知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

朝鮮紀行 講談社学術文庫

2011-01-14 00:59:59 | 文化
朝鮮紀行 (講談社学術文庫) (文庫)についてさる方の評価を引用

この書を読むと、当時の朝鮮が日本人を嫌悪していたことがよく分かります。
文化的に優れていると思いこむことで、日本を倭国と卑下しつつも、
事実として日本が優れた国力を保持していることを否定できなかったということでしょう。
イザベラ・バードは、当時の行幸の様子を客観的な目で語り、評価しています。
行幸では、古風な現実的でないいでたちで高級官僚が行列をつくり、これに対して
朝鮮の官僚は行幸のいでたちのままで国を守ることを使命とされていると嘲笑します。
また、日清戦争を挟んで、清国兵が蛮行に及んだことに比較して日本兵がいかに紳士的であったのか、
それでも清国兵以上に日本兵に嫌悪感を憶える朝鮮民衆の姿を第三者の目から冷静に語っています。
韓国における反日という感情を正確に理解するためには、
日本が韓国を併合した以前の朝鮮そのものを外国人の目を通して眺めることが必要です。
本書は、その模範解答といえるものでしょう。

この評価に引かれて読んでみたのですが、非常に面白い内容でした。
やはり朝鮮の人々が元々日本人に対して優越感を保持していたような節を感じます。

朝鮮に対してほとんど最低の評価をしているイザベラバードです。
さすがに韓国では、内容が改ざんされて発行されているそうです。
まぁ、読めば分かります。