いや!
まだ大丈夫だろう!

それほど重整備にはならないと思って入院してもらったんだが、精密検査を進めると色々と出てくるなぁ
まずはお漏らしをやめてもらいたかったので、怪しいと思われるオイルシールを集中攻撃!

クラッチのプッシュロッド部分のオイルシールがお漏らししてる。

プッシュロッドの錆や傷は少なかったので、軽く研磨して逆に突っ込んだ。

ここだけ交換してもメリットは少ないので、お約束でオイルシールを一式交換した。

最近良く遭遇するんだけど、この子もスプロケットの固定ナットが緩くなっている。
ロックワッシャで固定されているので外れはしないけど、回り止めの溝が磨耗するから注意しないとね!
オイルシールは、微妙に手前に出てきている程度で、簡単には外れなかった。

「なんたらかんたら」って言う、セミトランジスタキットが付いているので、ポイント付近に不思議な部品が
追加されている。

整備内容のひとつが、ステムベアリング。
納車してすぐに来店していただいたんだが、とにかくステムベアリングの劣化がひどかった。
よくある「コクッ!」と言うレベルではなく、とにかく重い!
トップブリッジをはずしてみると、手で動かすのが大変なくらいに重かった。
このナットが心配になるほど硬く締め付けられている。

外してしまえば、グリスは残っているので錆っぽくはないけどね。

三叉側(一番下)のボールレースには、こんなに派手な傷(凹み?)があった。
なんでこんなになっちゃうんだろうか?

すべて交換!
組み上げる前にブレーキキャリパーを確認!
う~ん
スライドピン部分がまったく動かない・・・
これぢゃぁ、ブレーキとして機能しない・・・
効きは半分以下だと思うけど、そういう問題ではないか?

それほどひどい錆ではないけど、抜けなかった・・・
久しぶりに苦労した・・・(いつもか?)

とりあえず各部をクリーニングしてグリスアップ!
これで効きもよくなるかなぁ
そう言えば、ブレーキパッドもオイルまみれに見えるんだよなぁ

見てはいけないものを見てしまったような・・・