広大な景色が目に映り もっと深い喜びがあなたの内から湧き上がるだろう。もうご存知かも知れないが もっと腕を拡げてみませんか?


    多様な語り手が多様な語りをめざしている、それが語り手たちの会である。語り手たちの会は都市で地方で語り本来のちいさな場所をまもり 実際に語りつづけている語り手 もしくは読み聞かせの方々と 語りについて希望を抱いている方々(たぶん)のゆるやかな集まりである。(そのビジョンは目的はどれだけ会員に浸透しているだろう)そしてそれだけでなく世界の語り手と連携し、民俗学会とも また教育界などとも 連携しまたはその可能性を有する団体である。その可能性を失ってはならない。語り手たちの会には良心がある。 聳える二本の柱がある。けれども上る階段がない。階段とまでいかなくとも梯子をかけられたら みんなの手で たくさんの手で。考えることによって 語ることによって つなぐことによって。
 

    わたしは語り手である。幼稚園や学校だけでなく HPやブログでも語りについて 生きることについてつれづれに考えたこと 感じたこと 伝えたいことを語りつづけてきた。語ることの芯には語るひとの人生がある。語りと生は綯われた縄のようなものである。だからいい語り、ひとの心に響く語りをするには 一生懸命生きることがいちばんの近道なのだ。幾度もいうがスキルではない、上手い下手ではない。ちいさな場所でつづけること。

    今までブログに書いてきたことを私自身が語り手としてすべて身につけているかというとそうではない。それはほんものの語り手になりたいという夢への地図のようなものである。 これからはその地図をたどりながら語ってゆく 語りながら修正し体系化し 自分の語り手としての成熟を目線に置きながら 語りを拡げるため 初心者でもすぐ語れるような方法を考えてゆこうとと思う。ゆっくり ゆっくり 待ちながら 生活のなかで。 

    ブログはこのまま残して続けるが 語りについてまたその実践のようすは9月になったらぼつぼつミクシィに移動しようと思う。語りはいいものだ 温めあって 清めあえる、 いのちとともにあって いのちを磨いてゆける....ともに語りについて考えていきたい方 ともかく覗いてみようと思う方はどうぞ おいでください。







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    櫻の会第三回おはなし会(タイトル未定)のあらましが決まりましたので
ご連絡します。

   日時  平成18年12月3日 (日)
    
       午後6時30分 開演

   場所  名曲喫茶ミニヨン(荻窪駅南口徒歩3分)
  
   チケット1500円(香り高いコーヒーとクッキー)

   定員  45名

   参加  自由(申し訳ありませんがお子さまはご遠慮ください)

   語り手 櫻井美紀 野田とし子 高橋裕美 森 洋子

   プログラム  「序  章」  他

   お申し込みは各語り手か 下記アドレスまでお願いします。



   luca401@mail.goo.ne.jp




コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )



«    アント...   永   遠 »
 
コメント
 
 
 
Unknown (HIKO)
2006-08-28 23:42:58
12月にお話会をされるんですね。応援しています。LUCAさんに出会ってストーリーテリングに少しでも触れられて良かったです。
 
 
 
HIKOくん!! (luca)
2006-08-29 06:27:04
HIKOさん ってあの金沢でいっしょだったHIKOくん!?

見ていてくれたんだ おばさんはうれしい!



金曜日 300人劇場に行ってイランさんやニックやみえこさんに会いました。あやさんも来ていた。こちらは若者ばかりで最終日のせいもあって すごい熱気だった。



HIKOくん フレーシャーズでもモスでも

いいから会いたいなぁ それから 語り

聞きにきてね。



コメント ありがとう!!



追伸



いい写真がある できたら送りたいです。



 
 
 
あのHIKOです (HIKO)
2006-09-18 21:21:02
しばらく遠くに住んでいて投稿が遅れました。また、どこかで会いたいですね。もう、すっかり秋の風が吹いていますね。
 
 
 
秋はすこしさみしい (luca)
2006-09-20 13:03:49
今夜 携帯するかも....

24日 は荻窪に行きます。

....どこなら会いやすいの?
 
 
 
でも秋が舞台の映画は好き (HIKO)
2006-09-22 18:52:24
24日は、房総へお墓参りへ行く予定です。

どこでも会いに行きますよ。E-MAILも変わっていないのでたまにメール交換しましょう。
 
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