知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

尖閣諸島のビデオ流出事件の決着

2011-01-23 08:02:41 | 行政
沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出事件が決着しました。
東京地検は1月21日、国家公務員法(守秘義務)違反容疑で書類送検された一色正春・元海上保安官(44)を不起訴(起訴猶予)処分としたました。

東京地検は流出映像について、刑事事件の証拠であり、同法の「秘密」に当たると認定。
これは常識的な判断だと言えます。
しかし、海上保安庁の映像管理が不十分で入手は偶発的なことや、利益目的ではないことなどから、犯行は悪質ではないと判断。
地検もやはりここで起訴すると世論が騒ぐと考えたのでしょう。

東京地検によると、一色元保安官は動機について「衝突事件の状況を広く一般社会に知ってもらいたかった」と説明。
「軽率だった」と反省していたそうです。
結果的に依願退職となり、それ相応の経済的な礎を失ったのですから、今回の行為は事実は軽率だったと言えるかも知れません。
しかし、情報を隠蔽している実を世間に知らしめたことは意味があったと思います。

秘密は秘密です。これを漏らしてはいけないのが公務員です。
クビになればただの人。

選挙にも出られますよね…?

統一地方選にでも出れば、良い結果が出るでしょう。